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ハイリスク・ハイリターンな小型株を再び買ってしまった私の末路

おいっす~!!

ブログ村の表示が昨日からおかしくなっていて、記事を更新しても反映されていないようなんだが、サイトがバグっているのだろうか?

このブログはブログ村経由で訪問してくださる方も結構多いので、バグったままだと困ってしまうのだが...。

そんなこともあってブルーな気分だったのだが、本日、性懲りもなくまた日本株を買ってしまった。

しかも、時価総額100億円以内というバリバリの小型株だ。

IBMの何分の1やねん、と突っ込みたくなるくらい小さな時価総額なのだが、小型株の場合は、時価総額が小さければ小さいほど、爆発したときの勢いが凄まじい。

中には一瞬でダブルバガー化するような銘柄もあるので、キャピタルゲインを狙う個人投資家には非常に人気がある投資対象だ。

理論的には、発行株式数の少ない銘柄に投資家が群がると買値の競い合いでどんどん1株当たりの値段が上昇していくので、手っ取り早く金持ちになるのには人気のある小型株は最適とも言っていい投資先なのだ。

一方で、発行株式数の少ない銘柄から投資家が一気に逃げ出すと、買い手がいない中での超絶投げ売り状態となって、一瞬で株価は崩壊してしまう。そのため、不人気化した小型株は貧乏になるために最適な投資先だと言っていい。

要するに、ハイリスク・ハイリターン。それが、小型株投資の特徴だ。

おいらが今回買った小型株、それは...。

以前利確した三機サービスという総合設備メンテナンス会社だ。

そう、あの忌まわしい損切りの際に、おいらに微益ではあるが利益を確保されてくれたあの懐かしい銘柄だ。

とは言っても、たった4か月前の話なんだけどね笑。

三機サービスは時価総額こそ小さいが個人投資家には人気のある銘柄で、有名な個人投資家の方が保有していたこともあって知名度は結構高い。

事業内容は、主にビルや小売店、飲食店等向けに空調設備や総合設備メンテナンスを提供している。

一回商品を売って終了という事業形態ではなく、空調設備等を販売した後に保守点検等のメンテナンス業を提供したり、省エネシステムの提案をすることなどによって顧客を囲い込んでいる。

そのため、顧客が増えれば増えるほど収益基盤が大きくなっていくという構造だ。

三機サービスは、元々は関西の企業なのだが、最近は日本国内だけにとどまらず、中国等の海外へも進出しており、売上高は年々増加し続けている。

まあ、典型的な小型グロース株だと言っていい銘柄ではないだろうか。

おいらが利確したのは2,383円だったのだが、買値が1,465円だったので、約62%ほどの利益を確定させることが出来た。そのため、結構いいイメージが残っている銘柄だ。

しかし、その後三機サービスの株価がどうなったかというと、小型株名物の株価崩壊に見舞われ、なんと再び1,400円台にまで株価が下落してしまっている。

直近の決算で利益の伸び率が3%ほどだったので、それを嫌気されてもはや投げ売り状態だったんだよね。

その前年の対前期比増益率が40%だったので、グロース株の成長に陰りが見えたので投げ売られるという、よくあるパターンで売り込まれた格好だ。

ただ、売上高の方は、前年同期比12%増を確保している。それでも、前年が24%の伸びだったので、こちらも約半分くらいの伸びとなってしまっている。

なので、グロース株投資のセオリーでは、本来は買ってはいけない銘柄なのだ。

なぜかというと、グロース株投資のセオリーでは、基本的には売上高・利益ともに伸び続けている企業に順張りで合わせて株を買っていく必要があるからだ。

そして、成長性に陰りが見えた瞬間に、一気に売り飛ばして店じまいにしてしまう。

これが、グロース株投資のセオリーだ。

しかし...今回どうしても買いたくなってしまって、再び三機サービスを取りあえず400株ほど買ってしまった。

買値はなんと以前買ったのと同じ1,465円笑!

