配当利回り4%超の銘柄、エクソンモービルとIBMから配当金が振り込まれていたのを見て、改めて高配当株は保有していると株主である喜びを実感できる種類の株式だと思った。
というのも、自分は日本株で配当利回りの低いソフトバンクやホクリョウといった銘柄も保有しているのだが、これらの銘柄は保有している間に含み益が出ていればいいのだが、含み損状態だと非常に心が重たくなるからだ。
配当金は株主は何もしなくても自動的に入ってくる、理想的な種類の不労所得なので、高配当株の場合は株価が値下がりしていても業績に問題がなく配当金が入ってくるのであれば、保有していても「いつかは値を戻すだろう」といった感じで心が重くなることは少ない。
冒頭のエクソンモービルにしても、IBMにしても、自分が保有している期間は含み益状態の時もあれば含み損状態の時もあり、特に売ることはなく放置していたのだが、その間配当金はキチンと支払ってくれていた。
どちらの株も米国を代表するクソ株のように扱われてはいるのだが、こと配当金を支払い続けるという意味では優秀な企業のように思う。
最近は、先行きの不安からタバコ株が尋常じゃないくらい売りたたかれていて、非常に配当利回りが高くなっているのだが、石油株軍団も負けず劣らずで株価が低迷し、クソ株代表みたいな感じになっていた。
しかし、先日サウジアラビアの国営企業であるサウジアラコムの石油施設が無人ドローンによって攻撃を受けたことにより、世界中に関裕供給に対する不安が広がり、原油先物市場が大きく上昇した。
その影響もあって、石油株の株価も上昇するのではないかと予測されているのだが、現在のところは「ピクリ」と反応した程度で、石油先物市場ほどの反応は示していない。
これは毎度のことなのだが、石油先物市場は現物の将来価格を決定する市場なので、供給不安が広がれば大きく反発するのだが、石油株の場合は石油価格が上昇して業績がよくなる、という予測が追加で立たないと株価が上がらない。
そして、エクソンモービルほどの超巨大企業になると、ちょっとやそっと石油先物市場が上昇したくらいでは、株価に大きく反応しないのが実情だ。
今では衰退産業の雄くらいに思われているエクソンモービルだが、かつては時価総額で米国NO1だった時期もあるくらいのメガトン級の巨大企業だからね。
高配当株の場合は、株価が上昇せず保有する期間が長くなればなるほど、リターンに含まれる配当金の額も追加で増えていくので、高配当株が大きく上昇した時は非常に大きなリターンを得ることが出来る可能性が高い。
配当金は利回りで換算すると3~5%程度で高配当と言われ、キャピタルゲインに比べるとバカにされることも多いが、実際に高配当株を保有して売買をしていると、結構配当金のインパクトは大きいように思う。
というのも、数パーセントの配当金であっても再投資に使っていると複利の作用で徐々に増えていくスピードが増していくからだ。
なので、高配当株以外のグロース株などに投資している人であっても、業績などから見て明らかに売られすぎている高配当株をポートフォリオに加えるのは結構効果的な気がするね。
配当金が振り込まれると、株式市場全体が下落している時でも「僕は配当金もらってるからいいんだ」と、謎の開き直りも出来るからね。
まあ、なんやかんや、今回もエクソンモービルの株価は自分が売りたい90ドル台までは上昇はしないんだろうな...株価全然反応してないからね。
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