不労所得という言葉を聞くと、多くのサラリーマンたちは恍惚とした表情となり、「働かなくてもお金が手に入る...お金が手に入るのおおおおおおおお!?」と我知らず大声で叫んでいることが多い。
というのもだ、サラリーマンたちは労働の辛さを徹底的に体に叩きこまれており、その影響で逆に働かなくてもお金が手に入る「不労所得」というキーワードに麻薬的な快感を覚えるのだ。
しかし、一言に不労所得と言っても様々な種類のものがあり、サラリーマンが思い浮かべるところで言えば配当金や家賃収入などの「投資」による不労所得や、ブログやユーチューブなどの「副業」によって収入を得るタイプの不労所得などもある。
よく、雑誌などで「副業で不労所得をゲットしよう」などと言ってFXを紹介していて、「それは投資やろ」とツッコミを入れたくなることもある。
こんな感じで世の中には不労所得を手に入れるための様々な方法があるが、果たしてサラリーマンはどの方法で不労所得を手に入れるのがベストな選択なのだろうか?
「不労、不労おおおああああああ所得おおおおおあああ」
と叫んでいるサラリーマンにとって、これは非常に重要な問題なので少し考えてみようか。
ところで、よくFXや株のデイトレードで不労所得を稼ごう、という感じの特集がネットメディアや雑誌などで組まれていることがある。
しかし、だ。
あれは脳みそと時間を必死に使ってお金を稼ぐ行為なので、決して「不労」ではなく純然たる労働所得だというのが私の見解だ。
不労所得とは、やはり本当に脳みそも肉体も一切使わずに手に入る所得のことなので、FXや株のデイトレはその意味では不労所得ではない。
また、ブログやユーチューブを作って広告収入を得るという副業もあるが、あれも不労所得ではない。
実際、私はこのブログを書くのに大体1記事あたり30分程度は時間を使うので、この時間は「不労」ではない。
YouTubeを撮影したり編集したりするのも労働時間だと言える。
なので、副業の場合はそのほとんどが労働所得であり、決して不労所得ではないと言える場合の方が多いだろう。
もっとも、ブログはユーチューブは何もしない日でも収入が入ってくるので、半分くらいは不労所得の要素が混じっているかもしれないが。
さて、それでは何が一体本物の不労所得かというと、それは株式を保有しているだけでいつの間にか入ってくる配当金だ。
配当金は株式を買って証券口座に放置しておくだけで本当に何もせずに手にすることが出来る本物の不労所得だ。
個別株の場合はきちんと業績を確認する必要があるが、それも頻繁に行う必要などなく四半期に1度くらいで十分だ。
インデックス系ETFの場合は業績すら確認する必要がなく、証券口座に放置しておくだけで本当にオートマチックに配当金が振り込まれてくる。
なので、労働に疲れ果てて毎日のように電車の駅でワンカップをあおるようにして飲んでいるサラリーマンにこそ配当金を不労所得としてセレクトすることをお勧めしたい。・
もちろん、脂汗をかきながらFXや株のデイトレにチャレンジして逆にお金を溶かしまくって「おかあああああああああちゃあああああああああん」と叫びたいかたはそちらを選べばいい。
しかし、考えて欲しいのだが「不労所得」を得ることの意味は、労働というストレスから解放されてお金を得ることにある。
なので、個人的にはオートマチックにお金を得ることが出来る不労所得である配当金を選ぶのが一番理に適っていると思うのだがね。
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