配当金を受け取ると、株主は不労所得というもののありがたみを深く感じるものなのだが、配当金はまさに純然たる不労所得だと言ってもいいキングオブ不労所得だ。
配当金は何もしなくても支払われる所得で、サラリーマンたちが汗と血を流しながら手に入れる労働所得とは全く別物の所得だ。
そんな不労所得を手に入れるためには、配当金をより多く支払ってくれる高配当株を買う方法が最も手っ取り早いのだが、一体いつそれらの株式を買うのがよいのだろうか?
投資家としては純然たる不労所得をより有利な条件で、より多く手に入れることを至上の喜びとしているケースが多いので、そういった条件で出来れば高配当株を買いたいものだ。
しかし、高配当株が上場している株式市場は機関投資家などのプロたちがしのぎを削っている市場なので、なかなか素人たちが有利な条件で株式を買うという幸運に恵まれることはない。
だけども、投資家である限りは有利な条件で株式を買い、のちのち大きなリターンを得たいと考えるのが通常だ。
この一見矛盾した考えを成立させる方法が、実は一つだけあるのではないかと最近考えている。
高配当株が配当金を支払うためには、業績が良好である必要がある。
というのも、配当金は企業が生み出す利益の中から生み出されるものなので、肝心の企業利益が悪化していると配当金も減額されてしまう可能性があるからだ。
そのため、高配当株を買う場合は出来る限り業績が良好が安定している企業の株を選ぶ必要がある。
しかし、そういった株式は一般的に市場からある程度の評価を得ているので、あまり大きく株価が下落することはない。
ただ、一つだけそういった株式たちが大きく下落するタイミングがある。
それは、株式市場全体が大きく下落するときだ。
つい先日まで、恒例の米中貿易戦争のせいで株式市場は下落していたが、そのおかげで多くの高配当株が下落していた。
配当利回り4~5%、中には7%もの高利回りを誇っている株式も多くあったのだが、そういった株式の中には明らかに株価が適正水準よりも下がっているものがあった。
そういった株を株価下落時に買っておけば、自然とその後のリターンは大きくなる。
ただ、こういったタイミングで株を買うのは勇気がいるので、結局はリスクを取った投資家が大きなリターンを得ることが出来るということだ。
配当金目的で株を買う場合、別に一気に株式を大量に買う必要はないと思う。
というのも、配当金目的で投資をする場合、将来的に手元に入ってく配当金の額を最大化することが重要なので、高い配当利回りの株式が現れたタイミングで買って長期保有するのが一番効率がよい。
そのためには、高い配当利回りの条件のよい株式が市場に現れたときに、きちんと買えるだけの資金を手元に置いておく必要がある。
2015年~2016年ころは配当利回りが3%程度でもかなり高配当な部類だったが、最近では普通に配当利回り4~5%の株式が現れている。
このように、市場全体の配当利回りも大きく変わるケースがあり、最近では企業が株主還元により積極的になっているので、常にチャンスは市場に転がっている。
なので、そういったチャンスが実際に訪れた際にきちんと株式を買えるように資金をある程度は手元に置いておくことが重要だと思う。
もちろん、毎月株式を大量に買うだけの収入があれば別だが、多くの人はそこまで多くの収入を得ていないケースの方が多いと思うので、ある程度株式を買えるだけの資金を手元に置いておくことは、やはり重要なのではないかと思う。
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