最近、経済的独立を目指して株式からの配当金やクラウドファンディングでの利子収入を得ることにチャレンジする人が増えてきている。
配当金や利子収入は、その人自体は何もしなくても手に入る収入なので、これらの収入を得ている人は呼吸をしているだけでお金を手に入れていることになる。
そのため、これらの収入を最大化させていけば、やがては働かずして生活することが出来るようになるので、節約を徹底してそのレベルに到達するまで配当金や利子収入を生み出す先に投資をする、という取り組みをしている人が増えているのだ。
その背景には、米国で生まれたFIREムーブメントが大きく影響しているのだが、経済的独立を得て自分自身が本当に望むことだけをしていたい、という願望は人類すべてに共通している願望なのかもしれない。
考えてもみれば、ここ日本のサラリーマンたちが過ごしている、毎日満員電車に揺られ、夜遅くまで残業し、そして僅かばかりの給料のためにその生活を繰り返すという人生は、人間らしい生活とはほど遠い。
そういった事実に徐々に目が向けられるようになり、我が国日本でも経済的独立を目指す人が増え続けているのだ。
配当金や利子収入によって経済的独立を達成したら、いったいどのような状態になるのだろうか？
例えば、真っ青な海が広がる暖かい地域で毎日自分が好きなことをして暮らしている、海沿いのサイクリングロードをランニングすることを日課にしている、毎日8時間以上は寝る健康的な生活を送っている、などなど、事前に経済的独立を達成した後の生活をイメージしておくことは非常に重要だ。
というのも、イメージをきちんと作っておかないと、その生活を目指すモチベーションが保てず、途中で挫折してしまう可能性があるからだ。
自己啓発の元祖のようなナポレオン・ヒルがいう通り、「イメージは現実化する」ことが非常に多いので、きちんとイメージを作っておくことが重要だ。
もしもイメージが湧かず、湧いたとしてもなんとなく気持ち悪い感じがするのであれば、もしかしたらその人は今のサラリーマン生活に本当は愛着を持っている、というケースも考えられるからね。
ただ、大体の場合は自分が好きな景色や趣味、人などを組み合わせて自分が望む状態をイメージすれば、経済的独立を目指すモチベーションも上がるのではないだろうか。
サラリーマンをやりながら、経済的には極めて余裕がある状態、というイメージが心地よければ、それも目指すイメージとしては悪くはないだろう。
自分が望む配当金生活の状態が完成したら、次はその計画を達成するために愚直に計画を進めていくことが重要だ。
毎月資産を買うなら毎月、ボーナスが出るごとにするならそのタイミング、割安な資産が現れた時など、とにかく自分が決めたタイミングで資産を買い、インカムゲインを増やしていくことが重要だ。
そうするためには、もちろん貯蓄も重要な役割を果たすことになるので、節約をして規律ある支出を心がける必要がある。
そして、貯めた種銭で自分が決めたタイミングで資産を買い、どんどんインカムゲインを増やしていく。
そうした愚直な努力を続けた先に、初めて経済的自由が待っているのだ。
非常に単純な作業だが、そのぶん、根気がいるので事前に自分が「こうありたい」というイメージを作っておくことは非常に重要だろう。
大きな目標を達成している人は、見せていなくても大抵の場合はその裏で黙黙と単純作業に汗を流しているものなので、このプロセスを試してみるのも悪くはないと思うね。
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