高配当株への投資は、日本の個人投資家にも非常に人気があり、現金で配当金というインカムゲインをコツコツと得られる投資方法は、株雑誌などでも度々取り上げられて高い支持を得ている投資方法だ。
配当金は自然と湧き出てくる蜂蜜のようなもので、投資家たちは高配当株から湧き出してくる不労所得である配当金を受け取るたびに笑顔になるものだ。
というのも、通常我々サラリーマンに代表される労働者たちは、汗水流して必死で働き、ようやく現金という給与所得を得ることが出来るのだが、配当金の場合は何もしなくても手に入る所得なので、給与所得のようにストレスや苦痛を感じなくても手にすることが出来るからだ。
そのため、非常に多くのサラリーマン投資家たちが高配当株投資にチャレンジをするのだが、その場合成功する人と失敗する人に分かれる。
これはどのようなことでもそうなのだが、成功者がいればその裏には無数の失敗した者たちが存在しているのだ。
しかし、出来る限りは我々投資家は成功者の方にカテゴライズしたいし、実際そのために投資の勉強をしたり、投資情報を集めたりしているのだ。
ただ、平均的に高配当株投資で失敗する人の特徴というのは、やはりある。
これは自分も含めての話なのだが、高配当株投資を実践するうえにおいて、長期的な保有を前提に投資をすることが出来ない人というのは、かなりの確率で高配当株投資で失敗をする。
というのも、そもそもが高配当株投資というのは、長期的に配当金という株式から湧き出す蜂蜜のようなインカムゲインを得てそれを再投資することで理論的には成功するからだ。
なので、株を長期保有せずにすぐに売ってしまう人はあまり高配当株投資には向いていないかもしれない。
また、配当金を受け取るために配当性向を重視し、株価の上げ下げというよりもより冷静な観点でこの株は配当金をいつまで支払うことが出来るのか？ということを考えることが出来るのも、高配当株投資で成功する条件だ。
そのため、そういった予測を自分にせずに高配当株へ投資をした場合は、根拠が不明確なので株価が下がったら不安になって売ってしまったりといった行動を取ってしまう。
それでは前述したような配当金再投資は出来ないので、このケースに当てはまる人も高配当株への投資では成功しにくいだろう。
自分も高配当株は好きなのだが、株価が上がったら売ってしまったりするし、暴落をしたら狼狽売りをしたりしてしまうので、真の高配当株投資家とはいいがたい。
高配当株への投資については株雑誌などでよく紹介されているため、投資初心者の人も結構チャレンジしいたりするが、高配当株オンリーで投資をするのは結構難易度が高い。
というのも、高配当株には成長性の低い成熟産業に属する企業が多いので、あまり株価が上がらず、Amazonやアップルなどが爆上げしているのを指をくわえてみながらコツコツと配当金を積み上げていく必要がある。
そのような投資行動は非常に忍耐がいるので、個人的にはバリバリの高配当株投資家を目指すよりも、成長株や小型株、それにETFなども柔軟に取り入れながら運用をした方がストレスがないように思う。
これは個人の好みの問題なので、これが正しいと全くいうつもりはないが、様々なタイプの株式に触れておいた方が知識も深まるので、自分は今はこれがいいと思ってやっている。
今後は新型コロナショックの影響で、配当金を支払い続けられる高配当株を選別する難易度がより高まってくると思うので、なおさらこういった柔軟な考え方で高配当株投資に挑んだ方がいいだろうね。
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