高配当株の魅力は、配当金をより多く株主に支払ってくれることで、株価の上昇を第一目的に買うというよりも、そういったインカムゲインをゆっくりと得たいという投資家が投資するケースが多い。
配当金は投資家自身は何もしなくても得ることが出来る純然たる不労所得で、キングオブ不労所得だと言ってもいいくらいの存在だ。
そのため、投資家たちは配当金で生活をする、いわゆる配当金生活に強い憧れを持っていたりする。
そんな高配当株の中には、配当金を支払う上に株主優待制度まで用意している株式が存在していて、そういった株を買った投資家はうまいくと、株主優待と配当金というインカムゲインを得ることが可能だ。
自分が過去保有していたKDDIもそんな銘柄の一つなのだが、自分が売却したあとに株価が上昇し、なんと3000円の大台にまで迫っている。
9月が権利月なので、その影響もあるかもしれないが、最近のKDDIはすこぶる好調なのだ。
そして、高配当株であり優待株でもあるKDDIを売ってしまった自分は無念の表情でその上昇を見つめるばかりである。
高配当株はグロース株とは違い、それなりの規模の企業や成長性が乏しくなった企業が多く、どんよりとした値動きをするケースが多い。
しかし、時に高配当株の株価が突如として上昇することはあり、そういった場合長期保有していた投資家たちは株価の上昇と配当金という二つの果実を得ることが出来る。
この二つの果実の威力はすさまじく、長期間保有していた高配当株の株価が上昇すると、再投資した配当金も膨れ上がる場合があるので、資産が大きく増える。
これは、名著である「株式投資の未来」においてデータでも示されている事実なのだが、実際にそういった高配当株を目にすると、つい羨ましくなってしまう。
それが自分が過去保有していて利確したり損切りしたりした銘柄だと、なおさら悔しくなり、「なんで保有を続けなかったのだ」とうめき声を上げたくなることすらある。
しかし、高配当株の株価が上昇する時は突然なケースも多いで、なかなかそれを読んで投資することは難しい。
なんとなく割安さが是正されるのでは?くらいに思って買ったりが、自分的には関の山なのである。
ただ、高配当株も株価がいきなり上がりだすことはある、という点は覚えておいて損はないだろうね。
KDDIといえば、通信事業が政府の圧力を受けて値下げに応じざるを得ないことや、楽天という新たな事業者の参入によって今後の業績が不安視され、一時期株価は暴落していた。
しかし、KDDIは実は通信事業以外の金融分野を開拓しており、カブドットコム証券の買収を発表していたことは記憶に新しい。
KDDIはその他にも金融事業を積極的に展開しており、通信事業だけに依存する事業構造からの脱却を早くから模索していた。
そして先日、KDDIがホテル事業に進出するというニュースも流れていた。
このように、一つの事業だけに頼るのではなく、事業を多角化して利益構造を盤石のものにするという経営姿勢は投資家からすると非常に心強い。
他の事業が本格的に育ってきて、通信事業だけの利益に頼る必要がなくなれば、保有している投資家としてこれ以上心強いことはないからね。
通信事業は様々な事業とのシナジー効果が期待出来るので、今後もKDDIは様々な取り組みをしていくに違いない。
そんなKDDIを見つめながら、これは売ったのは明らかな判断ミスだったか、と後悔が深まるばかりだ...。
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