配当金や家賃収入といった所得は、通常はサラリーマンたちに代表される労働者たちとは縁遠い所得だと思われており、それを手にすることが出来るのは、ごく一部のお金持ちなどの特権階級に位置する人たちだけだと思われている。
しかし、実際のところ配当金や家賃収入といった不労所得については努力さえすれば誰でも手に入れることが可能な不労所得なのだ。
というのも、最近はインターネットがスマホで完全普及したおかげで、誰もが簡単に投資を実践することが可能になったからだ。
例えば、証券口座さえ開設してしまえば高配当株を買って配当金を得ることが出来るし、スマホで不動産の物件や情報を集めることも可能になっている。
また、クラウドファンディングなどの新しい投資についてもスマホさえあれば簡単に実践することが可能なので、もはやスマホさえあれば投資は誰でもできる取り組みだなのだ。
一方で、実際に配当金や家賃収入を得ている人というのは驚くほど少なく、いまだに貯金だけを頑張っている人というのは全体でみると多数派だったりするのだ。
しかし、ボーナスなどのまとまったお金が入ったら、とりあえず投資に取り組んでみるという選択肢を選ばないのは本当にもったいない。
サラリーマンがストレスまみれの会社生活の中で、唯一楽しみにしているは何といってもボーナス、つまりは賞与ではないだろうか。
世の中のサラリーマンたちは、毎日毎日、おどろくほどのヘクトパスカルのストレスに耐えながら必死になって労働所得を得て何とか暮らしている。
そして、年に1度か2度もらえるボーナスの季節になると、「ああ、俺はボーナスのために働いているんだ」という感慨深い気持ちとなり、ボーナスが入ると車の頭金にしてみたり、ブランド物を買ったり、海外旅行に出かけるのを唯一の楽しみとしている。
しかし、それではいつまで経っても消費を楽しむ支配される側の人間になるだけで、永久に苦しい労働から抜け出すことはできない。
きちんと貰ったボーナスで株式などの資産を買ったり、頭金にするのであれば不動産を購入するための頭金として使わないと、永久にお金の呪縛からは抜け出すことはできないのだ。
というのも、トマ・ピケティが説いている通り、この資本主義の世の中は資本家側へと移行しない限り、いつまで経っても経済的困窮に苦しむように設計されているからだ。
自分も株式投資を開始してからは、貰ったボーナスは消費に充てることなく、株を買うか、または株を買うための資金としてスタンバイさせるかのどちらかにしている。
すると、ボーナスで物を買ったり旅行に行っていたころと比べて格段に資産が増えるスピードが増加した。
人間は、まとまったお金が手に入ると、使いたくて使いたくて震え出す傾向にあるのだが、単純に考えて使ってしまえばそのお金は露と消えてしまう。
しかし、株式や投資信託に投資をしたり、投資用の資金としてプールしておけばお金は消えることなく手元に残ることになる。
そして、それを繰り返していると徐々にお金はたまってくるし、株式からの配当金やキャピタルゲインで普通は減っていくばかりのお金がどんどん増えていく可能性もある。
なので、 ボーナスで貰ったお金は是非投資に充てることをおすすめする。
何も全額をそれに充てなくてもいい。例えば、7割くらいは投資資金にするという感じにするだけでも後々のお金の貯まり具合は全然違うだろう。
一瞬の快楽に酔うのもいいが、ボーナスを使って未来の生活を豊かにする努力をするのは、決して気分が悪くない取り組みだからね。
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