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【米国株】配当金をもたらしてくれる高配当な米国株のペプシコとIBMの違い

配当金が振り込まれているのを見ると、インカム資産の良さをつくづくと実感することになるのだが、本日、いちごホテルリートから配当金が振り込まれているのを見て、やはり心が和んだ。

しかし、今現在日本株ポートフォリオの方は壊滅状態で、悲惨なことになっている。マジでなんやねん...日本株3%近い含み損になってんねんけど。

一方で、米国株の方は好調で、ペプシコの含み益が30%に迫る状況となっている。

「やっぱり米国株やのう...」

おいらのような無能な投資家は、あれこれ考えずに基本右肩上がりの米国株を買っておくべきなのだと、しみじみと実感した。

ただ、クソに見える日本株であっても、いちごホテルリートはすでに最初に買ったときからの保有期間が1年半程度となっているため(1度追加買いあり)、7%程度は現金として回収済みだ。

最近、自分はキャピタルゲインを追求出来るほどの才能がないことはよく分かったので、本気でインカムゲイン目的だけの戦略に切り替えようかと思っている。

ほんまにビビるほど個別株投資の才能がなさすぎやからね...笑。

ただ、米国株であれ、日本株であれ、インカムゲイン目的の資産であっても、注意すべき点はやはりある。

配当金目的の投資の際、どういったことに注意すればいいかというと、ずばりそれは「その企業に配当金を支払い続ける力があるか?」という点だ。

ペプシコの株価が80年代以来、過去最高を記録したらしいが、それは北米事業が回復してきており、業績に安定感が出てきたからだ。

一方で、IBMは配当利回り4%超という高配当株だが、直近で発表した業績がまたまた悪く、株価は春の風物詩のごとく安定の下落を演じている。

ただ、高配当株の場合はあくまでも配当金が目的なので、きちんと配当金さえ支払ってくれたら問題はない。

まあ、実際は株価が下がると凹むんだけど、基本的にはそう考えて投資をした方が楽だ。

しかし、株価が下がっている原因が、「高配当株が配当金を減額する恐れがある」というケースは要注意だ。

これは何度も書いていることだが、自分自身がこのケースは本当にヤバいことになると思っている。

先日、おいらが投資をしていた三機サービスが1日で15%超の暴落を演じていたが、同じくらい株価が下がることだってある。

そうなった場合、計り知れないショックに襲われ、場合によっては保有している高配当株すべてに疑心暗鬼な気持ちとなってしまう可能性すらある。

IBMは、今のところは過去の遺産でお金を稼ぐ力、つまりは強力なキャッシュフローがきちんとあるので、投資家たちにきちんと配当金を支払ってくれる可能性が高い。

ウォーレン・バフェットがかつてIBMに投資をしていたのも、確か強力なキャッシュフローに基づく手厚い株主還元に魅力を感じたからだった。

しかし、その後あんまりにもIBMの業績の低迷具合がエグいので、バフェットはIBM株を見限ってしまった。

そんなIBMだが、おいらを含めて日本人の米国株投資家には結構人気の高配当株だ。

IBMは日本でも知名度があるし、ワトソン等の新技術でも有名なので、「いつかは爆発してくれる...」という期待を抱かせるんだろうね。

だが、実際はピーターリンチが1980年代に命名したように、IBMは「永遠の不発弾状態」となっている。

ただ、配当金目的の投資の場合、投資家の目的は「配当金」なわけだから、配当金の原資となる利益を稼ぎ続ける企業であれば安心して株を保有しておくことが出来る。

一方で、利益を稼ぎ出すことが出来なくなる可能性のある企業の株の場合、投資家は安心して保有し続けることは難しい。

なので、業績があまり宜しくない高配当株の場合は、その影響が一過性によるものなのかどうなのかを判断し、保有を継続するのかを決定する必要がある。

高配当株投資の場合、恐らく押さえておくべき一番のポイントは以上の通りだと思っている。

別に配当金を支払い続けてくれるのなら、上下に20%程度振れ幅があっても全然大丈夫なのだが、配当金を支払ってくれないことが確定すると、株価の低迷がエグいうえに、中々回復もしてくれないからね。

それにしても、配当金を受け取る度に思うのだが、やはり株式と現金は完全に別種の金融資産だ。

現金には、「いつでも消費活動に使え、円換算やドル換算では資産の毀損がない」という特徴がある。

そのため、保有しているリスクというのは、インフレ率などを考慮しても、ここ日本では株式よりも相当低いと言えるだろう。

ただ、株式の場合は保有しているだけで「配当金」を支払ってくれる。つまり、金が金を生み出すシステムだ。

おいらは、株式投資を始めた初期の頃、「バビロンの大富豪」という投資の名著をで利息に関する記述を読んで、「これはマジですげえ」と興奮した。

バビロンの大富豪に登場する大富豪が説くには、「年利5%程度が見込める投資を続ければ、気が付いた時には金持ちになっている」とのことだった。

年利5%の利益が、さらに年利5%の利益を生み、気が付いた時には福利効果であり得ない額の資産を築かれているというロジックだ。

実際には、無配のグロース株のほうが内部で再投資をしてくれ、その結果株価が爆発的に伸びるケースがあるので、そっちの方が効率的だという意見もある。

グーグルやアマゾン、それからネットフリックスなんかがそうだね。

しかし、それは確かに正しいのだが、保有しているだけで「現金」を生み出してくれる資産を持っている状態は、非常に心強いというのも事実だ。

例えば、自分が会社を首になったとして、その時に100万円程度の配当収入があれば、気持ち的にかなり余裕が出るだろう。

「まあ、あと200万程度をバイトかブログで稼いで何とか生活出来るだろう」

そんな気持にもなれるかもしれない。

おいらは、投資ブログで「今月も配当金受け取りました」という感じの記事を見るのが結構好きだ。

なんかね、夢があっていいよね。普通なら財布から出ていくばかりの現金が、何もしていないのにポッケに入ってくるんだからね。

配当金目的の投資であれば、腰を据えてどっしりと構えて取り組むことが出来るので、そういった意味でも長期投資とは非常に相性がいいのかもしれないね。

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