うおーっす!!
アニオタのかぶまくらです!!
昔、スレイヤーズというアニメにハマっている親父の友人のおじさんがいて、よくビデオテープを貸してくれていたのでそれを見ていたのだが、ファイナルファンタジーをだいぶポップにした世界観で結構好きだった。
そのおじさんは、かなりのアニオタで、まだビデオテープしかない時代にかなりの数のアニメを見まくっていて、その当時では世界最先端のアニオタだった。
「かぶまくら、林原めぐみは最高だぞ!!俺はな、来世は林原めぐみとして生まれ変わるんだ!!」
別に今世でなればええやん...。
そう思っていたのだが、おじさんの真面目な顔見ると、そうは言えなかった。
で、だ。
おじさんが絶賛していた「林原めぐみ」だが、僕の中ではアニソンを歌っている人ではブッチギリでNO1に有名な人だった。
今とは違って、「アニソンなんて...」と一般のユーザーからは蔑まれていた時代に、カウントダウンTVでガンガンと上位にランクインしていたのが林原めぐみさんだった。
これはその当時としてはかなり凄いことで、その当時アニソンを歌っている人はアニソンを歌っている人、というカテゴリーだったのだが、林原めぐみさんだけは別格で、「アニソンを歌っているけど歌手」というカテゴリーに入っていた。
そんなハイパーアニソン歌手の林原めぐみさんの地位を脅かす歌手が出てきた...そう、あの女だ。
LiSA。
それが、その女の名だ。
歌手のLiSAについては、僕がここで書くまでもなく、今や最も有名なアニソン歌手であると言っていいだろう。
僕も歌を聞いたのだが、確かにメチャクチャうまい。
しかし、だ。
歌の上手さだけで言えば、林原めぐみとそんなに差はない、というのが僕の感想だ。
なのに、林原めぐみよりもLiSAの方が圧倒的に一世を風靡している。
林原めぐみは、確かに歌もうまいし、それなりに有名だが、あくまでも「知っている人は知っている」というレベルだ。
一方で、LiSAはもはや世界レベルのアーティストだと言っていい。
若いころを見れば、顔面偏差値もそんなに差はないだろう。なのに、いったい何故?
その答えは、林原めぐみが活躍していた時代はまだまだインターネットが未整備で、今はインターネットが完全整備されているから、だろう。
どういうことかというと、林原めぐみのアニソンは、あくまでもアニメの「おまけ」的についてくるもので、なかなか一般ユーザーの目に留まるものではなかった。
一方で、LiSAの場合はYoutubeという媒体で世界中の人々にアピールできたので、訴えかけることが出来る層と、訴えかける頻度に圧倒的な差があるのだ。
それが、林原めぐみとLiSAの差だと分析している。
さて、今回は軽く林原めぐみとLiSAの差について私見をお話してみたわけだが、今の時代はコンテンツクリエイターには結構厳しくもよい時代になっているように思う。
どういうことかというと、もはや誰でも好きな時に好きなだけ世界に作品を発表出来る世の中になっているので、クリエイターが言い訳出来ない状況になっているのだ。
Gペンで漫画を描いていた昔であれば、「ふ、俺は実力はあるが...世界が俺を見つけられないだけさ...」と、ウイスキーをベロベロになるまで飲んで次の日は会社に行っていればよかった。
しかし、今では作ったらユーチューブやブログで即作品を発表出来るので、「ふ、ふごおおおおお、わし、受け入れられてへあああああああ!!」と、言い訳さえさせてもらえない世の中だ。
それゆえに、特にエンターテイメントの作品レベルは驚くほど上がっている。
これは非常に喜ばしいことなのだが、一方で、僕は実は別のニーズもあると思っている。
ー全てがメジャーになると、逆に閉鎖的インディーズの価値は上がるー
これが、最近僕が考える今後のエンターテイメント作品の方向性で、今後は、閉鎖的コンテンツにコアなファンを集めるアーティストが増えるのではないかと思っている。
「メジャー」の価値が下がると、逆に閉鎖性に価値が生まれると思うんだよね...僕は。
ーだって、誰でも見たいやん、「秘密の何か」ってー
もしも自分がコンテンツクリエイターだったら、ここを攻めたいわな...。
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