配当金生活を実現さえすれば、様々なことが可能となり、人生における選択肢がかなり豊富になってくる。
例えば、配当金で生活できるのであれば、わざわざ嫌な仕事でお金を稼がなくてもよくなるので、自分が好きな仕事で好きな時に稼ぐという働き方が可能となる。
最近、アメリカではFIREという生き方が若者たちの間で流行している。
FIREとは経済的独立を意味する造語で、数百万円の利子や配当金、家賃収入を生む資産(多くのケースでは数千万円分)を形成し、その収入を生活の土台とし、あとは自分が好きな働き方をしたりする生活のことを指す。
このようなムーブメントが生まれる背景には、通常我々労働者に用意されている「労働」というものが、実は人間らしい生活を阻害する最大の要因となっている可能性を示唆しているように思う。
でなければ、FIREというムーブメントがあそこまで大きくならず、皆が喜んで労働に勤しんでいるはずだからね。
心の底では現代型の労働に疲れ切っている人が、相当に多いと考えてもいいだろう。
配当金生活のメリットは、FIREという生き方に代表されるように、経済的な悩みから解放され、本当に自分らしい生活を送ることが出来るという点だろう。
配当金生活を送るためには、配当金を生み出す株式を大量に買い込まなくてはいけない。
そのため、株式を買うための資金がまず必要となってくる。
FIREを達成している人に多いパターンは、若いうちから節約を実施し、自身の目指す資産額を明確にした上で貯蓄に励むという形だ。
つまり、まずは勤勉に労働に勤しみ、出来るだけ出費を少なくして貯蓄をしてその貯蓄で資産を買うというシンプルな方法だ。
「なんだ、結局働かないといけないのか」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれないが、貯蓄目標額を明確にして労働に勤しむのはそんなに悪いことではない。
最悪なのは、自分が今何をしたいのか、どれだけ貯蓄をしたいのかを考えないままに消費をし続けながら労働者として働き続けることだ。
その状態が本当に楽しいのであれば問題ないと思うが、「毎日がしんどい」「この境遇から抜け出したい」と考えているケースでは、ある程度明確な資産額の目標を立てた方がいいだろう。
目標がない状態で人生を生きるということは、地図やコンパスなしで砂漠を歩いているのと同じだ。
そのため、最悪の場合は長年働いた結果、野垂れ死にも同然の状態で退職の日を迎えてしまう可能性すらある。
具体的には、貯金も資産も中途半端で訳の分からない状態で退職の日を迎えてしまうといった感じにね。
そうなってしまうと、取り返しがつかない場合が多いので、早めに貯蓄額や資産額の目標値は立てておくべきだろう。
前項で偉そうに書いたが、実は半分は自分自身に対して書いた言葉で、正直もっと早くから貯蓄額や資産額の目標値を立てておくべきだったと強く反省している。
というのも、コツコツ資産を築き上げていくという方法が、実は一番確実かつ素早く配当金生活に辿り着く方法だと思うからだ。
株式投資では株の売却益であるキャピタルゲインに注目が集まる場合が多いが、実は配当金が積み重なっていくことによる資産の増加効果もかなりインパクトがある。
同じように、貯金や資産の積み上げもコツコツと少しづつ頑張っていると、いつの間にか相当な額になっていることが多い。
大切なのは「長期間」地道に確実にコツコツと積み重ねていくことだ。
そのため、積み立て期間を長く取れる20代の内から取り組んでおいた方が、絶対的に有利なのだ。
そして、少しづつ株式を積み立てた場合はそれ自体が毎年のように配当金を生み、資産の増加を助けてくれる。
こう書くと簡単そうに見えるが、目標のない状態でこれを続けるのは結構難しい。
目標値が明確でないと、ある程度貯金が貯まった段階等で、何か大きなものを買ってしまったりする可能性があるからね。
そのため、出来るだけ早くから「貯金や資産の目標値」を明確にした上でコツコツとそれらを積み上げていくことが重要なのだ。
今年のGWは10連休だったが、テレビを見ていると日本各地の観光地なんかであり得ないほどの行列が出来ている光景がニュースで映し出されていた。
また、高速道路で物凄い渋滞で車がミニカーのように並んでいる様子も様々な局で映し出していた。
「GWがバラバラだったら、こうはならないだろうな」
それを見てシンプルにそう思ったのだが、皆が同じタイミングで休まなければ、あんな光景は起こりようがない。
しかし、勤め人であるサラリーマンが大多数を占めるここ日本では、大体の人が皆と同じタイミングで休む必要がある。
そのため、観光地や飲食店で行列に並んで疲れ切ってしまったり、不愉快な渋滞に巻き込まれてしんどい思いをする羽目になってしまう。
しかし、配当金生活をしていれば、別に人が大量に外に出るGWにわざわざ外に出掛けてそういった思いをすることはなくなる。
自分が好きな時に、好きな場所に出かけられるので、行列に並んで疲れたり、渋滞でしんどい思いをするGWに行動をしなくても済むのだ。
コツコツと資産形成に励んで配当金生活を完成させた場合、そういった「時間の自由」が手に入る。
「時間」というものは決してお金では買えない資産なので、その「時間」が自由になるという点が、配当金生活の最も大きなメリットだろうね。
株で夢をかなえよう
※GWの行列しんどかった、という方は下記のボタンを猛プッシュして欲しい!!また、渋滞も嫌だという方も猛プッシュを頼む!!それ以外の方は、押さなくてもいい。
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