「やっちゃったよ...」
配当金目的で買ったはずの高配当株を暴落時に売却してしまった投資家は、大体この画像の猿のような表情となってしまう。
本当は配当金をコツコツと受け取って資産を増やし、そしていつかは株式の配当金だけで暮らす配当金生活に突入するはずだったのに...。
そんな未来の高配当株生活プランを、株式相場の大暴落は一瞬にして破壊してしまう。
というのも、配当金が目的で買った高配当株がどんどん爆下がりしていき、配当利回りが上がるごとに興奮できる本物の高配当株投資家はごく一部だからだ。
その他の自称高配当株投資家たちは、少しでも株価が下がるザワザワと、まるで繁殖期のボノボたちのように騒ぎ出し、最終的には配当金という金の卵を生み出す高配当株を売却してしまうのだ。
そのような悲劇が、コロナショック後の株式相場でも繰り返され、高配当株として有名な石油株も売りに売りまくられた。
詳細はこのブログのバックナンバーにも記載してあるのだが、その際の石油先物市場はもはや意味不明な値動きをしており、先物指数が市場初めてマイナスになってしまうという天変地異が起こっていた。
その結果、石油株は大暴落してしまったのだが、実はその石油株が底値から2倍以上にまで株価を回復させている。
投資は読みと握力が全て。
つまりは、これと決めた企業の業績を先読みし、その株をいつまでも辛抱強く持ち続けることが株式投資で成功するための必勝法というわけだ。
これは、「株式投資で普通でない利益を得る」というバフェットも大絶賛していた古代の投資本でも紹介されている事実なのだが、意外にも出来る人は少ない。
かくいう私も、一番長く投資を続けているAppleでもまだ3年の保有期間だ。
他の株は株価が下がった時や上がった時に売ったり、別の株に乗り換えたり、ETFを資産の中心に据えたという経緯がある。
しかし、長期間保有しているAppleの株価はすでに3倍になっている。
この事実からも、株の長期保有がかなり有効な投資方法であることが分かるだろう。
「なーんだ、じゃあ、石油株を底値で買って配当金をもらいながら長期保有すればいいだけじゃん」
そう思う人も多いかもしれないが、コロナショック時の色々なブログや投資家が発信していた情報を見れば分かると思うが、それはとても難しいことなのだ...。
さて、石油株の未来についてだが、個人的には意外としぶとく高配当株として生き残るのではないかと考えている。
というのもだ、ガソリン車から電気自動車に世界の潮流がシフトしようとしているのだが、電気自動車のエネルギー源である電気を作るには石油が必要だからだ。
さらには、クリーンエネルギーを作り維持する装置を作るのにも石油は必要だし、ほかにも工業製品や日用品の製造など、様々なシーンで石油はまだまだメインエネルギーとして必要とされている。
なので、石油株が一気に衰退してしまうという可能性は低いのではないだろうか、というのが個人的な見解だ。
同じく高配当株として投資家たちに配当金をコツコツと支払ってきたタバコ株を見ていると分かると思うのだが、オールド企業というのは案外しぶとく商売をやっている。
ただし、将来的に石油株の未来がキラキラと輝いているかと言われれば、それはないだろう。
なので、将来的に高配当株になりそうなグロース株を探し出して投資をした方が効率的に資産を増やせる可能性が高いだろう。
ただ、それはあなたがきちんとその株を分析して、なおかつ暴落時にもその株を保有し続けられるだけの「握力」がある場合に限るのだが。
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