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【配当金】配当利回りが8%まで上昇した高配当株のJTとたばこ需要について

配当金は資産を保有しているだけで貰える不労所得代表のような存在だが、現在の株式市場ではあまりにも株価が下落しすぎたことにより、これまでの株式市場では信じられないくらい高配当な株が激増しているような状況だ。

例えば、以前までも高配当株の代表的な存在だったJTなんかは、すでに配当利回りが8%近くまで上昇しており、まさに超高配当株と呼ぶにふさわしい配当水準となっている。

JTの利回りは最近は非常に高い状態が続いていて、常時5%以上の配当利回りとなっていたが、ここ最近の株式市場の暴落により、ついに株価が2000円を割り込んでしまったことで、配当利回りが劇的に上昇した状態になっているのだ。

ただ、今の株式市場には表面上超超高配当な銘柄が目白押しとなっており、JTの配当利回りはそこまで高くないように感じてしまうから不思議なものだ。

例えば、Jリートの中にはすでに配当利回りの水準が10%以上と完全に何かが崩壊したような状態になっているものもある。

しかし、JTの配当利回り8%というのは、例えば100万円を投資していたとしたら、株を保有しているだけで1年間で8万円もの配当金を受け取れるという計算になる。

これは、一般的な定期預金の約800倍にもなる配当利回りなので、やはり現在のJTは超高配当株と呼ばざるをえないだろう。

たばこ事業はコロナ耐性がありそうだが

最近、コロナウイルスによる新型肺炎の感染拡大により、多くの産業が大ダメージを受けているのだが、観光業やホテル産業、それから飲食業などは壊滅的なダメージを受けているケースも多い。

そういった産業に属する事業主の中にはすでに白旗を上げ始めている事業者も多いが、コロナウイルスによって「人」の流れが完全に止まってしまっている現状ではもはや成すすべもない、といった感じだろう。

一方で、コロナウイルスによって外出が控えられることによって、アマゾンなどの通販事業は逆に伸びているというが、JTのたばこ事業についてはどうだろうか?

その影響が明確に分かるのは、1~3月期の決算なのだが、果たしてどのような内容になるのかは気になるところだ。

恐らくだが、たばこ事業自体はコロナの影響をある程度は受けたとしても、壊滅的なダメージを受けるという可能性は低いように思う。

というのも、愛煙家であれば家の中にいようが、外にいようが、どこであろうと喫煙はしたくなるからだ。

ただ、酒を飲むと相乗効果でタバコの消費量も増えるため、飲み会の席が激減している影響で販売量が多少減る可能性はあると思うが、多分、1~3月の段階ではそこまで劇的に販売量が減る、ということはないのではないだろうか。

次の決算は警戒しておいた方がいい

さて、JTに限らず、投資先の様々な企業につき、次の決算の内容にはかなり注目しておいた方がいいだろう。

というのも、今回のコロナウイルスによる感染拡大の影響が明確に出てくるのが、1~3月の決算で、その内容を見ればコロナウイルスによる経済的打撃がどの程度かということが鮮明に分かるようになるからだ。

恐らくだが、中には衝撃的な内容の決算を出す企業もあるだろう。さらには、その先の4~6月期の決算では、「これ、デフォルトするんじゃね?」というレベルの決算を出す企業も現れるだろう。

コロナウイルスについては、現在各国が首都のロックダウンなどで封じ込め作戦をやっているが、これは恐らくは長くは続かないだろう。

なぜかというと、コロナウイルスは文字通りウイルスなので、例え封じ込めをしても、次は別の場所でオーバーシュートなどをして、また増えるといった感じでいたちごっことなるからだ。

そして、いつまでも封じ込めをやっていれば経済が破綻して、それによって自殺者などが激増したり国家がデフォルトしたりし始めてシャレにならないような状況になるのは目に見えているので、どこかで通常運転に戻し、メディアもコロナに飽きる段階が来るだろう。

その状態になるまでは、株式市場は極めて不安定な状態が続くので、引き続き注視が必要なんだろうね。

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