ゆうちょ銀行といえば、今現在で非常に配当利回りが6%と超と非常に高配当な株で、これまでに配当金を多くの投資家たちに支払ってきた高配当株だ。
ゆうちょ銀行は、郵政民営化に伴い公的機関から民間企業となり、さらにはアベノミクスによる超大型IPOで日本郵政、かんぽ生命とともに株式市場に上場したことで一躍話題となっていた超有名企業だ。
その際にゆうちょ銀行に投資をした投資家たちの多くは、ゆうちょ銀行が定期的に支払ってくれる「配当金」が目的で投資をしていたケースが非常に多い。
というのも、ゆうちょ銀行の配当利回りはそのころから3%以上と非常に高く、いわゆる高配当株に該当する銘柄だったからだ。
しかし、その一方でゆうちょ銀行にお金を定期預金などとして預けた場合の利率は本当にわずかばかりのもので、ゆうちょ銀行の定期預金で資産運用を実際にするのは非常に難しいような状況になっていた。
というのも、ここ日本ではすでに長期間低金利政策をとっており、さらには今回の新型コロナショックで経済が大打撃を受けてしまっているため、政府は引き続き低金利政策をとっていく可能性が極めて高いからだ。
そんなゆうちょ銀行の定期貯金の金利が、なんと0.002%にまで引き下げられてしまうことになった。
ゆうちょ銀行が4月2日にアナウンスした定期貯金の金利変更については、下記の通りとなっている。
■預入期間ごとの金利
1月→0.002% (旧:0.010%)
3月 →0.002% (旧:0.010%)
6月→0.002% (旧:0.010%)
1年→0.002% (旧:0.010%)
2年→0.002% (旧:0.010%)
3年 →0.002% (旧:0.010%)
4年 →0.002% (旧:0.010%)
5年→ 0.002% (旧:0.010%)
このように、大幅な金利の低下が決定したのだが、すでに旧利率でも十分に低かったゆうちょ銀行の金利がさらに低下してしまっている状態となってしまっているのだ。
一方で、ゆうちょ銀行の配当利回りは今現在で表面上は6%を超えているので、ゆうちょ銀行の金利と比べると約300倍ということになる。
これはもちろんのこと、株式というリスク資産を保有する見返りだとも言えるのだが、今現在の株式市場は新型コロナショックの影響で非常に不安定になってしまっているので、例え定期貯金の約300倍以上のリターンだとしても、投資は躊躇してしまうことろだね。
今回、定期貯金の金利が0.002%に低下してしまったゆうちょ銀行だが、はっきり言ってゆうちょ銀行の定期貯金にしても、メガバンクなどの定期預金にしても、資産運用というよりかは資産保全の方法の一つだと考えておくべきだろう。
というのも、定期預金や定期貯金は株式などのリスク資産と比べて円としての評価額が減少することがないので、今現在の新型コロナショックで資産家が大ダメージを負ってしまっているのだが、こういった時に「現金」という「資産」を保全する役割を定期貯金は果たすことが出来る。
なので、投資をしている人の場合はよく、「現金に価値はない」という人も多いのだが、自分自身は一定の価値はあるとこのブログで何度かお話してきた。
というのも、本質的には確かに定期貯金などで保全する「現金」は確かに何も生み出さず価値がない、という話にも一理はあるのだが、こういった暴落相場になると一定の額の現金が手元にないとパニック状態になってしまう。
なので、定期預金や定期貯金は資産運用というよりも、投資家の精神面を安定させるための「資産保全」の方法だと考えておくのがいいように思う。
昔はゆうちょ銀行の定期貯金だけでも十分に資産運用ができていたのだが、今のゆうちょ銀行ン0.002%という金利ではそれは一般の人にはほぼ不可能なことだからね...。
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