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超高配当株はやばいのか

高配当株の定番・通信会社

こんにちは!

ドル高が進んでいる影響で、新興国の株価が下げていますね。以前から興味のあったベトナム株が徐々に下げてきているので、そろそろ買ってみようかなと思います。

おいらは今のところ圧倒的に日本株の比率のほうが高いので、勉強しながら徐々に外国株の比率を増やしていこうと考えております。

しかし、配当利回りやROEなどで見ていると日本株より外国株のほうがどうしても魅力的に見えてしまいます。例えば日本の通信株で高配当のNTTドコモは配当利回りが3.8%と高配当ですが、海外の通信会社大手は普通に5~6%程度の配当を出しています。

寡占企業の多い通信業界は成長性が乏しいので、株価的にはぱっとせず人気がありません。しかし、これから電波規格が5G(第5世代) に移行していき、ますます大容量のデータ通信が必須となってくることを考えるとかなり安定していしている業界だと思います。

日本のSynamonという会社がVRコラボレーションツールの「NEUTRANS BIZ」というサービスを提供し始めたのですが、これがYoutubeで動画を見るとマジですごいのです。会議に参加する人はアバターを選択して仮想空間での会議に参加することができ、普通に仮想空間内でコミュニケーションが取ることが出来ます。

映像はまだ初期のポリゴンを少しマシにしたような感じだが、プレイステーションの映像が進化したようにこれからVRの映像が進化していけば、遠く離れた人と臨場感のある会議をすることが出来る日も近いように感じます。

しかし、こういった技術が普及し、スマホでも使えるようになれば確実に4Gでは対応しきれなくなる。だから益々多くの人が通信企業に依存することになるだろうな、と思っております。

そう思って人口の多い中国とアジアを中心に展開しているチャイナモバイルを買ってみたのですが、今のところは下げています笑。

そんなチャイナモバイルですが、配当利回り6%を超えているのでおいらの中では超高配当株の部類に入ります。

超高配当株とは

おいらの中で超高配当株とは、長期金利の約2倍以上の配当を出している銘柄のことを指します。

基準とするのはやはり米国の長期金利です。長期金利が上昇すると、配当利回りを期待して株を購入している投資家は安全な米国債の方に資金をシフトします。なぜなら株は価格が大きく上下に変動しますが、債券は値動きが無いのでその分安全にインカムゲインを得ることが出来るからです。これは、おいらでも理解が出来ますね。

そして、景気が上がっていくと米国の中央銀行であるFRBは金利を上げていきます。これは、景気が一気に上がりすぎてその後の後退局面が訪れることを防ぐためです。お金を借りる際の利子が高くなれば、事業資金を積極的に借りる企業や、何かを買うために借金をする個人も減ってくるので景気にある程度ブレーキがかかりますからね。

現在、アメリカの景気は雇用統計や企業利益の増減などどの指標を見ても、かなりピークに近づいていることが分かります。FRB議長の方針なんかを見ていても、これから緩やかであったとしても金利が上昇していくことは確実です。

そのため、今高配当株がかなり売り叩かれています。債券の代わりに高配当を期待して買っていた投資家が、金利が上昇してきたので債券のほうに逆流しているのです。

そんなわけで、現在配当利回り6%を超える超高配当株が増えてきています。つまり、配当利回りを期待して株を買う投資家にとっては喜ばしい環境が整ってきているのです。

ところで、何故おいらが6%を超える配当利回り=超高配当株と定義しているのかというと、長期金利の倍程度の配当利回りであれば異常値だと言えるからです。

何故異常値だと思うかというと、債券利回りというのは購入時点で確定していますが、株価の利回りは購入時点でさらに上昇することが期待出来ます。いわゆる連続増配株ですね。

長期金利は景気がピークアウトすれば確実に下がってきますが、配当利回りは企業の業績が好調で増配を続けていれば増え続けていきます。そのため、金利が上がっていく段階で配当利回りも上昇し、金利が下がっていく局面でも配当利回りが上昇すれば、利上げ局面で下がった株価も回復して最終的には購入時点よりも株価が上昇するのではないかと思います。

ただし、それにはバフェットが言うような「安全域」がほしい。この場合の「安全域」とはおいらの中では現時点での配当利回りと金利の差です。その差が倍以上あればある程度安心出来ます。

根拠としては、長期金利が上昇していくペースは0.25~0.5%の範囲で段階的に上げていき、1995年のピーク時で6%程度、ITバブル崩壊の2001年のピーク時で6.5%程度、2007年のリーマンショック時で5.25%程度であることを考えると、6%程度の利回りというのはちょうど上がりきった時点での金利と同程度と考えられるからです。

そして金利は過去のグラフを確認すると、上がるときは1~2年の期間で上昇するようですので、その期間に増配をする企業であれば、金利の下落局面で買われる可能性が高いのではと考えています。

