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【配当金】かんぽ生命は配当利回り3.9%の高配当株【不労所得】

かんぽ生命は配当利回り3.9%の高配当株

かんぽ生命は日誰でも知っている超巨大保険金企業で、郵政民営化により公的機関から民間会社となり、アベノミクス相場の中でIPOをされて非常に注目を集めていた銘柄だ。

かんぽ生命の配当利回りは現在3.9%を超えているため、いわゆる高配当株に分類される。

高配当株の魅力は、定期的に配当金を株主に支払ってくれることで、株主は株価が上がればなおうれしいが、何もせずに受け取れる配当金を手にすることで大きな満足感を得ることができる。

そのため、IPOで買ったかんぽ生命をずっと保有している投資家も結構多い。

しかし、現在かんぽ生命は販売に絡む諸問題によって業績が低迷しており、顧客数も減っているような状態だ。

現在のかんぽ生命の株価は最安値を記録した1400円台から回復して1900台まで回復をしているのだが、まだまだIPO時の株価には程遠い状態だ。

かんぽ生命の場合は、IPO時が株価の絶頂だったというパターンなので、そこで株を掴んだ人たちは現状の株価に大きな不満を持っているだろう。

かんぽ生命の配当金は今後どうなるのか?

そんな感じで株価の低迷で批判にさらされているが、かんぽ生命の場合は配当金目的で株を保有している人も多い。

そのため、株価がたとえ下落したとしても、「配当金さえ貰えればいいよ」といった感じで鷹揚に構えている投資家も多いだろう。

しかし、かんぽ生命の場合は顧客数が減少傾向にあるという問題は出てきており、さらには業績が低迷し続けているので、配当金をこのままの水準で維持し続けていけるのかは微妙な感じがする。

もしも高配当企業が配当金を支払えなくなってしまえば、その株は株価が下がったただの魅力の無い株に成り下がってしまう。

そうなってしまうと、もはや株を買った意味がなくなってしまい、残るのは損だけという状態になってしまう。

そういったケースを防止するためには、「その企業がまだまだ配当金を支払える余力はあるのか?」を考えて株を買う必要があるだろう。

かんぽ生命の場合は超巨額の資金を運用しており、企業規模や事業規模からも一定額の配当金は維持出来る構造となっている。

しかし、直近では主力の生命保険事業が落ち込んでおり、新契約の年換算保険料の落ち込みからも、販売に関する問題の影響だったり、少子高齢化の影響をモロに受けていることがよくわかる。

そういったことは、業績の落ち込みにも顕著に反映されているため、かんぽ生命株を買う場合は「何となく安心だから」という観点ではなく、「継続的に配当金を支払い続けてくれそうか?」という点を十分検討したうえにしておくべきだろう。

少子高齢化問題はかんぽ生命に影響を与えるのか?

少子高齢化問題が社会に与えるインパクトというのは、我々が予測しているよりもかなり大きいようで、最近はその影響が徐々に顕在化しているように思う。

少子高齢化問題の一番のリスクは、「お金を稼ぐ人」の数が圧倒的に減ってしまって「消費する人」が減ってしまうことだ。

経済は、人々がお金を使うことによってお金が生まれ、そのお金が新たなビジネスを作り上げていくことで成り立っている。

なので、「消費をする人」が減ってしまうと社会の中でお金が回らなくなり、経済全体が縮小してしまう可能性があるのだ。

そのため、少子高齢化社会を突っ走っている日本では、今後経済規模が縮小していることが確実視されている。

かんぽ生命が展開している保険ビジネスにしても、基本的に生命保険というのはライフサイクルに応じて加入する金融商品なので、若者が多くないと構造上成り立たなくなってしまう。

現在、かんぽ生命は医療保険等の新商品の販売で何とか事業利益を維持しようとしているが、実際のところは販売停止等もあってかなり苦しい状況だろう。

また、運用面に関しても現在の低金利環境では債券中心の保険業はかなり苦しいと言える。

かんぽ生命は現在まさに四面楚歌状態なのだが、今後、今の状態から復活できるのかは注目すべきところだと思う。

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