新型コロナショックの第一波により、ここ日本の株式市場は大暴落してしまったわけだが、その後は株価が回復してもう2万円台まで値を戻そうとしている。
その一方で、大ダメージを食らってしまった日本のJリートたちについては株価の戻りが鈍く、いまだに配当利回りが表面上は10%を超える銘柄も存在している。
Jリートは不動産から得られる利益を得る権利を証券化した金融商品で、個人投資家でも少ない資金で不動産に間接的に投資が出来る金融商品として非常に人気がある投資対象だ。
Jリートに投資をする場合、投資家は東証に上場している銘柄を買えばいいだけで、不動産の集客や修繕などに走り回る必要もないし、固定資産税などの税金の支払いに追われることはない。
それらの作業はJリートを運営している企業がやってくれるので、投資家はJリートを保有して分配金を受取っているだけでいいのだ。
しかも、Jリートは非常に高配当なケースが多く、「定期的な安定収入」を好む日本人に好かれやすい投資対象だと言っていいだろう。
しかし、新型コロナショックによって高配当なJリートを取り巻く環境は激変してしまっている。
ところで、現在原油価格が大暴落していることを知っているだろうか?
原油の主要取引所であるWTI取引所において、原油価格が1バレル20ドルを下回る水準まで大暴落してしまったことからも分かる通り、すでに原油価格の下落に歯止めが利かなくなってしまっている。
それが意味するところは、すでに市場は経済の燃料ともいうべき原油の実需要が激減していくことを予言している、ということだ。
原油は工場や自動車など、様々な経済を回す仕組みや商品を動かすために必要な資源なのだが、その需要が激減するということは、それつまり世界中で経済活動がストップするということだ。
それは新型コロナウイルスの蔓延によって人々が世界中で引きこもり、経済が完全ストップしそうな状態になっている状況下においては、むしろ健全だともいえるような状態なのだが、一方で日本の株式市場は不気味なほど実体経済を反映していない。
高配当で人気のJリートにしても、今の現状を考えればもっと下がってもいいはずなのだが、一度下がってからは株価の下落はまだ限定的だと言っていい。
というのも、Jリートの収入源は家賃収入や賃料収入なのだが、今現在コロナによって日本経済はメチャクチャに破壊されてしまっており、今後は下落圧力がかかる可能性が高い。
すでに、米国などの海外ではレントストライキなるムーブメントが起きているので、Jリートが保有する不動産も無傷ではいられないはずなのだが、まだまだリーマンショック後のような惨状には至っていないのだ。
さて、今現在、日本の実体経済はコロナショックのせいでメチャクチャな状態になってしまっており、もはや先の見通しが立たないような状況になってしまっているわけだが、今後はどうなっていくのだろうか?
今現在ここ日本では緊急事態宣言が発令されていることもあり、そもそも人が外に出ないようになってしまっているため、「お金」が経済を全く循環しない状態になってしまっている。
そのため、多くの企業の業績が悪化しまくり、すでにデフォルトする企業も出てきてしまっている。
現在のような状態はこれまで日本が体感したことがないもので、この状態に対する正しい経済的対処策が何かということについては、これから模索していかないといけないような状況だ。
個人的には、とにかく「人」と「物」が移動できるような状態に戻らないと、この先経済が崩壊してしまうと考えているので、何とかコロナに対する有効な解決策が打ち出されることを祈っている。
まあ、もはやこれは自粛して祈るくらいしか出来ないような状態だと言えるね...。
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