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【株価大暴落】ソフトバンクGの保有とポートフォリオの重要性について考える

ソフトバンクGの保有とポートフォリオの重要性について考える

以前、意気揚々と打診買いをしたソフトバンクGの株価が大暴落していて、なんと買値から30%近く株価が下落している。

株価暴落の原因は、ソフトバンクGの投資先であるウィーワークの赤字垂れ流しがヤバ過ぎでIPOが中止となってしまい、見込んでいた企業価値が激減してしまっていることだ。

当初470億ドルと見積もられていたウィーワークの企業価値は、現在では75億ドルと約6分の1まで落ち込んでしまっている。

そして、なんとソフトバンクGは経営破綻でクラッシュしてしまう可能性が出てきていた同社に追加で100億ドル(1兆円)の支援を行い、経営権を取得することを発表したのだ。

これが止めとなり、ソフトバンクGの株価は下落しまくり、なんと4000円を一瞬切ってしまった。

ソフトバンクGは多くの投資家が注目している銘柄のため、多くの個人投資家たちがソフトバンクGの株価下落によって悲鳴を上げることになってしまったのだが、自分もそれは同じだ。

「100億ドルって...1兆円のこと?」

トイレットペーパーを買うのにも困っている自分のような庶民は、呆気に取られてそう思うしかない。

しかし、その一方で、少し追加でソフトバンクGを買っておこうか、という気持ちも湧いてきている。

ソフトバンクの投資先は「よくわかんない」ことが多い

ソフトバンクGに対しては、多くの投資家や専門家がこれでもか、というくらい分析をして評価を下しているのだが、将来的な同社の株価を正確に推し量ることは非常に困難だと思う。

というのも、ソフトバンクGが超巨大ファンドを作って投資をしている先は、「よくわかんない」投資先がほとんどだからだ。

なぜ「よくわかんない」というかというと、それらの企業は非上場企業で、行っている事業も将来的に必要となる技術やサービスを開発・研究している企業ばかりだからだ。

そのため、市場に上場している企業の株価や業績さえ正確に予測することができない専門家たちが、それらの非上場で中身すらよく分からない企業の将来的な価値を予測することなど不可能だと考えた方がいい。

なので、現状赤字垂れ流しでクラッシュ寸前のウィーワークへの投資についても、少しでもポジティブな要素が出てきた時点で評価が一変する可能性があると思う。

なぜなら、評価している側もはっきり言ってソフトバンクGがやっていることは「よくわかんない」けど、頑張ってそれらしいデータを引っ張ってきて現状の空気に合わせた評価をするしかないからだ。

ソフトバンクGの時価額の根拠で確かなのは、現状は上場企業であるアリババなどの株式の評価額だけなのだが、その時価根拠についても株式の「時価」によって支えられているので、決して盤石なものではない。

だからこそ、ソフトバンクGの株価は上がる可能性があるのではないかと思っている。株式の時価はこれから上がる可能性もあるからね。

人間というのは「よくわかんないもの」に少しでも価値が生まれる(もしくは生まれる可能性があると判断すると)と急に飛びつく習性がある。

バイオ株なんかがそのいい例で、少しでもグッドニュースが飛び出すと、急に株価が上がることが多い。ただ、多くの人は株価が上がっているカタリストが本当に利益を生み出すようなものなのかなど理解はしていないし、自分も全く分からない。

しかし、「なんだか凄そうだ」と思って投資をしてみたくなることもある。

この現象は機関投資家にしても恐らくは同じで、多くの機関投資家たちがワクワクして投資を開始すると、そこに群がって他の機関投資家たちもさまざまな理由をつけてボロクソに批判していた投資先に投資を開始する。

なぜなら、多くの人が投資を開始すると、「投資する理由」が見つけやすくなり、ポートフォリオに組み込みやすくなるからだ。

ソフトバンクGは機関投資家たちが投資をしまくっている投資先なので、そのような原理で何かグッドニュースが飛び出した場合、ソフトバンクGの株価は上がっていく可能性はあるのではないかな、と思っている。

また、不安定な時価によってだが、同社の株価の根拠は数字として推察することは可能なので、ある程度下値には限度があるだろう。

ウィーワークは不動産サブリースという「不動産を借りてさらに貸し出す」という事業形態なので収益性が低く、それが投資家に嫌われているのだが、その点を解決する方法が投資家たちに対して具体的に示される必要があるんだろうね。

さすがに、今借りている不動産を自己所有にするのは無理だと思うが...。

なぜ機関投資家がポートフォリオを構築するのかについて

投資をする場合、1銘柄や2銘柄に集中投資をする方法もあるが、多くの機関投資家たちはポートフォリオをというものを組んで投資を実施している。

なぜポートフォリオを構築するかというと、他人の金や会社の金を運用しているので、1銘柄~2銘柄だけに投資をして失敗した場合に資金を吹っ飛ばすリスク、を排除したいからだ。

自分の日本株ポートフォリオは現在9銘柄でさらに絞ろうと現在調整している段階だが、たぶん、それくらいの銘柄数でもポートフォリオのリスク分散機能は機能する。

伝説的ファンド・マネジャーのピーター・リンチ氏は、5銘柄くらいがベスト、というアドバイスをその著書で個人投資家たちに向けてしているが、業種や時価総額、今なら外国株なども混ぜればそれでも十分なような気はする。

ポートフォリオを構築していると、Aという株の株価が一時的に下がってもBという株の株価が上がって補完し、Bという株を売ってCという株に入れ替えたタイミングでAという株が上がるという現象が起こる。

なので、自分はポートフォリオの片隅でポツンとしているソフトバンクGは放置しておいて、今後実際どうなるのかを観察してみようと思う。

その間に別の株が上がったり下がったりして、ポートフォリオが機能していれば、特に問題はないだろう。

ー卵は一つの籠に盛るなー

という投資に関する格言があるが、やはり昔から言われていることには、それなりの意味はあるように思うね。

いくつか自分が知っている身近な株をピックアップし、エクセルで計算をして少しシュミレーションしてみるとポートフォリオの機能は理解出来ると思うので、これから投資を始める方には一度やってみることをお勧めしておく。

株で夢をかなえよう

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