あくまで自分基準のテキトーな感覚ですが、インカムゲインを目的とする投資は自分自身が安心出来ることが一番大切だと思います。自分が安心できていないと、値下がりしたときに凹んで株を売ってしまう可能性がありますからね。株を売ってしまえば、インカムゲインもくそもありません。

だから、自分自身が納得する根拠を持っておく必要があると思います。

購入候補の超高配当株たち

おいらが購入候補にしている超高配当株たちを紹介いたします。おいらのような低知能人間が検討している銘柄なので、決して真似をしないようにしてください。失敗してもビタ1文責任をとれませんので。

◆AT&T

・配当利回り 6.1%

・PER 11倍

33年連続増配株の米国最大手通信会社。タイムワーナ-を買収しようとしているが、司法当局から待ったが入って いるため株価が低迷。しかし本業がしっかりしているので、買収が失敗しても案外大丈夫じゃね?と安易に思っております。

◆WBK

・配当利回り6.4%

・PER12倍

オーストラリアの銀行。日本の投資家の方でも保有している方が結構いらっしゃる株。現在不正をやらかして捜査が入っており、処分結果が注目されている。また、オーストラリアの不動産市場は超期間上昇が続いており、そろそろ好景気も終わるのでは?と言われている。さらに下がる要素ムンムンだが、オーストラリアは行ったことがあるので言えるが相当魅力的な国だ。まだまだ土地を開発出来るポテンシャルに満ちているので、案ン外大丈夫じゃね?と思っております。

◆GAM

・配当利回り 11倍

・PER 4倍(ほんとか?)

日本のゲオのように店舗でゲームソフトやハードをメインに販売する小売業者。スマホゲームやネット通販が普及する中、終わっている業態の一つと思われる。この株については連続増配は全く期待できません。

しかし、調べてみたところアメリカのゲーム事情は日本とは大きく異なる。日本はスマホのゲームが爆発的に普及しているが、それは電車に乗ったりバスに乗ったりと移動手段が車意外であることが大きい。その隙間時間で楽しめる手軽さがスマホゲームの特徴だからだです。

一方で、アメリカは移動手段のメインが車です。車でスマホゲームをすることは不可能で、しかもアメリカ人の嗜好はチマチマしたスマホのパズルゲームなどではなく、大画面で楽しむシューティング式のゲーム等のほうが人気のようだ。だから、家庭用のゲーム機の売り上げが大きく、したがってソフトも売れるのです。

現在のゲーム制作は費用もかなりかかっていて、普通に10億円を超えるような制作費を使ってつくるゲームもあり、そのようなゲームは容量の観点からも絶対にスマホでは対応出来ません。

この先VRゲーム機が普及すれば益々ゲームハードの性能が重要になってきます。そこで問題となってくるのが在庫の問題です。Amazonは確かに便利ですが、在庫がなければ商品を発送することは出来ません。GAMは世界最大のゲーム販売業者なので、豊富な在庫をもっています。その分、ゲーム機という分野においてはAmazonを凌いでいると思います。

以上の理由から、増配は期待できないがすでに11%も配当利回りがあるのでその点はよしとし、案外大丈夫じゃね?と思っております。

色々試していこうと思う

今後、軍資金がチャージできたらこういった超高配当株を買い集めていきますので、その際は皆さまにご報告いたします。

ところで何故おいらが米国株や海外企業への投資で配当利回りを重視しているかというと、短期勝負は不可能だと思うからです。

そもそもおいらは英語が得意でないというレベルではなく、ほぼ全く出来ません。グーグル翻訳だけが一筋の光だという人間なのです。TOICのスコアは脅威の200点台(1000点満点)です。

なので、日本株と違って決算書から過去の業績を調べてみたり、企業のHPで情報を得たりすることに限界があります。※不可能な場合も多い。

そのため、証券会社が提供してくれる情報やロイターやブルームバーグで情報を拾って投資を進めていくしかありません。そうなると、結果的にPERやPBR、配当利回りなどの分かりやすい指標に注目して投資を行っていくしかないでしょう。

インデックス投資が一番いいんでしょうけど、それをメインにするとあまり面白くなさそうなので今のところは以上のような方針で個別株投資を行っていき所存です。

最近米国株が上がりきったところで参戦したので、まさに「靴磨きの少年※」だなと自分でも思っております。しかし、高配当株がこれから売りまくられることを考えると、配当利回りに注目した投資であれば中々INするのにいい条件だと思っております。

グロース株やその他の株にも手を出しますが、今のところが超高配当株がいいのでは?と思っております。

※1930年代にアメリカ発の世界恐慌が広まる寸前に、靴磨きの少年が客の紳士に株のアドバイスをしたため、その時に紳士が「こんな靴磨きの少年が株のことを言い出したら相場は終わりだ」と判断し、その後相場が崩壊したという逸話。

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