貧困女子、という言葉をここ最近、よく耳にする。
女性の社会進出が進み続け、今や専業主婦という職業がレアになりつつある時代になってきているが、それに比例して一人で生計を立てる女性の数が増加している。
そういった女性の中には、生活費や趣味に使うお金などが収入を上回ってしまい、借金が膨らみ続ける人もいるらしい。
その場合、生活費であるならば致し方ないが、趣味や美容等にお金をつぎ込んでしまって借金生活に突入するという、最悪なパターンも形成されている。
男性の場合はギャンブル等が絡んでいるケースが多いが、女性の場合はどちらかといえば買い物や美容等に関連した出費により、借金が無限に膨らんでいくというパターンが多いように思う。
以前、この記事で銀行カードローンの使用目的の第2位に「レジャー等」が堂々ランキングしていたことを書いたが、そのパターンに陥ってしまうと最悪の場合は多重債務者になってしまったり、自己破産まで追い込まれてしまう可能性すらあるだろう。
「貧困女子」と聞くと、おいらは何となく気持ちが暗く沈んでしまう。
実際には、生物学的にもメンタル的にも女性の方が圧倒的に強いのだが、社会的な立場なんかを考えたり(最近はそうでもないか...)、刷り込まれたイメージから連想されたりする影響で、女性は「か弱い生き物」という感覚があるからだ。
ただ、これは女性の社会進出が進むと当然起こる現象で、女性の単身者が増えれば増えるほど、それに比例して貧困女子の数も当然増えていくだろう。
女性の場合も、一般的に美容やファッションや付き合いなど、男性と同じく社会で働いていると様々な出費をせざるを得ない場合が多い。
特に、美容やファッションなどは、凝り始めると際限がなく金が飛んでいく。
エアークローゼット等の服のレンタルサービスを使ったりして出費をコントロールする工夫をしている場合は別だが、欲望に駆られて出費を続けていると、気が付くと莫大な額の借金を背負うことになる可能性がある。
エステなんかの美容に関する出費は、人によったらかなりの金額となってしまうケースもあるからね。
エステは...金がかかるんだよね。
女性は本能的に「美しくなりたい」という欲求があるので、ある程度は仕方ないのかもしれないが、どこかでストッパーをかけないと、そういった出費も際限がなくなってしまうのだ。
一番最悪なケースは、会社の同僚等で金持ちの娘なんかが所属するコミュニティーと合わせようとして、自分の身の丈にあっていないほどの出費をしたりすることだ。
実際に、過去おいらの知り合いの女性でもそういったコミュニティーに属している人がいて、「ランチ代高いけど、付き合いだから行かないといけないんだよね...」とため息をこぼしていた。
一度で終わりであれば全然いいと思うのだが、付き合いで高額なランチ代やディナー代、それからブランド物なんかを購入していれば、あっという間に金は底をついてしまうだろう。
貧困女子(女子だけに限らないが)が陥るパターンで一番多いと思うのが、クレジットカードを利用して自転車操業的な生活を送るケースだ。
クレジットカードは、使用した分を翌月末に清算する場合が多いので、消費をした時点ではお金がなくても、口座引き落とし日までにお金を用意すればいい。
そのため、「まあ、引き落とし日までにお金を用意すればいいか」という感じで、自分の収入以上の消費を続けてしまう場合が多い。
そして、ある時点で返済できる臨界点を超えてしまい、カードローンなどでお金を借りて文字通り本物の「自転車操業」に突入してしまうのだ。
自転車操業での返済やり繰りに突入してしまった場合、さらに返済額に対する感覚がマヒしてしまい、最悪のケースでは他のカードローンをさらに利用するなどして、多重債務者状態に陥ってしまう。
「そんなことする人中々いないでしょ」
と、思う方もいるかもしれないが、借金というのは一度借り出して額が大きくなってくると、前述したように感覚がマヒしてしまうのだ。
なので、こういった負のスパイラルに陥ってしまった場合、中々そこから抜け出すのは難しい。
こういった状況を改善したり、未然に防止するためには、一体どうしたらいいのだろうか?
結論からいうと、きちんと自分で「お金の管理」をするという古典的な手法しか改善策はない。
これは、おいらの個人的な見解だが、単身者の場合、結構多くの人々が月々の生活をどんぶり勘定でやり繰りしている。
クレジットカードを無造作に使いまくり、財布から現金がなくなれば何の計画性もなくATMで金を下ろす。
自分自身も以前はそうだったのだが、単身者の場合は自由に金を使えるので、月々の収支に無頓着となってしまうケースが多いのだ。
実は、これが最も最悪な行動で、いくら金を稼いでいたとしても、「自分が今、何に、いくら使っているか」を全く把握していない人は破産する才能を持っていると言ってもいい。
支出が少ない場合は別だが、趣味やレジャー、それから美容やファッションなどにお金を使いまくっていると、あっという間に月の収入を上回る支出となってしまう可能性があるからね。
なので、イオン銀行のアプリ等を使ったり、自分で簡単にノートをつけたりするくらいでもいいので、月々の収支が赤字状態の人は、とにかく自分が「何に」お金を使っているのかを一度記録してみることをお勧めする。
そして、1月分を記録し終わった後に、何が不要な出費で何が必要な出費かを区部するようにしよう。
もしも、交際費やレジャー等に異常に金がかかっている場合は要注意だ。
なぜかというと、その出費は今後も継続して出ていくお金の可能性が高いので、必ずそこにメスを入れる必要があるからだ。
もちろん、交際や趣味への出費は人生を楽しむために必要な出費なのだが、客観的に考えてみて少しでも違和感を覚える部分があるのなら、交際費が発生しているコミュニティーからの離脱や、趣味を一時中断することも考えてみた方がいいだろう。
お金は人生を楽しむためのツールで、お金を貯めることだけには何の意味もない。
ただ、それ以上に自分が違和感を感じていることに、「大切なお金」を使うことにはさらに意味がないので、一度自分の出費を記録して、客観的に分析を行ってみるのは悪くない取り組みだと思う。
なんやかんや言ってもね、やっぱりお金は大事だからね...。
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