「ねえ、あなたは金持ち父さん?それとも、貧乏父さん?」
もしも自分に娘がいたとして、こんな質問をされたら、あなたは何と答えるだろうか?
「いや、僕は金持ちでも貧乏でもない、中間層に位置している人間なんだよ」
そんな中途半端な答え方をした場合、もしもその娘がロバート・キヨサキ氏の名著である「金持ち父さん貧乏父さん」を読んでいたとしたら、きっと憐れむような目であなたを見てこういうだろう。
「この世に中間層など存在しないのよ、父さん。この世には、金持ちか、そうでない貧乏人のどちらかしかいないの」
そう、金持ちか、そうでない貧乏人しかいない残酷な世界。
それこそが、私たちが生きるこの現実世界なのだ。
投資をかじった人間や、お金に興味のある人間ならば、誰でも一度は耳にしたことがある名著・「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだのは、今からおよそ10年ほど前のことだ。
その頃は投資信託を少し買っていたくらいで、投資に関する知識などほとんど無かったので、読んでみても「ふーん」みたいな感じで、書いてある内容については理解出来たが、それを自分が実践できるなんてこれっぽっちも思わなかった。
ざっとしたストーリーは、著者のロバート・キヨサキ氏が兵役を終えて故郷に帰ってきてから、友人の父親である「金持ち父さん」から金持ちになるためのノウハウを学び、実践していくというものなのだが、その内容を一言で要約すると以下の通りである。
「金持ちは事業と資産を持っている」
「貧乏人は事業と資産を持っていない」
え?それだけ??
そう思う方もいらっしゃるかもしれないが、多分、極限まで内容を短くすると、あの本に書いている内容はこうなると思う。もちろん、思いっきりおいらの独断と偏見が入っているので、正解ではないかもしれないが、全然違う!という人も少ないのではないだろうか。
「金持ち父さん貧乏父さん」に出てくる貧乏父さんは、労働者として一生懸命働いているにも関わらず全然金持ちではないのだが、金持ち父さんは不動産等の資産や事業を保有しているおかげで桁違いの富を築いている。
つまり、自分では働かずに金が入ってくるシステムを構築できるかどうかが金持ちと貧乏人の境目であり、どれだけ人的資本を活用して金を稼ごうが、最終的には貧乏人になってしまう可能性があるのだ。
金持ちというのは、「金」を持っている人のことを指すのではなく、「金を生んでくれるもの」を持っている人のことを指すので、単純に自分の体を使って「金」だけを稼ぐ労働者では、いつまで経っても金持ちの側に行くことが出来ないのだ。
では、どうすればいいのか?
「金持ち父さん貧乏父さん」では、その方法論を、主に不動産と事業の話を中心として読者にわかりやすく説明している。
まだ読んだことのない方には、ぜひ一読することをおすすめする。
ところで、皆さんの中には先祖代々資産家の家系で、生まれた時点で将来的に多額の株や不動産などを相続することになっていたという人も稀にいるかもしれない。
しかし、大体の場合はおいらと同じで、ごく平凡な家庭で生まれ、株や不動産の保有とは無縁だった方の方が多いのではないだろうか。
そのため、あまり「金持ち父さんは資産や事業を保有している」と言われてもピンとこないかもしれない。
おいらも、はっきり言って最初に金持ち父さんを読んだときは、全くピンとこなかった。
株や不動産などと言われても、どこか遠い世界の話で、自分はサラリーマンとして給与をもらうくらいが精一杯の人間だと思っていた。
だけど、日本でも世界でも長者番付を見れば、あの本に書いてあることがいかに正しいかがよく分かる。
金持ちランキングとも言っていい長者番付には、リアル金持ち父さん達の名前が並んでいるのだが、ランクインしているほぼ全ての父さんたちが、株や不動産などの資産を大量に保有しているか、何か事業を保有しているかのどちらかだ。
つまり、サラリーマンのような労働者では本当の金持ちにならないということを如実に現しているのだ。
では一体どうすればいいのか?
おいら自身はというと、大分時間は経過してしまったが、今更になって「金持ち父さん貧乏父さん」に書いてあったことを実践している。
といっても内容的には全く大したことがなく、誰でも買える株という資産を保有し、小粒すぎるがブログという事業を運営している。
その結果どうなったかというと、サラリーマン給与にだけ頼っていた状態よりかは資産の増加スピードが速くなっている。
まあ、全然緩やかではあるのだが、確かに資産増加の勢いは株式投資を始めた2016年から明らかにスピードを増している。
そして、これは確信に近いのだが、「金持ち父さん貧乏父さん」に書かれていることは、頑張れば誰にでも実現可能だと思うのだ。
今の日本であれば、だれでもネット証券で株を買うことが出来るし、副業の選択肢はいくらでもある。その気になれば、起業のハードルだって昔と比べて大分低いからね。
もちろん、一気に「金持ち父さん」になるのは難しいが、少しづつ資産を蓄え、副業などのプチ事業で金を稼ぐことは誰にでも可能だ。
そして、それらの取り組みは継続することによって徐々に大きくなり、気が付けばバフェットが言う、「スノーボール」、つまりは雪玉が転がり巨大になっていくのと同じように巨大になっていく。
そう考えると、「金持ち父さん貧乏父さん」を要約するためには、もう一つ言葉を付け足す必要がある。
「継続すること」
そう、継続してそれらの取り組みを続けていくこと。それこそが、あの本に書いている内容の肝の部分にあたるのかもしれないね。
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