は~い、こんばんは!!
最近、株式相場の様子がどうもおかしいと思っているかぶまくらだ。
というか、多分、これはもう本格的に景気後退局面に入っているんじゃないかと思ってしまうくらい各種経済指標が弱い...。
まあ、これは今に始まったことではなく、昨年くらいから中国の景気が減速していたりして、なんとなくヤバい雰囲気はずっと漂っている。
先日も書いたが、日本株でも異常に高配当な株が増えているが、それは投資家たちが株式という資産クラスから資金を引き上げていることも要因の一つとなっているように思う。
ただ、なので保有株を全部売り飛ばしてしまうかというと、どうもそんな気にはなれない。
なぜなら、株式市場にはいつも「ヤバい雰囲気」が漂っているが、それを抜けると「ヤバくない雰囲気」が充満して一気に株価が上がるということもあるからね。
なので、おいらは資産の一部は常に株式市場に置いておいて、「株価が上がる」という可能性にもお金を賭けておきたいと考えている。
間違っている可能性ももちろんあると思うが、何となくその方がいいように思うんだよな...。
さて、株価が暴落した際に心の支えになるのは、何と言っても企業が支払ってくれる配当金だ。
配当金は、その企業が無配転落しない限りは、たとえ株価が下がったとしても投資家に資本主義社会の恩恵をもたらしてくれる。
米国株投資家にとっての聖書である「株式投資の未来」において、著者であるシーゲル教授は株価が低迷している間に配当金を再投資することの重要性を説いている。
株価が下がっている間に配当金を再投資して株数を増やしておくことで、株価上昇時のリターンを最大化できるという理論だ。
それは確かに正しくて、どう考えても株は「安いうちに買う」方がその後のリターンを最大化でき、配当金を再投資することで安いうちに大量に株を買うことが出来れば、当然株価上昇時のリターンは大きくなる。
なので、全体の株価が下落しているときに高配当株がポートフォリオに組み込まれているとかなり心強い。
株価が全体的に下落し、自身のポートフォリオの含み益が縮小したり、含み損が拡大している状態で追加入金をするのはかなり勇気がいるが、証券口座に振り込まれている配当金であれば「まあ、いいか」という感じで投資に充てることができるからだ。
配当金であれ、自分で稼いだ金であれ、同じ金であることには1ミリも違いがないのだが、やはり「何もしないでも入ってくるお金」である配当金の方が再投資するのに抵抗がない場合が多いのではないだろうか。
そんな感じで、うまくいけばピンチをチャンスに変えてくれる「配当金」という最終兵器だが、その配当金を多めに支払ってくれる高配当株の中に、人気はいまいちだが高配当で有名な業種がある。
投資家たちに人気がある高配当株のはずだが、業績と比較してイマイチ株価がパッとしない高配当株...。
それが、商社株だ。
三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、それから住友商事などの商社株は、PERやPBRといった指標面では常に割安で、しかも配当利回りが3~4%台と高配当なのだが投資家たちにあまり人気がない。
商社のビジネスは、基本的には投資会社に近い性質を持っていて、鉱山や石油、それから穀物などの権益が期待できる案件に投資をし、そこから得られるリターンを収益の源泉としている。
昔はそうでもなかったようだが、最近日本の商社はかなり手広くビジネスを手掛けていて、三菱商事はサーモンの養殖事業なんかも手掛けている。
伊藤忠商事にしても、繊維、金融、それからユニーファミリーマートのコンビニ事業といったように、かなり事業ポートフォリオを広範囲に分散している。
ただ、やはりモロに景気の影響を受けるタイプの企業なので、世界的に景気が減速してしまえば業績が赤字となってしまう可能性は普通にある。
三菱商事や三井物産は世界的に景気が減速傾向にあり、株価が低迷していた2016年は普通に赤字だったからね。
一方で、伊藤忠商事や住友商事は2016年も黒字をきちんと確保していたので、同じ商社とはいっても事業ポートフォリオの違いによって、かなり収益構造に差があるのかもしれないね。
間違いないのは、世界的な景気の良し悪しによってかなり配当金の支払い額に差が出てしまうので、コカ・コーラやプロクター&ギャンブルといった連続増配している米国株とはまた種類の違った高配当株だということだ。
多分、景気が悪い時に買った方がいい株なんだろうね...。過去の実績を見ていると、景気がよくなれば株価も配当金の額も上昇するような気がするからね。
さて、そんな商社株だが、今の時点では配当利回りが4%程度の銘柄が多く、一見かなり高配当なように見えるのだが、世界経済が減速するのであれば急いで買うような銘柄ではないかなと思っている。
三菱商事や伊藤忠商事なんかはメチャクチャいい会社だと思うのだが、配当金を目的にして買った場合、世界的な景気の減速とともに減配となってしまうリスクもあるからね。
もちろん、景気がよくなっていけば配当金の額も上がる可能性があるので、景気が良くなるという前提であれば買ってみたいが。
ただ、雰囲気的にどう考えても景気が減速してそうなので、そうなのであれば、それが業績に反映して株価が下落した時に買うという買い方でもいいように思う。
そのときは、多分三菱商事を買うと思う。
三菱商事はリーマンショックのあった2008年やその後の2009年も減配はあったが配当金をきちんと支払ってるんだよね...。
2016年に買おうと思って、2回ほど指値が刺さらず、「もうええわ!!」と買うのをやめた株だからというのもあるが。
その後、三菱商事の株価は上昇し、配当金も増配されている...なんでやねん。こんなんばっかりやねんけど。
まあ、そんな感じで未練がある銘柄なので、今度チャンスがあれば買ってみようと思っている次第だ。
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