現在、配当利回りが非常に高い高配当株が激増しているような状況なのだが、その中でも配当利回りが突出しているのがJリートで、Jリートは株価が暴落したことにより、元々高かった配当利回りがあり得ないくらいの異次元レベルにまで上昇してしまっている。
というのも、ここ最近のJリートの業績は絶好調で、様々なJリートにおいて配当金の増額が行われてきたのだが、ここにきてコロナショックにより経済に大ブレーキがかかり、それによって将来的なJリートの業績を懸念する投資家が激増して株価が大暴落しているからだ。
配当利回りは「1株あたりの配当金÷株価」で算出する指標なので、母数である株価が暴落すると、当然のことながら配当利回りは急上昇するようになっている。
現在の株式市場はNYダウが1日で3000ドルもの暴落を演じるという、目を疑うような暴落相場となってしまっているので、日本の株式市場も大ダメージを受けてしまっている。
それに輪をかけて、日本の場合はコロナショック以前からすでに景気は悪化していることが洗面になってしまっていたので、今回のコロナショックによる経済的ダメージは相当なものになる可能性が高いだろう。
そういった環境下においては、表面上の配当利回りが異常に高い銘柄が出現するので要注意だ。
さて、現在は株式市場の大暴落により、Jリートの配当利回りが10%異常という超異常値にまで上昇しているような状況だ。
こんな状況は、たとえ表面上の利回りであっても今までに見たことがないほどの配当利回りなのだが、その中でも高配当なものは下記の通りだ。
・インヴィジブル投資法人:17%
・ジャパン・ホテル:15%
・ケネディクス商業リート:11%
・投資法人みらい:11%
こんな感じで、各種Jリートがメチャクチャ暴落しているのだが、中でもトップのインヴィジブル投資法人については20パーセントに迫る勢いで配当利回りが上昇しているのだが、これはあくまでも表面的な利回りだと言っていい。
というのも、今後Jリートの業績はかなりの確立で悪化していく可能性が高く、すでに市場もそれを織り込んでいるから株価が暴落しているわけで、そういったことを考えると、配当利回りだけが今の水準のままであるわけがないのだ。
そのため、今現在Jリートを買おうと検討する場合は、表面上の配当利回りだけではなく、有利子負債比率、物件ポートフォリオの内容、NAV倍率などを比較して意志決定した方がいいんだろうね。
ところで、Jリートといっても様々な種類のものがあり、住宅系や商業施設、それに物流施設など様々な種類のものがあるため、すべてのJリートをひとくくりにして一緒にすることはできない。
そのため、Jリートの中でも今後の業績が著しく悪化するであろうものと、比較的粘りをみせるのではないかというものに分かれてくる。
個人的には、自分も以前まで保有をしていたホテル系のJリートはかなり苦しい状況になるのではないかと考えている。
というのも、日本はここ最近インバウンドで外国人を呼び込んでお金を落としてもらうような方向に政府が舵を切っており、その影響でホテル需要が激増し、それに乗っかってホテルを取得しまくっていたJリートも多い。
そういったJリートの場合、今後はかなり収益が減るか、下手をすると赤字になってしまう可能性もあるので、当然のことながら配当金は減額されることも考えておかなければならない。
Jリートはインカム資産なので、そういったことになった場合はさらに価格が暴落してしまう可能性があるので、投資家たちはきちんとその辺りをきちんと観察しておく必要があるんだろうね。
この状態が短く終わるのであれば、投資妙味が高い状態になるだろうし、長期化すればJリートがデフォルトする可能性も出てくるので、重々注意しておきたいところだね。
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