「あの...僕...明日やめます」
「おま、明日て...」
「やめます」
こんな感じで入社して間もない新入社員が高速で退職するケースが増えており、企業を悩ませている。
以前までの日本では「石の上にも三年」という謎ルールが存在していたため、「3年はちゃんと続けてみろ...」と、上司が居酒屋でほろ苦い笑顔で言うと、たいがいの新人は思いとどまったものだ。
しかし、最近の超合理主義型新入社員たちにはオッサンたちのほろ苦い笑顔など逆効果で、「こんなオッサンになりたくない!!」と思われてさらに退職の意志を強固なものにされてしまう。
上司側としては新入社員にやめられたら困るので、色々手を変え品を変え引き取るのだが、ほとんどのケースでそれは失敗してしまう。
「もうちょっと頑張れば給料が上がる」
「この会社に勤めていれば将来安泰」
「この会社を辞めても行くとこなんかないぞ!!」
目の前にいるボロボロのサラリーマン上司からそう言われても、新入社員の意志はもちろん変わらない。
次の日には退職届をたたきつけて、外の世界へ羽ばたいていくのだ...。
しかし、いったいなぜ最近の若者は3年以内にやめまくってしまうのだろうか?
最近の新入社員が3年以内に転職する真の理由、それは、「労働人口が減少しているから」。
これに尽きる。
ここ日本では少子高齢化がどんどん加速しており、若者の数が劇的に減少している。そのため、どんどん労働者が高齢化していき、政府もそれに合わせて年金の支給時期を引き上げている。
このような状況下では若い労働者は奪い合いになってしまうに決まっている。
コロナ禍で求人倍率は下がっているが、転職先を探している人材が20代の若くてやる気のある人材であれば、企業側は喉から手が出るほど欲しがっているのが実際のところだ。
そんな若い労働者にとっては超売り手市場となっている現在において、オッサン上司のお涙頂戴引き留め演技など通用するわけがないのだ。
なぜなら、いくらでも行く先があるからだ。
ここから先は、自分的には結構リアルにこうなると思っている未来の話をしよう。
日本がこのままの勢いで超少子高齢化社会に突入していけば、もしかしたら今現在はリストラ対象とされている40代労働者ですら若手として扱われる時代がやってくるかもしれない。
例えば、
・部長80歳
・次長70歳
・課長50歳
・係長40歳
・平社員0人
という職場が普通になる可能性だってある。
なぜなら、若者の数が高齢者の数と比べて完全に逆ピラミッド状態となっており、同館が手も労働人口は今よりも減っていくからだ。
それが極限までいくと、企業は日本人で40代の労働者を確保することにすら苦労することになるかもしれない。
それに加えて、最近はフリーランスという生き方をする人が増えており、能力や才能がある若者たちの中には最初から企業に属さずにそいった選択肢を選ぶ人が増えている。
この傾向は先々まで続くと考えられるので、企業側とするとさらに若い労働者を確保することが困難な要因となってくることだろう。
そう考えると、もしかしたら我々の世代は年金など貰うこともなく、80歳まで働き続けて死ぬときは会社の机に突っ伏していた...なんていう最後を迎える人が続出するかもしれないね...。
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