トランプ大統領が欧州からの人の入国を30日間制限すると発表し、とうとうというか、ついに米国株の本格的な崩壊が始まった感がある。
NYダウはここまで連日連夜暴落と暴騰を繰り返していたが、ついにサーキットブレーカーが発動するほど株価が暴落し、そこからさらに1000ドル超の下げを記録するなど、もはや誰も手がつけれない状態だ。
それに伴って様々な種類の株が暴落しているのだが、米国の連続増配株でさえ例外ではなく、高配当株もろども暴落につぐ暴落で株価が下落しまくっている。
代表的な銘柄を挙げるとすれば、それは何といっても原油市場の低迷により株価が崩壊してしまったエクソンモービルで、現在の配当利回りは8%を突破する水準にまで上昇してしまっている。
ほかにも、各種高配当株の株価は下記の通りとなっている。
・コカ・コーラ:3.1%
・ジョンソン・エンド・ジョンソン:2.8%
・エクソンモービル:8.2%
・IBM:5.4%
・ペプシコ:2.94%
・AT&T:6%
このような感じで、エクソンモービルを除き最近は株価が比較的好調だった株まで株価が大きく下落し、配当利回りが上昇しているような状況なのだ。
米国株が下落している要因は、何といっても現在進行形で深刻化していコロナウイルスの問題が全く解決のめどが立たないどころか、むしろ悪化しているような状態にある。
トランプ大統領が欧州からの「人」の動きを制限すると発表していたが、今後さらに「人」や「物」の動きが制限されてくると、経済が完全に停滞してしまう可能性が非常に高い。
その場合、真っ先に影響を受けるのは将来の企業業績を価格に反映する株式市場で、現在はアルゴリズムの動きも相まって、株式市場は実体経済に先駆けて完全クラッシュの様相を呈してきている。
今この記事を書いている現在、すでにNYダウ先物は1000ドル以上下落しており、もしも取引時間内に1000ドル以上下落してしまえば、もはや前代未聞どころの話ではなくなってしまう。
それくらい、最近の米国株の値動きは激しいのだが、最近はもはや配当金もクソもなく徹底的に株が売られまくっているので、もしかしたら信じられないくらい配当利回りが高い株が出現するかもしれない。
すでに、石油企業であるBPなんかは、配当利回りが9%以上にまで上昇しているからね。
まさに、米国株式市場はパニック状態に陥っており、誰もが株を投げ売りしているような状態なのだ。
今この記事を書いている現在、NYダウは1600ドル超下落しており、まさかの2度目のサーキットブレーカーが発動しかねないような勢いだ。
米国の株式市場がここまで速攻で崩壊するなんて、恐らくは誰も考えてはいなかったかもしれないが、今まさに完全崩壊が目の前で起こっているのだ。
つい最近までは29000ドルを超え、3万ドルを突破する勢いだった米国株の勢いがこんな形で一気に幕切れを迎えてしまうなんて、恐らくは誰も予測なんてできなかっただろう。
そのため、恐らくはさらに株価が下がる展開も頭の中に入れておかねばいけないのだろうが、投資家にとってはこれは悪いことばかりではない。
というのも、米国の株式市場はここ10年で株価が上昇し過ぎ、中にはPERが天文学的な数字になっても「割安」と判断され、投資したくてもできない株がかなりの数になっていた。
ETFにしても、QQQなんかは割高すぎて買えなくなっていたのだが、これで個人投資家たちもかなり投資がしやすくなるに違いない。
間違いがないのは、長期的な目線で米国株が上昇していくと考えるのであれば、NYダウが29000ドルの時に株を買うより、20000ドルで買った方がリターンは大きくなるし、15000ドルで買った方がもっとリターンが大きくなるということだ。
なので、自分自身のリスク許容度に応じた資金を投資していた投資家にとっては、むしろ喜ばしい場面がやってくるかもしれないね。
ちなみに...今、たぶんサーキットブレーカー発動しました。
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