３０代は人生において最も大切な時期と言っても過言ではなく、この時期に資産形出来るかどうかで、その後の人生の経済的状況が変わってくるケースもある。
そのため、不労所得を得られるような基盤を30代の内に築いておく必要がある。
なぜ30代が重要かというと、労働可能年齢のちょうど中間地点に該当する年代に当たり、ここで資産形成をしておかないと、後々かなり苦しい状況になってしまう可能性があるからだ。
もちろん、40代や50代からでも資産形成をすることは可能なのだが、やはり30代からスタートするのに比べるとかなりキツイ。
一番ベストなのは20代から資産形成をスタートすることなのだが、20代は給与額が低いケースなどもあり、資産形成どころでない人も多い。それに．．．遊びたい年齢でもあるので、金も使ってしまうだろうしね(俺だけかもしれないが笑)。
30代はサラリーマンの場合、役職なんかがついて給与が上がるケースも多いので、実際に30代から資産形成に取り組み始める人も結構多い。
一般的な30代のサラリーマンが不労所得を得るための資産形成をスタートする場合、様々な選択肢の中から資産運用方法を選択する必要がある。
しかし、世の中には様々な投資商品や資産運用方法があり、一体どれを選んだらいいのか分からないという人も多い。
ただ、自分的には選択すべき方法はある程度限られていると思っている。
その条件条件を下記の羅列してみる。
・ハイリスクではない
・現物である
・積み重ねることで複利効果が期待できる
基本的には、これら3点の要素を満たしているものを買っていくことが重要だと考えている。
まず、ハイリスクではないについては、例えばレバレッジをかけたFXや、ボラティリティの極めて大きな仮想通貨などのことを指す。
FXや仮想通貨が完全にダメというわけではないが、集中して投資をすると本当に資産を全て吹っ飛ばすリスクがあるので、そういった商品を投資対象に入れるのであれば、全資産のごく一部にするべきだと思っている。
また、現物であることも重要だ。
これは株式の信用取引や、FXのレバレッジ取引等、どこかから借金をして資産を運用するということを指す。
レバレッジはうまく利用すれば大きく資産を膨張させることが出来るが、失敗したときのダメージが非常に大きい。
自分自身も、FXでレバレッジをかけた取引をやって痛い目を見たことがあるからね。
最後に、複利効果がある資産についてだが、例え年数％でも利息がついたり、元本が増えたりして継続的に資産が増えていくのが望ましい。
「年数％のリターンなんて」と思う方もいるかもしれないが、複利マジックの効果は本当に凄まじく、ありとあらゆる投資本でもその威力が語られている。
そのため、出来るだけ複利効果が期待できる資産を買うべきだと思うのだ。
さて、注意すべき点を踏まえたら、今度は実際にどのような商品で資産を形成していくのかを検討していく必要がある。
自分自身が考える30代が資産形成するのに適した投資商品は下記の通りだ。
1位:株式
2位:不動産
3位:債券
それでは、下の方から説明していくが、第三位は元本保証で安定的に利息を支払ってくれる債券だ。
債券は企業や政府が発行する利子払いを約束した有価証券のことで、代表的なものには国際が挙げられる。
保有しておくだけで利子がつくので、安定的な資産運用には欠かせない商品だが、現在円建ての債券でまともな利回りのものを個人投資家が買える機会は少ない。
そのため、買うのであればドル建ての債券等を買う必要があるのだが、外貨建て債券の場合はカントリーリスクや為替リスクがあるため、少ないとはいえ価格変動リスクが存在する。
なので、個人投資家にとっては、今のところ少し微妙な選択肢だと思っている。
次に、第二位の不動産についてだが、これは実際に買ったことがないので机上の空論的な話だが、本や様々な情報から判断すると、物を選び、手間をかければ中々よさげな投資先だ。
ただし、個人的には区分マンションはかなり微妙で、一戸建てや１棟アパートの方が利益が出やすい資産だと思っている。
区分マンションは手頃な値段のものもあり、一見よさげに見えるのだが、自分的にはリスクが大きいように思う。安くて立地がいいファミリー向けならいいのかもしれないけどね。
しかし、不動産はボロ物件投資以外だと最低でも数百万～数千万円は必要なので、かなり敷居が高い資産だ。
ボロ物件投資は面白そうだが、自分でリフォームするなど、相当な手間がかかるので、かなり本気で取り組まないと厳しいと思う。好きじゃないと出来ないだろうね、あれは。
そのため、悪くはない選択肢だが、税金等の問題もあるので最初から選ぶにはハードルが高い。
自分がやっているからというのではないが、やはり30代から不労所得を得るために資産運用を始める方にお勧めしたいのは株式投資だ。
それも、個別株ではなくインデックス系のETFに投資をする方法だ。
自分がやっている個別株の場合、その企業単体のリスクが顕在化した場合、本当に株券が紙屑になる可能性もある。
しかし、インデックス系のETFは無数の株式に投資する資産なので、よほど投資する先の国や市場、そして運用会社を間違えなければ、紙屑にする方が難しい資産だと思う。
基本的にこの資本主義社会を支配しているのは株式会社で、資本主義はいまだに世界中で拡張を続けている。
そのため、拡張し続けるそれらの構造に幅広く分散投資が出来るインデックス系ETFは30代から始める資産運用のスタートに選ぶ資産としては最適だと思う。
特に、VOOやVTIといった米国や世界中の株式市場に投資を行うETFは検討するに値すると思う。
投資はあくまで自己責任の世界なので、スタートする際には様々な情報を自分で調べるのは鉄則だが、安全性と確実性を精査していくと、おそらくはインデックス系のETFや投資信託に行きつくはずだ。
それをコア資産として、周りを個別株などのサテライト資産で固めるのも悪い戦略ではないね。
まあ、投資商品には色々あるので、それらを調べるのも投資の楽しさに入るので、今回ここで書いてみた情報と合わせて、まずは自分で色々調べてみてから投資を開始することをお勧めする。
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