やっほ、やっほ、やほほおおおおおおおおおおお。
そんな感じで意味不明な鼻歌を口ずさみそうになるくらい、今日本中の社畜たちがパニック状態に陥っている。
かくいう私かぶまくらも、「ぴいぴいぴい」と、なぜか小鳥の鳴き声をデスクで披露しているくらい絶賛パニック中だ。
というのもだ、サントリーの社長さんが「サラリーマンは45歳で定年でもいいんじゃね」という恐ろしい提案を社会に対して投げかけてくれたからだ。
「45歳定年??じゃあ、その先はどうやってお給料を貰ったらよいのでしゅか?」
思わず赤ちゃん言葉でそう聞き返したくなったサラリーマンたちが大量発生し、ヤフコメ欄は安定の大炎上。
「いや、45歳で定年でその先はスタートアップで働いたりとか、多様な選択肢があってもいいんじゃね?」
というのが45歳定年制を発言した意図だったというが、確かに「優秀な」サラリーマンだったらそれもそうだろう。
ただ、あなたの周りを見回して欲しいのだが、会社を辞めても現職と同じくらいの給与を稼いでしっかりと食っていけそうな45歳以上のサラリーマンが一体どれくらいの数いるだろうか?
「いねえ...」
数えてみれば分かると思うが、冷静に考えればそんな人間はほとんどいない。
なぜなら、日本のサラリーマンは自分自身の技術だけでお金を稼いでいるわけではなく、その会社のシステムを回す「歯車」として歯を食いしばることでお金を稼いでいることが圧倒的に多いからだ。
「おれ、外に出てもバリバリ稼げるよ」
自信ありげに言っているあなたの会社の部長が例えばリストラにあって、会社の外に放り出されたとしよう。
その場合、恐らくはコンビニのバイトにすら受かるかどうか微妙だというケースも多いだろう。
かくいう私なんかも、会社の外に出たらほぼ確実にコンビニのバイトの面接を受けても受からない自信がある。※学生時代に何故か3回落とされている。
その理由は、その部長は大体のケースではその会社でしか使えないオペレーション・組織運営ノウハウを回すための歯車で、本体から外されてパーツになってしまうと全く使いものにならないからだ。
なので、
「おら、早くレジ打てやああああ!!」
と、大学生のバイトリーダーに怒られまくることになるのだ。
この日本歯車大量発生問題は、私くらいのアラフォーから上の年代をモロに直撃している。
最近の若い衆であれば、「僕はプログラミングが出来るから、どこでも仕事が出来ます」とか言う人も増えてきているからそういった提案にも賛成する人がいるのかもしれない。
しかし、私の上の世代はエクセルの操作すらままならなかったり、上司に元気よく「はい」というだけが能の人間ばかりだ。
さらには、いまだに朝早く会社に行き遅くに退社することが、「頑張ること」、だと考えている古代生物たちが大量に存在している。
そういった古代生物たちが45歳定年制という恐ろしい提案に怯え、怒り、そしてヤフコメを荒らしているのだ。
ちなみに、私も激怒している。
はっきり言って、日本人という超閉鎖的民族たちにとっては終身雇用の年功序列というのは極めて理想的な雇用体系だった。
どんだけアホであっても、会社にしがみついていればそれなりに出世し、年を取れば優秀な若い衆に「俺が若かったときわなあ」とドヤ顔で説教を垂れてやることが出来る。
「年上は尊い」
そんな価値観を持っている民族日本人たちにとって、それは極めて好都合なシステムだったのだが、現実的な問題として今それが破壊されそうになっている。
若者でも能力があればすぐに昇進できるようにします!!
そんな感じで宣言する企業が増えてきているのだが、我々アラフォーからしたらたまったものではない。
「いやいや、長い間歯車として回転してきましたやん、ちゃんと僕らにご褒美下さいよ!!」
「それなりのやりがい、地位、お金、ちゃんとそれらを褒美として支給してくださいよ!!」
ついつい、そう言いたくなる人も多いだろう。
早期退職や45歳定年制など、歯車中年にとってはたまったものではないのだ。
だが、それが残酷な現実だ。
もう Japan as NO1 だったころの遺産は失われてしまい、リアル資本主義社会に放り出された我々アラフォーは、真面目に今後の社会をどう生きていくのかを考えていかないといけなくなってきている。
会社にしがみつけるならそうするのもよし、資産を築いて自由を手に入れるもよし、スキルを磨いて食いっぱぐれないようにするもよし、いずれにせよ明確な戦略を持たないことには対処していくのが難しい世の中になってきているということだね。
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