年収1000万円を超えているような高所得者でも、不思議なことに貯金がゼロでまったく貯まらない人や、それどころか消費者金融やカードローンなどで借金をする人が実際にいる。
消費者金融やカードローンなどの借金は誰でも気軽利用できるため、お金が足りない状態になると、ついつい借りてしまう人も多いが、それらの借金を重ねていくと、最終的には高い利息の返済に苦しむことになるのは目に見えている。
というのも、消費者金融やカードローンなどの金利は10%を超える場合も多く、利息を返済がストップしてしまうと、恐ろしいことに全く元本が全く減らないという悲劇的な状態になってしまうからだ。
しかし、物欲やギャンブル欲に負けてしまってそれらの借金を繰り返す人は後を絶たず、その結果年収1000万円を超えるような高所得者の場合でもカードローンなどの返済に苦しむ人がいるのだ。
高所得者の場合は、収入額が多い分使える金額も大きくなるので、一体なぜそれだけ給料をもらっているのに使い切ってしまい、さらには消費者金融やカードローンなどで借金までしてしまうのか理解できない人が多いだろう。
ただ、収入が多いことと貯蓄額の間には必ずしも相関性がないというのも一つの事実だ。
年収1000万円を超えているほど高年収な人であっても、なかなか貯金が出来ない人というのは実際にいるのだが、その理由は様々だ。
ただ、ほぼほぼ全ての人に共通している点はあって、それは「収入>支出」の方程式が完全に崩れてしまっているということだ。
サラリーマンで年収1000万円を超えるほど高年収な職業の場合、それなりに業務内容がハードな場合が多いので、蓄積したストレスを発散するために貰った給料以上に支出をしてしまうケースが多い。
高級外車に新築のマンションなどを買ってみたり、それから日々の飲み代のような散財などで支出が続けば、1000万円を超える高年収であってもアッという間に「収入>支出」の方程式は崩壊してしまう。
そして、その状態を放置していると、最終的にはカードローンやクレジットカードのキャッシングで積み上げた借金を返済することが出来ず、返しきれないほど大きな借金が出来てしまっているという状態になってしまうのだ。
つまり、たとえ年収1000万円を超えるほどの高年収であっても、自分の消費の癖をきちんと矯正していかないと、最終的はその消費癖が災いして大きな借金を作ってしまう可能性があるということなのだ。
自分は大丈夫だと思っていても、ストレスで支出が続くと誰でもこの状態に陥ってしまう可能性があるので、十分に意識して「収入>支出」の方程式を崩さないように意識することが重要だ。
借金をして借りたお金は、借りた瞬間は不思議なことにまるで自分のお金のように感じてしまうものだが、それはあくまで「借りた」お金だということを認識しないと最終的には破滅することになる。
例えば、最初は返済出来ると思いながら借金を重ねていても、気が付くと利息の支払いが膨らみすぎて元本が全く減らないという状況に追い込まれると、返済しても返済しても借金が減らないという状況に追い込まれてしまう。
その状態にたどり着いてしまうと、本当に自己破産をせざるを得なくなり、経済的にリカバリー不可能な状態まで追い込まれてしまう可能性が高い。
そうならないためには、お金を借りる場合は十分に使用用途を検討し、不要な借金は絶対に借りないことが重要だ。
特に、消費者金融やカードローン等の高利の借金の場合はそうだと言っていいだろう。
「収入>支出」の方程式を崩さないことを意識し、そういった消費の癖を自分自身に植えつけることができれば、経済的に崩壊するという悲劇は回避出来るだろう。
自分自身の経済的な状況を把握することは、支出が無限に増えているような状態ではかなり困難なのだが、いったん冷静になって「数字」で自分自身の経済状態を確認することは重要だと言っていいだろう。
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