高配当株のよさは、放置しておいても配当金を支払ってくれるところで、自分が保有しているユニゾHDもそんな高配当株のひとつだ。
ユニゾHDは不動産事業を展開する会社で、メガバンクOBを役員に据えている強みでガンガン融資を引いて不動産を買いまくっており、最近はホテル事業も強化していた。
しかし、あまりにも莫大な負債を抱えているためと、不動産を買いまくるために無慈悲に増資をしまくっていたことから投資家に人気がなく、万年割安株状態だった。
ユニゾHDは配当利回り3.6%を超える高配当株で、先月も証券口座に配当金を振り込んでくれていた。また、株主優待制度も設けていて、ホテルの優待券も先日届いたところだった。
そんなユニゾHDだが、以前届いていた事業報告書の株主構成を記載しているページを見て、「?」と思った。
というのも、筆頭株主のところに旅行代理店で有名なHISの名前があったからだ。
「TOBするのか?」
一瞬そう思ったのだが、株価は一瞬反応しただけで、その後またユニゾHDの株価は低迷していた。
そして本日、夕方頃にスマホでふとネットニュースを見た時だった。
「ま、まつりじゃあああああああああああ!!!!」
思わず、会社のトイレで叫んでしまった。
なんと、HISがユニゾHDをTOBすることを発表していたのだ。
HISがユニゾHDをTOBすると発表したことから、なんとユニゾHDの株価は1日で20%も爆上げし、本日の値上がりランキング2位になっていた。
そして、PTS価格は現在さらに20%爆上げしており、2800円台で推移している。
PTSは参加者が少ないのであまり参考にはならないが、とにかくユニゾHDの株価は突然爆上げしはじめたのだ。
ちなみに、TOBとは株式の公開買い付けのことだ。
例えば、A企業がB企業を買収する際に、B企業が「A企業に買われたくない」と言ったとする。
しかし、A企業はB企業の株式を大量に取得して経営権を取得したいので、株式市場で「○○○○円でB企業の株を買います」と一般の投資家たちにアナウンスして、株式を買い集める。
この際にA企業が提示する買値にはプレミアが乗るため、TOBが発表された場合には、買われる方のB社の株価は上昇する可能性が極めて高い。
一方で、買収する側のA社の株価は巨額の買収費用を嫌気した投資家たちに売られて下がる場合が多い。
今回のケースでも、HISの株価はユニゾHDとは対照的に4%超下落している。
ユニゾHDの公開買い付け価格は3100円なので、順当にいけば吾輩は投資額に対して約50%の利益を得ることが出来ることになる。
今年の年初に下記の記事で書いた通り、いつかは自分もTOBの爆上げを体験してみたいと思っていたが、こんなに早くお相伴に預かれるとは...。
ついに、わてにも運が戻ってきたか...。
ユニゾHDの爆上げを見て思ったのだが、やはり高配当株は放置するに限る。
昨年も、同じく高配当株のアサヒHD(ビールではなくてリサイクル企業の方)が配当性向を50%に上げることを発表して1日で20%の爆上げを記録していたが、たまにこういうことがあるからね...。
こういうイレギュラーなのは予測は不可能だが、配当金を継続して支払ってくれそうな企業の株を保有していれば配当金は入ってくるわけだから別に株価が上がらなくても悪くはない。
ユニゾHDも下記の記事で書いた通りTOBを期待して保有していたわけではなく、事業内容と配当利回り、それから優待で上がりそうかなと思って保有していただけだからね。
高配当株のいいところは、業績が傾いている場合は別として、例え株価が下がったとしても配当金という代表的な不労所得を継続して支払ってくれるところだ。
Jリートにしてもそうだが、株価は上がったり下がったりするが、着実に配当金は支払ってくれるので、結果的にはちょこちょこ売ったりせず保有し続けて今のところは吉となっている。
逆に、KDDIは安値で買えたのに下手に動いて売ってしまったせいで利益は確保できたが、放置していたら今頃配当金と優待品をもらえたうえ、さらに株価は上昇していた。
なので、個人的にはもう高配当株は買ったらできるだけ放置しておいて、割安感がなくなったら売却するという方針でいこうと思う。
日本株の高配当株は米国株投資家からは嫌煙されがちだが、きちんと銘柄を選べば案外ポートフォリオに加えるのも悪くはないように思う。
株価が下がっている理由や事業環境等の情報が入手しやすいので、割安かどうかの判断がつきやすい気がするからね。
今買おうと思って株価を見ている銘柄も、もう少ししたら高配当株になるので、そうなったら買ってみようと思う。
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