Tポイントサービスとの提携を解消する企業が続出していることが、今年の4月頃ネット上で話題となっていたが、実際にドトールに行った際にTポイントの姿が消えていたのを見て、「Tポイントやばいな」と思った。
最近は楽天スーパーポイントが本当に猛威を振るっていて、様々な場所で楽天スーパーポイントを使用出来るようになってきている。
しかし、ポイントサービスの老舗であり、日本国内ではパイオニア的存在のTポイント側も手をこまねいているわけではなく、新しい企業との提携を進めていたりする。
その中の一つが、民泊サービスで有名なエアビーアンドビーとの提携だ。
エアビーアンドビーは日本各地の民泊業者と提携を結び、ネットを通じてユーザーに部屋を提供するサービスを展開している米国企業だ。
エアビーアンドビーは株式を非公開にしているのだが、2019年に上場する可能性があると囁かれている。
ただ、市場環境があまりよろしくないのと、業種は違うがウーバーテクノロジーの超大型IPOが失敗に終わったことなどから、2019年に上場するのはリスクもそれなりに伴う。
一方で、伸び盛りの企業なので、期待値の高い今のうちにIPOで上場を果たして巨額の資金を集めたいという思いもあるだろう。
なので、今年の上場はどうなのかな?という感じもするね。
Tポイントとエアビーアンドビーの提携内容は下記の通りとなっている。
・Airbnbで宿泊施設を予約すると、予約代金200円(税抜)ごとにTポイントが1ポイント貯まる
エアビーアンドビーがTポイントと提携する理由は、Tポイントが抱えている莫大な数のユーザーを顧客として取り込むことが期待できるからだ。
Tポイント側としては、民泊最大手企業と提携することで、Tポイントの活用範囲がひろがるので、メリットは大きいだろう。しかし、まだ貯めることが出来るだけで、エアビーアンドビーでTポイントを使用することは出来ないようだ。
しかし、民泊サービス自体は東京五輪が終わったあとも伸び続ける可能性があるので、提携先としては悪くない選択だろう。
Tポイントは今後、「利用範囲を広める」のと「チャージ出来る店舗を増やす」という取り組みをしていかないと、競合企業にシェアを侵食され続けてしまう可能性がある。
そのため、流行りのサービスを展開している企業との提携は非常に重要だと思う。
民泊は副業などで取り組んでいる人も増えているが、個人的にはまだまだ伸びしろのある事業だと思う。
というのも、地方都市なんかだと民泊施設が少ない場所もあり、そういった地域でホテルが満室になったり、土日に値段が異常に高騰することがあるので、民泊サービスが入り込む余地があると思うからだ。
また、民泊の場合は家族用に一軒家をユーザーに提供したりしており、ホテルでは満たせない外国人の家族連れ顧客等のニーズを満たすことが可能だ。
そんな民泊サービスで最も有名なエアビーアンドビーだが、世界中が豊かになるにつれて海外旅行に行く人は増えていき、そういった人たちの中には宿代を安価に済ませたい人々も多いので、今後もかなり伸びしろがある企業だと思う。
宿代は押さえて、食事やレジャー等にお金を使いたいという層も多いからね。
ただ、東京の民泊価格を見てみると、場所によってはホテルとさほど変わらない料金設定となっており、清掃料等の費用を含めるとあんまり安くはないように思う。
その場合は、多分、利便性の高いホテルでの宿泊を選択する人の方が多いのではないだろうか。
なので、やはり価格で差がつけられ、なおかつ観光客が多い地域で展開した方が儲かりそうな感じはするね。
まあ、実際にやったことはないので、適当な主観に基づく意見だが...。
最後に、Tポイントとは関係ないのだが、民泊事業者が潤うであろう東京五輪について、果たして無事に開催出来るのかという不安がある。
というのも、ただでさえ人が多い首都圏に大量の外国人観光客がなだれ込んできたら、交通網が止まってしまうのではないかと思うからだ。
それに、果たしてホテルなどの宿泊先が現状の供給量でそれらの観光客を吸収しきれるのかという疑問もある。
また、民泊などで供給できたとしても、今度はビジネスパーソンが東京に宿泊出来ないという事態にはならないのだろうか?
その辺は、実際にやってみれば全く大丈夫だった、という風になる可能性もあるのだろうが、なんとなく不安だ。
無事に開催されて、無事に閉会式を迎えてくれたらいいんだけどね...。
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