先週の株式市場は、まさに圧倒的という言葉がぴったりと当てはまるほど凄まじい株価の暴落に見舞われ、昼は日経平均、夜はNYダウといった感じで、株価指数だけでも個別株の暴落並みに株価が下落していた。
それは、まさにあのすべての投資家たちを木端微塵にして株式市場を焦土と化したリーマンショックを彷彿させるすさまじさで、少し株価が上がったかと思ったら、またそれの倍くらい株価が下がるような値動きを繰り返し、すべての投資家の資金を「無」と化していた。
リーマンショック時、私も投資信託は保有していたのだが、確かにすさまじいくらいに一気に値下がりしていたのを、おぼろげながらも覚えている。
そのころは、私は個別株投資などはしていなかったので知らなかったのだが、Jリートの配当利回りが20パーセントを超えていたり、さらには個別株でも10%近い配当利回りの凄まじい株が出現したりしていたらしい。
「ふ~ん、すごい状態だったんだにゃあ~」
そんな話を聞かされると、そんな感じでうらやましく感じたものだが、今現在、リアルタイムで同じ光景が見れらそうな状況となっているのだが、
「みぎゃあああああああ」
という悲鳴しか上げることが出来ず、正直ビビッている。
今現在、市場に壊滅的な打撃を与えているコロナショックだが、もしかしたらこの騒動が終息した後の株式市場という焦土には、リーマンショック後の焦土を超える数の超高配当株が大量発生してるかもしれないように思う。
というのも、日本株にしても米国株にしても、リーマンショック後の金融緩和によって業績が伸びるのと歩調を合わせるようにして配当金の支払い額を増やし続けており、それが直近まで継続していたからだ。
恐らくだが、コロナショックがなければさらに世界全体の配当金支払額は過去最高を記録し続けていたかもしれない。
しかしながら、実際にコロナショックという超絶ブラックスワンが表れてしまい、その影響で企業業績が悪化するのは必死だ。
一方で、今現在は表面上の配当利回りは非常に高く、米国の超優良ETFであるVOOの配当利回りが3%という驚異的な水準にある状態だ。
なので、この騒動が早期段階で終了した場合には、表面上は配当利回りが高い高配当株が激増することになるだろう。
ただ、そういった高配当株の場合はすぐに減配をしたり無配転落する可能性があるので、財務状況や業績を十分に加味して買いを入れるべきだろう。
今現在、コロナショックによって多くの人が経済的に困窮したり、株で大損をしたり、さらには外出が出来ずつまらない日々を過ごしている。
コロナウイルス自体は単なるウイルス性の風邪等に近いものだと思うのだが、すでに世界は新型ウイルスというワードにパニック状態となっており、まだまだ混乱は続きそうな感じがする。
この騒動が終息するためには、ワクチンの開発などでの治療方法の確立がされるか、感染者数が激減して「コロナ大丈夫じゃね?」と、多くの人々が認識を変えるかのどちらかになる必要があるのだが、現在のところはそれは難しそうな感じがする。
アメリカや欧州では極端な外出制限が出されているので、この状況が続くと、かなりの確率で経済はクラッシュする可能性が高いだろう。
そうなってしまうと、もはや株どころではなく、実生活も甚大な影響が出てくる可能性があるため、世界全体が本当に大パニックになってしまう可能性がある。
それだけは避けなければならないのだが、コロナショックはさらに甚大な影響が出そうな雰囲気しかしないので、もはや打つ手がない感じがする。
本当に何とかして欲しいのだが...これは、かなりまだまだ厳しい状況が続きそうだね。
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