借金という言葉を聞いてポジティブなイメージを思い浮かべるのは、事業家か不動産投資家くらいで、ほとんどの人は消費者金融やカードローンなどのマイナスイメージを持っているケースが多いだろう。
消費者金融やカードローンは、気軽に利用できるので多くの人が利用しているのだが、そういった借金を利用するデメリットに注目している人は少ない。
というのも、それらの借金を利用すればするほど利息の額は膨らんでいき、最終的には家計が火の車になってしまう可能性がある。
消費者金融やカードローンといった借金は、非常に利息が高く設定されており、元本の支払いや利息の支払いが遅れてしまうと、雪だるま式に利息が増えていく可能性がある。
そして、利息すら返済するのが苦しい状態となってしまい、酸欠寸前の金魚状態になってしまって必死で借金を返済するためだけに生きている、という状態になってしまいかねない。
そういった状態になってしまうと、せっかくの人生が全く楽しくないものになってしまう可能性がある。
誰だって借金に追われて生活をするためだけに生きるのは避けたいはずなので、是が非でもそういった事態は回避する必要がある。
どうしても生活が苦しいという場合には止むを得ないケースもあるだろうが、自分の趣味やギャンブルなどのために消費者金融やカードローンを利用する人もかなり多い。
趣味やギャンブルにいったんハマってしまうと、ひたすらそれにお金を使いたくなってしまうケースも多く、それによって快楽を得られると、またその快楽を得たいのでお金を使ってしまうというサイクルに突入する。
そのサイクルに突入してしまうと、消費者金融やカードローンなどでお金を借り続ける状態になってしまい、場合によったら返済しきれなくなる可能性すらある。
そういった状態に陥らないためには、お金をきちんと「自己管理」することが重要だ。
自分が稼いだお金のうち、「使っていい額」の内で生活を成立させ、そもそも消費者金融やカードローンなどに頼らない状態を作ることが重要だ。
人間は、一度「枠」を決めると意外とその枠の中で生きるように適用するものなので、自分自身できちんと使っていい金額という「枠」を作ることは重要だ。
消費者金融やカードローンなどで借金をすると、不思議なことに「自分のお金」のように感じてしまう人も多い。
しかし、それは決して自分自身のお金などではなく、立派な借金なので借りると利息を返していかないといけなくなる。
そして、その利息なのだが、消費者金融やカードローンなどの利息は非常に小売りで10％程度になることもあるのだが、「10％なら問題ないっしょ、消費税と一緒だから」といった感じで軽く見る人もいる。
確かに、10％と聞くとなんとなく大したことがないとうに思えるかもしれないが、借金の利息が10％なのと、消費税が10％なのとでは全く種類が違う。
というのも、借金の利息の場合は一度返済が滞ってしまうと逆複利方式で借金が増えていくからだ。
投資をしている方なら分かると思うのだが、「複利」の力というのは非常に大きな力を持っており、元本をどんどん膨張させていく可能性があるからだ。
そのため、借金の利息が膨らみまくると借金元本自体が凄まじい速度で増えていき、最終的には自己破産するしかない、という状態に陥ってしまうのだ。
そういった状態に陥らないためには、前項で書いた通り「お金の自己管理」を徹底するしかない。
難しい、という人もいるかもしれないが、それで経済的破綻が避けられるのであれば、取り組んでみる価値はあるのではないだろうか。
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