株主優待制度はここ日本特有の制度であり、株主が株を保有することによって、食事券や商品、それからクオカードなどが受け取れる制度だ。
株主優待制度は、不労所得である配当金と同じように、株を保有しているだけで受け取ることが出来るインカムゲインに該当するものなので、短期投資のように短期の値動きに左右されず、どっしりと構えて投資をすることが可能だ。
自分のようなサラリーマン投資家の場合は、日中は仕事をしていて株価を見ることが出来ず、家に帰っても家族の用事があったりジムに通ったりと忙しいので、極力株価の上下に左右されたくないというニーズがある。
そういったニーズを満たしてくれるため、配当金投資や株主優待投資は我々サラリーマン投資家たちにとって非常に人気がある投資方法になっているのだ。
そんな優待株の中にあって優待株投資家に人気が高いのが、牛角や甘太郎などの外食チェーンを展開するコロワイドだ。
コロワイドは、優待株投資家の間で名の通った優待株で、指定店舗で使用が出来る株主優待ポイントを貰えることで非常に人気が高い銘柄だ。
コロワイドの名前に馴染みがない人でも、甘太郎や牛角は知っていると思うので、そういった外食チェーンを展開している企業だと考えればいい。
さて、そんな優待株投資家に人気が高いコロワイドの株主優待についてだが、現在は下記の通りとなっている。
■コロワイドの株主優待制度
優待の内容 | 条件 | その他 | |
株主優待ポイント20,000ポイント付与が付与される(10,000ポイント×2回) | 500株以上保有 | ・発行時期等 | |
3月株主:6月、9月 | |||
9月株主:12月、翌年3月 | |||
※自社グループ店舗(一部除く)で利用可。1ポイントで1円相当 | |||
※ポイントに応じて優待商品(お米等)と交換可 | |||
※初回のみ株主優待カード発行 |
このような感じで、コロワイドの株主優待制度は非常に魅力的なものになっているので、もっと知りたい方は同社のHPを確認してみるのもいいだろう。
この内容を見ただけでも、コロワイドが優待株投資家たちに大人気なのがよくわかる。
というのも、すかいらーくHDの場合もそうなのだが、優待株投資家の場合は「食事券」的なものが非常に好まれる傾向があり、実際に使いやすいからだ。
さらには、今現在はコロワイドの株価がコロナ問題により暴落してしまっているので、優待株のコスパ指数である「優待利回り」は上昇している状況なので、投資対象としての魅力は上がっているように見える。
ただ、株主優待制度に着目した優待株投資とはいえ、あくまでも株式の価値が上がることを期待して買う必要があるので、その点、今現在新型コロナウイルス拡大によって経営環境が劇的に悪化している外食産業への投資は注意が必要だ。
今現在は、新型コロナウイルスの感染拡大が世界中で猛威をふるっているような状況であるわけだが、その影響で「テレワーク」や「リモートワーク」が一般化してきている。
人々が外に外出出来ないような状況なので、「EC」などを展開しているAmaoznの売り上げ高が伸びているという状況もある。
そのため、今後コロナ騒動が終息した時点で人々がこれらのサービスに慣れて一般化すると、経済構造が激変する可能性もある。
オンライン飲み会というものまで開催されているこの環境が一般化してしまうと、人々が居酒屋に集まったりする機会も減ることになるだろう。
外食産業の場合は、これまでの経済環境に依存したうえで成り立っていたケースも多いので、経済環境が激変すると、これまでの業績が期待できるのかは未知数だ。
海外からの観光客が与えてくれていたインバウンド受容が激減してしまう可能性もあるので、アフターコロナの世界の投資ではその点についても考慮する必要がある。
自分としては社会環境や経済環境が激変したら、それにこのアナログな脳がついていけるのか非常に心配なのだが、変わったのであれば、それはもう自分自身を変化させて対応させていくしかないんだろうね...。
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