「お金の不安」については、多くの人々が苦しんでいる問題であり、「お金の不安」のために人生が憂鬱になってしまっているというケースも非常に多いだろう。
というのも、この資本主義経済が成り立っている今の日本では、「お金」というツールがないとどれだけ綺麗ごとを言っても生活が成り立たず、例えば、天才的な知能を持つ人や、非常に精神性が高い人であっても、１円もお金を持たずにコンビニに行けば何も買うことは出来ない。
そして、何も買うことが出来なければ最悪の場合は飢え死にしてしまう。
すこしドライな言い方をすると、「お金」がなければ家賃も支払えないし、「お金」がなければ飯を食うことも出来ないので、「お金」を持っていないということは資本主義経済下では死を意味することになる。
人間も生物なの、、自分自身の命の存続が危ぶまれる状況に不安を抱くため、そのため多くの人々が「お金の不安」に苛まれるのだ。
しかし、「配当金」という経済の果実を受け取っている人々の場合には、「お金の不安」など微塵も感じずに生活をしている人々も多い。
一方で、我々サラリーマンのように真面目に一所懸命働いていたにも関わらず、今回のようなコロナショックにより、「お金の不安」に悩み続ける人も多い。
この差は一体何なのだろうか？
我々サラリーマンたちのような真面目な労働者たちが経済危機で真っ先に困窮し、大金持ちたちが経済危機でも平気で暮らせるのは、資本主義の構造の中での立ち位置が違うからだ。
例えば、世界一の投資家であるウォーレンバフェットの場合、コカ・コーラなどの高配当株から一生かかっても使いきれない配当金を受け取っているため、現在のような新型コロナウイルスによる環境下でも生活に困窮することはあり得ないだろう。
それは、ここから先どれだけ株価が下がったとしても揺るがない事実で、逆にバフェットが経営するバークシャーハサウェイは株価が下がった優良企業を買収し、景気回復時にさらに多額の配当金を得ることになるだろう。
一方で、我々サラリーマンたちに代表される労働者たちは、景気後退時にはリストラの恐怖におびえ、景気回復時には新たなテクノロジーに適用できなかったり、所属する企業が淘汰されることで職を失ったり、さらには給与が減る恐怖にさらされる。
リーマンショック後の景気回復局面を見れば一目瞭然で、労働者たちは景気がよかろうが悪かろうが、極めて不利な立場にあるのだ。
さて、ウォーレンバフェットのような投資家たちが不労所得である配当金で暮らせるような状況を見て、「自分は労働者だから」と諦めてしまう人も多いだろう。
しかし、それでは永久に何も変わらず、「お金の不安」に永久に悩まされることになる。
そういった不安を解決するには、どこかの場面で「労働者」から「資本家」に自分自身をシフトさせないといけない。
そのために有効な方法が、株式市場の指数に連動するインデックス投資で、経済成長の恩恵を受けるという方法だ。
例えば、米国の優良企業であるS＆P500に連動するインデックスファンドを買えば、どれだけITやテクノロジーに疎い人であっても、AmazonやGoogle、それからAppleなどの成長の恩恵を受けることが出来る。
もちろん、今現在は新型コロナショックによって市場が暴落と暴騰を繰り返しているため、短期で「お金の不安」を消せるような方法ではない。
しかし、事実として給与収入だけに頼る生活だけでは「お金の不安」が消える可能性は低いので、少しでも資本主義経済下における立ち位置を変えたいのであれば、いずれはインデックスファンドなどへの投資を考えた方がいいかもしれない。
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