全く同じ株価で買うて、奇跡すぎるやろ...。

2017年に日本の小型グロース株へ投資をしていて思ったのだが、日本の小型グロース株の場合、PERとして数値化される期待値があまりにも実態とかけ離れて上下するケースが結構多い。

少しの悲観材料に投資家たちが絶望して株を売りまくり、その結果、株価が崩壊して割安となったりするケースだね。

この場合、不正問題等が絡んでいると話は別だが、結構な確率で株価は元通りかそれに近い数値に戻ることが多い。

特に、元々注目されていた銘柄や、事業基盤がしっかりしている銘柄の場合はその傾向が顕著なように思う。まあ、あくまでおいらが観察している範囲なので、あんまり当てにはならないかもしれないが。

その理由は、恐らくなんだが取引の主体が個人投資家たちなので、悪材料への反応も過剰だが、少しでもポジティブな要素があればそれにも過剰に反応するからではないだろうか。

そして、ポジティブな要素に光が当てられると、それまで悲観していた悪材料はまるで消えてしまったかのように扱われてしまう(実際は全く消えてはいないのだが)。

なので、株価はポジティブな要素に目が向けられていた以前の価格に戻りやすいといった感じか。

そのため、三機サービスはすでに投資家たちにとっては悪すぎる決算を出しているので、少しでもポジティブな要素が出てきたら株価が一気に戻るのではないかと思ったのだ。

それに、利益が落ちているのは営業規模を拡大する中で人件費や販管費が増加したからで、一時的な要因である可能性が高いと思うのだ。

人件費というと継続的に負担がのしかかってくる類の費用だと思われがちだが、新人を採用するための費用や、研修を行うための費用など、恐らくは一時的なものもかなり含まれているのではないだろうか。

おいらは、何となくだが、そこまでひどい決算ではないと思ったけどね。

まあ、次の決算でさらにひどい結果が出て、株価が3桁突入という可能性もあるんだろうけどね...。

次の決算までに株価が戻ったら売るのか、それとも決算内容を確認してホールドするのか、それはその時の株価次第だな。

ところで、三機サービスは一応連続増配銘柄で、配当利回りも2%ほどはある。それに、株主優待でQUOカードを100株以上保有している株主に進呈している。

バリュエーションはPERが14.5倍弱、PBRは3.27で、小型株にしてはそこまでの割高感はない。

現在の日本株市場は、直近で株価が暴落してしまったため、以前は人気があって買えなかった小型株でも結構割安なバリュエーションで放置されているものも結構あるように思う。

小型株の場合はあくまでも値上がりを目的とすべきなので、あんまり配当利回りに着目すべきではないかもしれないが、3%以上の配当利回りのものも結構ある。

小型株というと株価が安定しておらず、一瞬で紙屑と化するイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれないが、中には優良な不動産を持っていたり、安定した事業を展開している企業もいっぱいある。

一瞬で紙屑と化するのは利益が出ていないIT系の銘柄やバイオ系の銘柄に多く、逆にPERやPBR等のバリュエーションが割安で、尚且つ人々の生活に必要不可欠な事業を展開している銘柄は紙屑と化する方が難しいだろう。

例えば、今は割安ではないが、東証2部に上場している銘柄でユアサ・フナショクという食品卸業をしている企業があるのだが、事業展開しているのが人口が多い関東周辺で、これから需要が拡大するホテル業なども展開しているので、地味ではあるが業績に安定感はある。

配当金もきちんと出しているし、必要がどうかは別にして株主優待制度も設定している。

そんな感じの銘柄が、探せば今はかなり割安に放置されているような気がする。

そういった銘柄がこれから先値上がりするのか、値下がりするのかは分からないが、地味ではあっても頑張っているそういう企業を見ていると、日本経済というのは意外に底力があるのではないかと思ってしまう。

そのため、個人的にはそういった銘柄をスクリーニングするのは好きだ。それが、投資成績に繋がるかと言われると不明だけどね。

なので、興味がある人は一度調べてみるのも悪くはないだろう。

ただ、今大型株だけを買っていて、これから小型株を買ってみようかという方は、最初は出来るだけ少額から買うとか、1銘柄だけ小型株だけにするとかしてまずは小型株の値動きに慣れる方向でやった方がいいように思う。

マジでいきなり10%とか暴落するからね...。

三機サービスだって、今後1日で10~20%以上暴落する可能性は余裕であると思う。そのかわりに、1日で10~20%以上上がる可能性もあるわけだが。

多分小型株投資の場合は、大型株以上に分散投資によるリスク管理を厳重に行う必要があるんじゃないだろうか。

なんせ、ハイリスク・ハイリターンが代名詞なので、そのハイリスクを抑えるためにどうポートフォリオを組むかという点がかなり重要だと思う。

その正解が何かというのは、まだおいらには全く分からないので、模索していくしかないのだが...。

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