年老いて老後になったとき、配当金や家賃収入といった不労所得があった場合と無かった場合では、心の安定感が全く違ってくるに違いないということは誰にでも容易に想像出来ることだ。
というのも、老後は年金という限られた収入だけに頼って生活していくプランを選択する人が多く、その場合は経済的な不安に常にさらされながら生活をしていかなくてはならないからだ。
来月から消費税が8%から10%に上がるが、日本は現在絶賛インフレーションが進行中なので、税金と物価の上昇という二重苦に国民はさらされている。
そのうえ、今後年金の支給額が増えるということは、宇宙人の子供と公園で遭遇するのと同じくらいの確率で期待することは出来ない。
つまり、年金という限られた生活費は増えないのに、負担は確実に増えていくという憂き状況に我々はさらされているのだ。
そのため、現実的に考えると若いうちからきちんと不労所得や副業などで老後生活が安定するように努力をしておく必要があるのだ。
日本のほとんどの成人がサラリーマンという雇用形態で働いているケース多いいと思うが、その場合に手に出来るのは給与所得だ。
給与所得は毎月労働者たちに支払われる極めて安定した部類の所得で、生活に安定感を常に求めている農耕民族の日本人たちが最も好む所得の一つだ。
そのため、ほとんどの人は給与所得しか得たことがないのだが、実は給与所得というのは案外安定していない所得だという側面もあることに気が付いていない人も多い。
というのも、年間の給与額というのは決まっていて、給与所得は単にそれを年間で割って支給しているだけの所得で、実際には永久に支払われる保証などどこにもない所得だからだ。
また、配当金や家賃収入といった不労所得の場合は、それを得るために強烈なストレスや劣悪な労働環境に耐える必要はないが、サラリーマンの場合は必死でそれらの圧力に耐えながら12分割された年俸を得るのに必死になって働いている。
しかし、実際のところ会社の経営が傾いたり、リストラの対象になったり、会社をクビになってしまったりした場合には給与所得は一瞬で安定感を失ってしまう所得だ。
なので、給与所得だけを得て安定を求めるよりも、合理的に考えた場合不労所得などの別の所得を得る必要があると言える。
それには、若いうちからそれらの所得を得ることに抵抗感を感じないような状態を作っておく必要があるのだ。
さて、先ほど年金だけではなこれから生活が苦しくなる、という話をしたが、なぜ年金だけだと生活が立ち行かなくなる可能性が高いと思うのかについてお話しよう。
それには、インフレーションという問題と少子高齢化について考えないといけないのだが、この二つの問題について考えていくと、確実に年金だけでは生活できない未来が訪れることが予測される。
まず、インフレーションについては、現在世界中で人口が増加しており、その影響であらゆる物資の値段が上昇傾向にある。
少ない先進国の人々だけで資源を分け合っている状態と、新興国などの豊かな国々も参加してそれらの資源を分け合っている状態では、後者のほうが資源の価格が高騰するのが原理なのだが、今現在は世界中の国々で生活水準が上がっている。
それは、マインドフルネスというベストセラーになった本を見ればよくわかると思うのだが、現在は我々が想像している以上に世界中で生活水準が向上しているのだ。
そのため、地球上の限られた資源の値段は上がっていくのが道理で、金属、エネルギー、食品などなど、様々な物の値段が上昇していくことはほぼ間違いないと思っている。
最近、サンマの値段が上がっているのが話題になっていたが、あれは中国などの他国で魚が乱獲されている影響もあるのだが、要するに昔は日本だけで消費してい魚介類を必要とする地域が爆発的に増えているため、それらの値段が上昇しているのだ。
また、少子高齢化についてまわる増税という問題も今後生活をどんどん圧迫していくことになるだろう。
というのも、医療費や介護費用などの費用が今後さらに高齢化社会が深刻化するにつれて問題になってくるからだ。それらの費用を賄う財源は、われわれが支払っている税金なので、消費税をはじめとする様々な税金が今後は増税されていくに違いない。
こんな感じで考えていくと、個人的には将来は年金だけで生活するというモデル自体が崩壊していく可能性は十分にあると思っている。
なのであれば、今から早めにそういった状況に対応するために動いておくのが賢いと思うだが、実際のところ、動き出す人というのは驚くほど少ないようだね...。
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