ひふみ投信は日本株が絶頂を極めていた時期にテレビ番組でも紹介されたため、投資に関心のなかった層にまで名が通っている、文字通り人気NO1の投資信託だと言っていい。
そのため、多くの人々がひふみ投信に投資をしており、その基準価格が上がったり下がったりすることに一喜一憂していたりする。
ひふみ投信は小型成長株を大量にポートフォリオに組み込むことにより大躍進を遂げた投資信託であり、その基準価格は日経平均を上回る勢いで上昇してきた。
その背景にあったのは、リーマンショック後しばらくしてから始まった、いわゆるアベノミクスという超上昇相場で、アベノミクスのおかげで、ひふみ投信は凄まじいまでのパフォーマンスを記録してきたのだ。
しかしながら、その後あまりにも資産価格が大きくなりすぎたため、小型成長株だけでポートフォリオを組むのが困難になり、その結果大型株や米国株などをポートフォリオに組み込むようになった。
その影響で、ひふみ投信には以前のような爆発力がなくなってしまい、時には日経平均の指数に負けてしまうこともあり、多くの投資家たちからバッシングを受けるようになってしまった。
今回のコロナショックによって、ひふみ投信の基準価格も大暴落してしまったわけだが、果たして今後以前のような爆発力が戻ってくるのだろうか。
さて、今回のコロナショックにより、ひふみ投信の基準価格も大暴落してしまっているわけだが、はっきり言ってそれは仕方がないことだ。
というのも、ひふみ投信がどれだけ優秀なアクティブファンドであったとしても、株式市場全体が暴落してしまえば、その基準価格も連動して下落してしまうのは当然のことだからだ。
その理由は、ひふみ投信の中身は大量の株式になっているので、株式市場全体が暴落するとその中身の株式も当然のことながら価値が下がってしまうからだ。
ただ、ひふみ投信の場合、もともとは小型成長株を大量にポートフォリオに組み込むことで大成功したファンドなので、今後日本株式市場が長期低迷した場合、そういった株が安く仕込めるというメリットがある。
なので、もしかしたら今後日本株が暴落した場合、それは、ひふみ投信にとってはまたとないチャンスになるかもしれない。
というのも、前述した通り、ひふみ投信はもともとが小型株で爆発的な成長を遂げた投資信託なので、小型株の株価が暴落して投資がしやすい環境になれば再び優良な小型株を大量にポートフォリオに組み込むことが可能になるからだ。
そのため、今回の株価の大暴落はひふみ投信によっては悪いことばかりではないだろう。
投資の世界においては、難解な表現や、さらにはややこしいデータを引っ張りだしてきて自分自身の意見を正当化し、さも儲かりそうな空気を漂わせる投資業者がわんさかいる。
「ここのラインで損切りをしましょう」や、「こういったデータからこうなります」と、そういった投資業者たちは能弁に語るのだが、彼らがおすすめするポイントで投資をして儲かるのを見たためしがない。
結果としては大損をこいたり、彼らの養分になったりがいいところだろう。
なので、高邁な理論やデータの提示はエンターテイメントとして楽しみ、投資を「継続すること」に集中するのが個人投資家たちにとっては賢明な選択肢になるだろう。
投資の世界で最も成績がいい投資方法は、「何もしないこと」だと言われることが非常に多いのだが、その理由はリスク資産である株式はボラティティは高いが、資本主義社会の構造を考えると長期的にはどう考えても価値は上がっていく可能性が高いからだ。
なので、ひふみ投信を買ったなら、あとは何もせずに投資を継続出来るかどうかが投資で成功出来るかどうかのキーポイントになってくる。
現在は非常にボラティリティの高い相場で、ひふみ投信の基準価格も激しく動くだろうが、長期的なリターンを得たいのであれば、価格が下がっているひふみ投信に投資をして後は「何もしない」というのが有効な選択肢になるかもしれないね。
ひふみ投信は優良企業に分散投資出来る非常に魅力的な投資信託で、「何もしない投資」と相性がいいことは間違いないので、この機会にポートフォリオに加えておく価値はあるだろう。
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