高配当株といえば、保有しているだけで配当金を投資家にもたらしてくれるため、頻繁に株を売り買いしないスタイルの投資家の中には、高配当株を選好する人も結構多い。
配当金は、何もしなくても手に入る本物の不労所得なので、手にするだけで資本主義社会の頂点に君臨する株主である喜びを感じることが出来る。
そんな高配当株の中には、配当金をもたらすだけではなく、株主優待制度まで用意している株もある。
つまり、配当金として現金を支払ってくれるうえに、株主優待品をくれるのだから、保有している株主としてはかなりメリットが大きい。
ただ、自分的には正直株主優待制度で還元するくらいなら、配当金として現金を支払ってくれる方が好ましい。
というのも、株主優待品の中には微妙なものも多く、そんなものを支給されるくらいなら、最も使い勝手のいい「現金」が欲しいからだ。
しかし、高配当株であり人気優待株であるオリックスから届いた株主優待カタログを見て少し考えが変わった。
オリックスは配当利回り4%超の高配当株だが、想像以上に豪華だった。
オリックスの株主優待制度は、株主優待カタログを配布し、株主は好きな商品を選ぶといった方式のものだ。
株主優待カタログには3年以上株を保有した株主に配布されるAコースと、3年未満保有の株主に配布されるBコースがあり、自分に送られてきたのはBコースのカタログだ。
Bコースなのであんまり豪華ではないだろうと思っていたが、内容を見て非常に驚いた。
というのも、地ビールの12本セットはあるわ、牛タンの詰め合わせもあるわ、日本酒のセットはあるわ、水たきセットはあるわで、相当ラインナップは豊富だったからだ。
オリックスからはすでに配当金が6月に振り込まれていたが、忘れた頃にこのような株主優待カタログが届くと、株主としては非常に嬉しい。
オリックスは株価が万年低迷していて、おまけに金融株なので株式市場が下落すると真っ先に反応する軟弱さを秘めているが、長期保有する分には配当利回りも高いし中々悪くはないように思う。
しかも、事業ポートフォリオもバランスよく分散されているので、かなり利益を出す力はある企業なんだけどね...まったく人気がないけど笑。
その理由はおそらく、人気がないというよりも機関投資家が保有する率が高いので、株式市場に変動があった場合、株式を現金化するために売却されたりするのであんまり株価が上がらないからだと思う。
個人投資家の比率が高くて、これだけ優待制度がしっかりしていれば、多少業績が悪くても株価は大きく動かない可能性が高いと思うからね。
さて、オリックスの優待品が非常に豪華だったので驚いたわけだが、株式投資の入り口として優待株投資は非常に人気がある。
そのため、株主優待だけを目的にして株を買う方もいるが、自分的には株主優待だけを目的に買うよりも、きちんとその株が配当金を支払ってくれるのか?値上がりしそうなのか?を考えて買った方がいいと考えている。
というのも、株主優待制度はいきなり改悪されたり、最悪の場合には廃止されたりする可能性があるからだ。
その際、きちんと配当金を支払ったり、業績が良い会社だったらいいが、そうでない場合は株価が半端じゃないくらい下落する可能性がある。
株主優待制度を用意している企業の中には、東証で上のクラスに行くために株主数を増やす手段として株主優待制度を作る企業もあるが、東証1部の企業数を減らすという話もあるので、その辺りも株主優待制度に影響をもたらすのではないだろうか。
1部から振るい落されてしまったら、株主優待制度を続ける意味がなくなる企業もあるだろうからね...。
そのため、株主優待制度はやはりあくまでオマケみたいなもので、株を選ぶ場合は業績や利益などのスタンダードな指標を見て投資判断を下す方がいいような気がするね。
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