配当金で暮らす配当金生活は、多くの人々にとって理想の生活とされており、労働収入だけで暮らしているサラリーマンたちは、非常に苦心しながら給与所得を手にしているため、ことさら配当金生活に憧れているケースが多い。
というのも、サラリーマンのメイン所得である配当金については、毎朝満員電車に揺られ、毎日のようにストレスまみれとなり、必死で働いてようやく手に入る性質を持っているからだ。
なので、不労所得を生み出す資産を保有しているだけで生活ができる配当金生活に強い憧れを持つことになるのだ。
出来ることであれば、朝早くに起きて満員電車に乗るのではなく、ゆっくりと起きてコーヒーを飲み、近くの公園を散歩してからその日の予定を考える、といった夢のような生活を送ってみたいと願っているサラリーマンは非常に多いはずだ。
しかし、実際に配当金や家賃収入を生み出す資産を手に入れようとする人は非常に少なく、多くの場合は労働によって得られる労働所得に依存しているケースが非常に多い。
そのため、実際に配当金生活までたどりつく人は非常に少ないのが現実だ。
実際に配当金生活を目指すためには、明確に目標をもって取り組む必要があるのだが、そもそも配当金生活という目標を持つ人自体が少なくなっているのだ。
不労所得を得るということは、それつまりはじめは不労所得を得る、という目標を持つことだと言っていい。
というのも、どのような状態であれ、その状態を実現させるためには、まずは「目標」という形でゴールを定める必要があるからだ。
そうすることで、自分自身がそのゴールにたどり着くまでにどのような行動をとればいいのか、ということが明確になり、より効率的にそのゴールを実現させることが出来るからだ。
目標を持たずに無軌道に活動を始めると、自分自身がどの地点を目指しているのか分からなくなり、結局は途中で頓挫してしまう可能性が高い。
そのため、不労所得で暮らす配当金生活を目指す場合は、自分自身が月にいくらの不労所得を得たいのか、ということを数字という形にして目標化する必要があるのだ。
そういった感じで目標を明確にしたうえで、今度はその目標を達成するためにどのような行動をとればいいのか、ということを考えていく必要がある。
さて、月にいくらの配当金が欲しいなど、不労所得に関する目標値をきちんと定めたら、今度はどのようにしてその状態まで到達させるのかを考える必要がある。
例えば、月に10万円の不労所得を得るためには、年間で120万円の配当金が必要になるのだが、これを配当利回り4%のポートフォリオで実現させようとすると、3000万円以上の資金が必要になる。
3000万円以上の資産を貯めようと思うと、無軌道な計画では絶対に達成することが出来ないのは明白なので、きちんと月々幾らのお金をインデックスファンドなどに投資をし、計画的に資産を増やしていく必要がある。
そういった計画を立てるためには、無軌道な支出は論外で、計画的な支出が出来る能力が必須となる。
なので、不労所得で暮らす配当金生活を目指すのであれば、まずは支出を自分自身でコントロールする必要があり、そのうえで確実に「収入>支出」の状態を継続する必要がある。
そうすることで継続的に投資資金を確保することができ、計画的に配当金生活を目指すことが出来るのだ。
こういった行動は、一見地味なように見えるかもしれないが、千里の道もなんとやらで、コツコツとこういった努力を続けていけば、最終的には不労所得で暮らす配当金生活を実現させることが可能になるのだ。
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