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【自己啓発】自己啓発本を読めば成長出来て収入も増えてお金稼ぐことが出来ますか?

自己啓発本を読めば成長出来て収入も増えてお金稼ぐことが出来ますか?

書店に行くとよく、自己啓発系の本が山積みにされていて、そこに切ない顔をしたサラリーマンたちが集まっている光景をよく見かける。

「自己啓発本を読めば成長出来て収入も増えてお金稼ぐことが出来ますか?」

もしも、自分がそんな質問をされたなら、「そんなわけねーだろ」と回答するだろう。

というのも、過去に自分自身が自己啓発本を読んで何か状況が改善された試しが一度もないからだ。

自己啓発本というのは不思議なもので、「朝4時に起きたら人生が魔法のように変わる」や「人の話を聞く技術で出世する」というパワーワードを読んでいる最中に浴び続けていると、まるですでに自分が凄い人になったような錯覚を覚えてしまう。

しかし、実際のところは朝4時に起きると昼に飯を食った後に眠くなるだけだし、人の話をいくら真面目に聞いても出世することなどない。

自己啓発本に散りばめられているメッセージの多くは、読むだけでなんだか元気が出てきて、「よし、明日から変わるぞ!!」という感じで気分を高揚させてくれるものばかりだが、実際のところはそれによって何かが変わるということはないのだ。

それにも関わらず、うだつの上がらないサラリーマンたちは自己啓発本コーナーに群がり、1500円くらいを支払って紙屑の集合体のような本を購入するのだ。

ドラッガーの本を読んでみた感想

だいぶ以前だが、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーのマネジメントを読んだら」という本が大ヒットし、多くの会社で同書を読むようにと推奨されていた時期があった。

「あの本はきちんと読んでおけよ」

自分も上司にそういわれたので、気は進まなかったがその本を読んでみた。そして、どうせなら原本も買おうと想い、ドラッガーのマネジメントも買って読んでみた。

そして、読んでみた感想は、「それで?」という感じだった。

はっきり言って、この本を社畜どもが一生懸命読んだからといって、何か得るところがあるかというとほとんどないだろう。

経営者が読む分には意味のある本かもしれないが、業務オペレーションに沿って行動をする必要がある社畜どもにとってこの本はあまり価値がないというのが、その当時「もしドラ」を読んで感じた感想だ。

なので、

「あんまり意味のない本ですね」

と言ったら上司の機嫌を損ねてしまったのだが、やはり今読んでも同じような感想を持つのではないだろうか。

それに、「もしドラ」を読んでいる人間はその当時大量にいたが、その結果何か行動が変わったり、著しい成果を上げている人間を、自分は身近で見たことがない。

これは非常に不思議な現象で、あれだけ大ヒットした自己啓発本の名著なのだから、それによって人生が変わった!という人間が周りに何人かいても不思議ではないように思うのだが、実際は一人もいなかった。

それはたぶん、「もしドラ」の内容が悪いということではなく、内容が素晴らしくてもそれを行動に落とし込んでいる人が著しく少なかったからだと思う。

恐らくだが、「もしドラ」に書いてある内容は、行動に各種制限がかかっている日本の社畜たちが行動に落とし込むには難しい内容だったのではないだろうか。

しかし、その反面読む分には面白いし、読んでいると何だかワクワクしてくるので、「よし、自分もやるぞ」とテンションを上げてくれる力はあったように記憶している。

つまり、「気分は高揚させてくれるが、行動に落とし込むのは難しい」というのが、自分が「もしドラ」を読んでみた感想だ。

行動に移せる自己啓発本を読むべきだと思う

自己啓発本を読む際は、やはり「自分が行動に落とし込める」内容が書いてある本を買うべきだと個人的には思っている。

自己啓発本でテーマになる「自己成長」という言葉は、極めて曖昧なワードなのだが、一体自分の何を成長させたいのかという点をハッキリさせた上で自己啓発書は買うべきだろう。

例えば、収入を成長させたいのであれば副業関連の啓発書、仕事で成果を出したいのであれば同業種の成果を出している人が書いた本など、自分自身が長期間行動に落とし込める内容が書いてある本を読んだ方が有益だと思う。

株式投資をやりたいのに不動産投資について書かれた本を買う人は中々いないが、何故か自己啓発本の場合はアンマッチングな本を買う人が結構多いからね。

「お前、自己啓発本買ったことあるのか?」

そう思う人もいるかもしれないが、自分も一時期迷走しまくっている時期があって、リアルに2日に1冊くらい自己啓発本を読んでいた時期があった。

「アメリカの大学で最も感動を読んだ授業」「夢を持って行動しよう」「行動を変えれば人生は変わる」「早起きで魔法が起きる」...。

虚ろな目でパワーワードが散りばめられたそれらの書籍を読み漁った。たぶん、リアルにその時期100冊くらい読んだのではないだろうか?

そして、出した結論は「読むこと自体にはあまり意味がない」というものだった。

つまり、自己啓発本は書かれていることを実践して、その内容を行動に移さなければ何も意味がないということなのだ。

そして、行動に移すためには自分の「何を」成長させたいのかを明確にしたうえで、自己啓発本を買うことが重要だ。

そうしなければ、結局は本を読んで気分だけ高揚して終わりとなってしまう。

そういう意味では、「マインドマップ」は古い本だが非常に価値が高い本なのではないかと思う。

あの本は、読んだら書いてあることをすぐに試せるし、様々な場面で応用することが出来ると思うからね。

興味のある人は、ググってみるのも悪くはないだろう。

少し高いけど、本当に値段以上の価値がある本だと思うよ。

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