高配当株などの不労所得を生んでくれる資産を買い、それらから支払われる配当金で生活をする、いわゆる配当金生活は投資家たちの憧れの生活である。
自らは何もすることはなく、ただお金を生んでくれる資産から生み出される果実を受け取りながら、ゆっくりと暮らす日々を夢見て貯金をしている人もいるはずだ。
しかし、貯金というのは時に苦痛を伴う場合もある。というのは、通常運転の時に「収入=支出」となっていて、収支がトントンの人が頑張って株を買うためにお金を貯め始めた場合、いつもとは違う行動にかなりストレスを感じてしまうからだ。
不労所得を生む高配当株を買うために貯金することに対して、全くストレスを感じない筋金入りの投資家の場合は別にして、まだ投資を始めたばかりの投資家の場合、「貯金」という行為に慣れておらず、お金を使いたくても使えない、という状態にストレスを感じてしまうのだ。
配当金を受け取るためには、最初は何とか忍耐強く我慢してお金を貯め、高配当株を買うための原資を確保する必要がある。
そういった初歩的な努力を怠った場合、いつまでたっても不労所得を生む資産を保有することは出来ない。
しかし、貯金というのは一生懸命やろうとすればするほど、非常にストレスが貯まる行為になってしまう。
というのも、人間というのは「慣れ」によって様々なことを習慣化する動物なので、日常的に消費に使うお金を減らして貯蓄に回すには、まず慣れるところから始めないといけないからだ。
例えば、毎日夕食を外食にしていた人が突然自炊を頑張りだすと、最初のころはいいが2週間くらいしたらだんだんとストレスをためてしまい、最終的には元の外食生活に戻ってしまうことも多い。
また、毎日ペットボトルを自販機で買っていた人が水筒を導入しても、1週間くらいで面倒くさくなって水筒の携帯をやめてしまうケースも多い。
そういった事態を防止するためには、まずは無理のない範囲から貯蓄を始めることが重要だ。
たとえ5000円でも10000万円でも、月々の収支を取りあえず黒字化するということが重要なのだ。
そして、段階的に消費を抑えながら、徐々に月々捻出出来る貯蓄額を増やしていく。
おそらく、この方法が最も貯蓄体質に自分を変化させやすく、そして無理がない方法なのではないだろうか。
無理をしていきなり貯蓄体質に変化させても、途中で貯蓄をやめてしまっては何の意味もなからね。
きちんと貯蓄が出来るような収支状況が完成したら、あとはコツコツと資産を買っていくだけだ。
配当金が欲しければ高配当株やリートでもいいし、キャピタルゲインが欲しければ成長株を買ってもいい。
重要なのは、とにかくお金を増やしてくれる資産を買っていくことだ。
日本人はリスク資産である株式にかなりアレルギーがあるが、不労所得を得るためにはやはりある程度のリスクを負わないと何も始まらない。
なので、とにかく貯金で貯めたお金で株式を買っていくことから始めないといけない。
株式を買うと、もちろん値下がりするというリスクもあるが、それと同時に配当金を支払ってもらえたり、株価が上昇する可能性もある。
そういったリスクとリターンを理解したうえで、コツコツと株を買っていくことが非常に重要なのだ。
安全策を取りたいのであればETFを買えばいいし、興味のある企業の株を買ってみるのもいいだろう。
とにかく、まずは資産を買ってみる必要がある。
そして、これも貯金と同じでリスクに慣れていない状態で大金を投入するのではなく、少しづつ本やネットで勉強しながら投資に回すお金を増やしていった方が賢明だろう。
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