現愛、副業人口が約690万人に増加しており、全就業者数の1割にもあたる人々が副業をしている。
昨今の副業解禁の風潮もあり、多くの人々が副業に取り組んでいるようだ。
その場合、やはり副業に成功する人と失敗する人が出てくる。
「副業に失敗する」とは、要するにあまり儲からなかったり、副業を始めたせいで逆に大損をしてしまうケースもある。
副業を始める理由は人さまざまだが、基本的には収入の最大化を目指して取り組むのが副業だ。
そのため、せっかく始めた副業で大損をこいてしまったら元も子もない。
副業と一口に言っても、その種類は無数にあり、アルバイト、PCを使ったアフィリエイト、それから賃貸不動産の管理に、クラウドワークス等の新しい副業形態もある。
人々はそういった副業の中から自分にベストなものを選び、収入の最大化を図る努力をするのだ。
しかし、中には成功率が低いものや、あまり手を出さない方がいいものもあるので、その点は副業を開始する前に踏まえておいた方がいいだろう。
副業で大損するパターンで考えられるのが、「在庫」を必要とする副業で大量の不良在庫を抱えてしまうことだ。
「在庫」を抱える副業の一つとして、転売ビジネスがあげられる。
転売ビジネスは、ヤフオクやメルカリなどを介して商品を販売する形が多いが、その場合、売ろうと思っていた商品が売れないということも想定しないといけない。
単に個人所有の品を売却するだけなら問題ないが、本気で副業として取り組むのであれば、どうしても仕入れによって商品をある程度のボリュームで仕入れることが必要だ。
しかし、最初から商品を大量に仕入れ、その後売却が完了しなかった場合、大量の在庫を抱えてしまうことになる。
そうなってしまうと赤字になるので、最初は少量づつ仕入れて、どのような商品にニーズがあるのかを確認していく必要がある。
また、最初から情報商材やセミナーへの参加が必要な副業に関しても、その後それらの経費以上にお金を稼げれば問題ないが、稼げない場合は赤字となってしまう。
このように、最初に「経費」が必要な副業については、十分に「儲かるのか?儲からないのか?」のシュミレーションをしてから開始した方がいいだろう。
副業の目的はもちろん「お金」を稼ぐためだが、本業に支障が出てしまうようでは本末転倒となってしまう可能性がある。
例えば、会社が終わったあとにアルバイトで4時間コンビニで働き、翌日また会社に行ったりすると、疲労でクタクタとなって本来のパフォーマンスを発揮出来ない可能性がある。
そうなってしまうと、メインである本業での収入が減額になったり、あるいは昇給が遅れてしまったりする可能性もあるので、「本業への影響が出る」ような副業には注意した方がいいだろう。
副業で増える収入の方がかなり大きいのならそれもありかもしれないが、あくまでもサブの領域を出ない程度の収入なのであれば、やはりメインの仕事を大切にするべきだ。
本業でクタクタに疲れてしまい、さらに副業でも疲れてしまうのでは、収入を増やすことができたとしても楽しい人生にはならないからね。
お金を目の前にすると、このあたりのさじ加減が難しいかもしれないが、副業はバランスよくやることが重要だと思う。
また、自分の特性にあった商売をやるということも重要だ。
自分が苦手なことをやっていても、成果はあまり出ないのが当たり前なので、PCを使った副業が苦手なのであれば無理をせずにアルバイトをするなど、いくらでも方法はある。
重要なのは「収入の最大化」なので、個人個人にあったベストな方法で副業を選べばいいのだ。
個人的にはPCを利用するのが一番効率がいい気がするが、やはり人それぞれ得意不得意はあるからね。
今現在、空前の副業ブームが起きているが、その理由を少し考えてみた。
1つ目の理由は、団塊の世代が引退し、少子高齢化が進んでいることにより労働力が絶対的に不足しているという点が挙げられる。
少子高齢化の影響はやはり大きく、様々な産業で人手不足問題が深刻化しているので、切り取りの仕事を外注で副業をやっている人に依頼するというケースも増えてきているからね。
2つ目の理由は、ネットで可能な仕事や、ネットでしか出来ない仕事が増えてきているからだろう。
クラウドという技術が完全に浸透してきた結果、様々な事業を誰でもネット上で展開できるようになってきており、ネットに流れる「お金」の総量が増えているのだ。
そのため、誰でも手軽にネット環境を使って副業を実施することが可能となっており、「副業」がより身近になっている。
こういった環境は今後も続くはずなので、今後もアイデア次第で様々な副業で成功出来る土台は整っていると言える。
というか、徐々に本業と副業の境目が曖昧になっていく可能性もあるなと、個人的にはそう思っている。
昨今は大企業でも終身雇用を維持出来なくなってきているので、徐々に誰もが副業をせざるを得ないような未来がやってくるかもしれないからね。
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