現在、急ピッチで円高が進んでいる影響で、外国株資産の価値が下落している。
高配当株、ベトナム株、それから口座に入っているドルなど、外国資産価値というのは円の価格が上昇すれば下落してしまうケースも多い。
外国株の高配当株については、特に米国株の場合はそうだが、日本企業よりも株主還元意欲が高い企業が多く、配当利回りが驚くほど高かったり、増配を長期間続けていたりする。
有名なコカ・コーラなんかは、50年以上連続で増配を実施しているが、やはり米国株企業は自社株買いもそうだが、株主還元意欲が非常に高いと言っていいだろう。
一方で、外国株の場合は円高になると相対的にドルの価値が下がり、ドル建て資産となっている場合は評価額が下がってしまう。
例えば、1ドル110円の時に買った株は、同じ株価であれば1ドル100円になると約10%評価額が下がってしまう。
しかし、逆に考えると1ドル100円の時に買った株は1ドル110円になると円建ての評価額は約10%上昇する。
このように、外国株の場合は円評価の資産価格が為替の影響によって大きく変動するケースもあるので、円高局面は日本人投資家にとってはある意味チャンスだと言える。
これは日本株にも同じようなことが当てはまり、円高基調になると市場平均は下落する傾向が強く、その際に株を買えば後々円安になった時点で株価が上昇するケースが多い。
円高の時に米国株から配当金を受け取ると、その後に円安になると株価と同様に価値が上昇する。
そのため、円高の時に受け取ったドルの配当金をそのままにしているだけで、円安になったときには資産評価額が増加することになる。
配当金は何もしなくても手に入る不労所得で、高配当株を保有しているだけで資産が増加していくので、投資家目線で考えると円高の時に米国株を買うのは悪くはないように思う。
ただ、昨年利上げをした局面で高配当株の株価が暴落していたが、現在はコカ・コーラやP&Gなどは過去最高値を更新しているので、円高だけでは割安感はないと言ってもいいだろうね。
P&Gなんかは、株価下落時から50%以上も上昇しているので、高配当株が下落した後に上昇した時の破壊力は改めてすごいなと思った。
そして、P&Gは連続増配株で配当金を増額させ続けているので、現在の円高局面で配当金を受け取っていると、後々資産価格は増えることになる。
株価下落局面でP&G株主となった人たちは大成功といった感じなのではないだろうか。
自分は昔FXをやっていたのだが、為替の方向性を予測するのはかなり難しい。
というのも、為替は要人の発言や各国の為替政策、それから経済状況などに対する人々の思惑が複雑に絡み合って決定されている。
そのため、一元的な要素でこうなる、という予測を立てるのがかなり難しいのだ。
事実、様々なプロが為替の予測を本を出して公表したりしているが、当たるケースというのは驚くほど少ない。
しかし、一人だけかなり為替の値動きを正確に予測する人がいる。
それが、家具で有名なニトリHDの似鳥会長で、年初に予測していた為替の値動きの幅と現在までの値動きの幅はかなり一致している。
さすがは長年実業で為替予測をしているだけあって、その精度は半端ではない。
米国株投資をする場合は、別に為替のみが判断要素となるわけではないが、我々日本人が投資するのはグローバル企業であるケースが多いので、そういった企業の場合は為替や世界経済の動向が業績にある程度影響を及ぼすだろう。
なので、年初に似鳥会長の為替予測を年初にチェックするのは悪くはないと思う。
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