「エクセレントオオオオオオオオオオオ!!!!!!」
PCの画面に映る褐色の尻を見つめ、思わずそう叫ぶ。今日は宝物を見つけた気分だ。
頭がおかしくなりそうな暑さの中帰宅し、缶ビールを冷蔵庫から取り出し、パンツにタンクトップスタイルで一気に喉に流し込む。
麦芽の苦さを喉の奥のあたりに感じながら、ノートPCで褐色の尻を検索し、それを見ながら白米を食べる。
「うん、ミロだ、間違いなくミロ色だ」
ひとりごちながら白米をかみ砕き、口の中でアミノ酸に分解して体にとりこんでいく。ミロ色の尻があれば、おかずなどいらない。それがおいらのディナースタイルだ。
ところで、突然「ミロ」と言われてそれが何かわかるのは、恐らく米国株ブログを見ている人くらだろう。ふつうの大人は「ミロ」と言われても、一瞬「?」となるはずだ。
しかしながら、ここ米国ブログ村ではミロと言えばスイスの超巨大食品企業であるネスレが作っている麦芽飲料だということを誰もが知っている。
なぜなら、一人の超カリスマブロガーがミロを公式飲料として認定しているからだ。
実はおいらの脳の記憶からも、ミロの名は長い間抹消されていた。しかし、ここ米国ブログ村に生息するようになり、失われていた記憶が徐々に蘇ってきた。
柔軟さを失い、まるで化石のようになっていたシナプスが、突然鞭のようにしなり、そして互いに結びつき、日曜日の朝楽しみにしていたアニメの合間に放映されていたミロの宣伝が鮮明な記憶としてよみがえってきたのだ。
たしか子供がサッカーボールを蹴って、最後に「ミロ!!」とか叫ぶコマーシャルだったような気がする。
そのころのおいらはミロの宣伝を見るとものすごくテンションが上がっていた。
「仮面ライダーや、おいらは仮面ライダーなんや!!」
純真な心を熱くさせ、冷たいミロをがぶ飲みしながらそう叫んでいた。
しかし、もう麦芽飲料ではおいらを熱くさせることは出来ない。このすり減った心を熱くさせてくれるのは、本家のミロではなく、ミロ色の尻なのだ。
そう、もう飲み物ではダメなんだ。自分の頭をバレーボールのように叩きつけたくなるくらい張りのあるミロ尻じゃないと熱くなれないんだよ...。
本当はもっと掲載したい尻があるのだが、これ以上のレベルになると余裕でア○セ○スをはく奪されてしまうので、独りで楽しむことにさせていただく。
さて、尻の話はこのへんにしておいて、現在インドネシアではチョコレートの消費量が3年連続で縮小しており、そのせいでカカオ農家が非常に頭を悩ませているらしい。
そんなカカオ農家の窮地を救おうとしているのが、なんと米国株ブロガー御用達飲料であるミロだったのだ。
インドネシアのミレニアム世代の間では、ミロを使ったシロップをかき氷にかけて食べる「エス・ケパル・ミロ」が大流行しているらしいのだ。
ネットで見てみると、確かに普通に現地のカフェなどで提供されていて、結構おいしそうに見える。
ミロには麦芽だけではなく、カカオも混ぜられているので、インドネシアのチョコレート人気の追い風になるかもしれないとのことだ。
ミロは凄い。一国の消費者の嗜好までをも左右するほどの影響力を持っているのだ。
しかし、ミロって1930年代発売の相当歴史のある飲料だが、今になっても新しい食べ方が開発されているのは驚きだ。コカ・コーラもそうだが、やはり誰が飲んでも普遍的にうまいと味覚に訴える何かがあるのだろう。
日本では三ツ矢サイダーがそれに当たると思うのだが、いまいちオシャレではない。そして、ミロも別にオシャレではない。それに比べてコカ・コーラはなんとなく少しオシャレな気がする。
これは、コーラが消費者にそういう意識を埋め込むような宣伝を流しまくっているからそう感じるんだろう。はっきり言ってコカ・コーラも砂糖をぶち込んだカラメル色の炭酸飲料で、別にオシャレでも何でもない不健康な飲み物なのだが、刷り込まれたブランドイメージが消費者にそう感じさせるのだろう。
そう考えると、おいらたちが考えている以上にテレビなどの媒体を通じて流される宣伝は、消費者を洗脳する凄まじい影響力を持っていると言える。
一方で、ミロのブランドイメージって何だろうか?
...。
思いつくのは、子供が飲んだら元気になるくらいだ。
しかし、インドネシアでは結構オシャレなカフェでもミロのかき氷を出しているようなので、海外ではもっと別のブランドイメージがあるのかもしれない。
何だろうか?
ミロのブランドイメージって...。
一生懸命白球を追って、それでも届かなかった切なさ?
真夏の海の向こうに見えた水平線?
きっとミロのイメージは、どこに行っても夏と結びついているはずだ。
目を閉じて、自由にイメージしてみよう。
僕にとっての、ミロのイメージ。
ーなあ、君のとってのミロって、何?ー
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