コロナショックの影響は毎日のように様々な場所で浮彫になっており、なかでも株式市場はもうメチャクチャな状態で、ありとあらゆる株が投げ売りされ、もはや収拾がつかないような状態になってしまっている。
そんな中でも、超人気優待株であり高配当株である日本航空ことJALの株が物凄い勢いで下がっており、何と配当利回りは約4.5%のところになるまで売り込まれているのだ。
JALは高配当株であること以上に、その優待制度が人気の株なので、それがある程度株価の下支えになるかと思われていたのだが、見事にそんなことお構いなしに圧倒的な株価暴落により株価が崩壊状態になってしまっているのだ。
JALの株価は、すでに2013年ころの株価に近づきつつあり、今後どこまで株価が下落するのかが注目されている。
JALのPBRはすでに0.6倍台まで下落してしまっており、バリュー株的な側面からも相当魅力的な状態になっているのだが、コロナショックにより各国で移動制限が設けられ、航空会社の業績が明確に悪化しつつあることから、多くの投資家たちが投資することに二の足を踏んでいる。
それどころか、圧倒的に下落する株価を見て恐怖を感じているくらいだ。
JALの株価はすでに下がりまくっているわけだが、果たして最近の高値である約4000円の半値まで株価が下落するのかという点についてだが、さらにコロナショックによる株価の下落が深刻化すれば、それもあり得るだろう。
というのも、すでにJALの株価は2300円台まで下落してしまっており、2000円まではカウントダウン状態だからだ。
JALの現在の配当利回りは4.6%程度となっており、平時では信じられないほど高利回りな状態となっているが、これはあくまでも表面上の利回りで、今後コロナショックによる顧客の激減などが業績を直撃すれば、減配は避けられないような状況になるだろう。
コロナショックにより影響を大きく受ける産業は、製造業、観光業、航空業だと思うのだが、今後一体どれくらいの影響が出るのかは本当に未知数だ。
そういった意味では、コロナショックで株価が安くなり、買ってみたい気持ちは出てくるのだが中々JAL株を買おうという気持ちにはならないというのが正直なところだ。
今後、さらに株価が下落して配当利回りがさらに上がったとしても、恐らくは同じ意見の投資家たちが多いだろう。
それほど、現在のJAL株の下落は凄まじいものなのだ。
さて、現在大混乱しているのは株式市場だけではなく、連日のニュースを見ていれば分かるように、様々な産業に影響が出始めている。
例えば、イベントの中止を政府が呼びかけたことにより、多くのイベントが中止となり、何と日本のプロ野球までもが開催延期を発表している。
日本のプロ野球が開催時期を延期するなど、まさに前代未聞級の出来事なのだが、北海道のバス会社などでは廃業を考えたり、ドライバーを解雇するような動きも出てきている。
また、ホテルもガラガラで、以前までであれば人でいっぱいだったホテルが値段も下がり人もいない、といった感じで壊滅的な打撃を受けている。
このような状況が続けば、日本国内は本当にリーマンショック後並みの不況に襲われる可能性が高く、多くの人々が恐怖している状態だ。
これは、株価が上がった下がったというレベルの問題ではなく、リアルに実体経済に影響が出ているような状況なので本当にマズい。
アメリカではトランプ大統領が給与減税を検討しているようだが、日本でも減税などなんらかの措置を取る必要があるだろう。
最も望ましいのは消費税を下げることなのだが、それはおそらくしないんだろうね...。
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