このブログで何度も取り上げている通り、オリックスは高配当株であり超人気優待株なので、配当金と一緒に株主優待品まで自分にプレゼントしてくれる、極めて優秀なインカムゲイン銘柄だ。
配当金は投資家自体は何もすることなく、単に株を持っているだけで貰えるお金なので、最も純度の高い不労所得の一つに数えられる。
そして、株主優待品もまた、株主が株を保有しているだけで貰える特典の一つで、優待投資家なる者まで生み出すほど人気がある。
オリックスは、そんな投資家に大人気の配当金と株主優待品を高いレベルで提供してくれる銘柄なので、インカムゲイン投資家の楽しみを同時に味わうことが可能だ。
そのため、多くの投資家たちが配当金や株主優待品が目的でオリックス株を保有しているのだが、最近、というかここ1年くらいずっと株価の方は冴えないままだ。
そんなオリックスが第2Qの決算を発表していたのだが、相変わらず微妙な内容のものだったため、PTSで下がっているのかな?と思ったら、逆に上がっていた。
果たして、今後オリックス株は上がっていくのだろうか?
今回のオリックスの決算では、セグメント別に見ていくと「不動産」「事業投資」「海外」が好調で、「法人金融サービス」「メンテナンス」「リテール」が減益となっていた。
以前にも書いたが、オリックスは事業ポートフォリオを分散出来ているので、一つの部門がだめでもほかの部門でカバーすることが出来るため、相当なことがないと赤字にはならないタイプの企業だ。
オリックスは、リーマンショック時にも黒字を確保していたほどだからね。
ただ、事業ポートフォリオを分散しているが故に、やはりどれかは不調の時があるので、足並みが揃わないとダラダラと業績は伸びず、したがって株価はずーっと同じ価格帯で推移することになってしまう。
現在PTSの方は上がっているようなので、明日はもしかしたら多少株価が上昇するのかもしれない。
それにしても、オリックスは海外事業の規模がかなり大きくなっている印象だが、好調な時はいいのだが、為替が大幅に円高になったり、不調になってしまった時が少し心配な感じがするね。
ただ、引き続き事業ポートフォリオでバランスを取りながら利益を出していくと思うので、今年度は大幅な減益になったりする可能性は低いだろうと予測している。
オリックスの決算の内容は微妙なものだったが、引き続き自分はこの銘柄をホールドして配当金と株主優待品を受け取り続けるつもりだ。
なぜなら、配当金は株主自体は何もしなくても手に入れることが出来るお金で、純然たる不労所得なので、今回くらいの決算内容であればオリックスはそんな不労所得を支払い続けてくれると思うからだ。
しかし、たぶん株価が大きく値上がりするということはしばらくないだろうな、と思う。あるとすれば、市場全体が上昇するときくらいなんだろうね。
なので、自分の中でのオリックスの位置づけは、配当金を淡々と支払ってくれ、季節になると素敵な株主優待カタログをプレゼントしてくれる、純然たるインカムゲイン銘柄といった感じだ。
まだオリックスから送られてきた株主優待品である、りんごジュースが残っているので、ゆっくりとそれを飲みながら、今後のオリックスの業績を見守っていきたい考えている。
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