配当金や株主優待制度といったインカムゲインは、株式というリスク資産を保有していて初めて手に入れることが出来る収益だ。
配当金や株主優待制度の恩恵を受けるかわりに、株主は株価下落のリスクを背負うことになるのだが、個人投資家の中には優待株に関しては株価の上下は気にせず株を保有し続けるという方針の投資家も多い。
というのも、配当金もそうだが株主優待制度は株を保有しているだけでその恩恵にあずかることが出来るため、優待目的で買った株であれば株価は見ずに放置状態という人も多いからだ。
実際、株価が下落している時でも配当金や株主優待といった株式から湧き出すインカムゲインを手にすると、「株価は下がっているが、まあ、いいか」というおおらかな気分になることがある。
配当金や株主優待といった株式の湧き水は、定期預金などの一般的な資金保全方法のみしか知らない人々からしたら、あまり現実感がない存在だ。
しかし、実際のところは証券会社に口座を開き、資金を貯めて配当金や株主優待を生み出す株式を買えば、その恩恵を十分に満喫することが出来るのだ。
配当金生活を夢見る個人投資家たちに大人気の「すかいらーくHD」も、そんな優待株の一つだ。
以前、すかいらーくHDのことについては何度かこのブログで取り上げたが、簡単に説明をすると、すかいらーくHDはガストを中心に外食事業を展開する有名企業だ。
すかいらーくHDの株主優待は、ガストなどで使用出来る株主優待カードで、この優待制度が個人投資家に爆発的な人気を誇っている。
以前、自分もすかいらーくHDの株式を保有していたので、手元に株主優待カードがまだ未使用状態で残っているのだが、確かにこの優待制度は個人投資家には受けがいいと思う。
すかいらーくHDは以前業績の悪化などで配当金を減配したが、株主優待制度はきちんと維持している。つまりは、それだけ企業も株主優待制度を重要視しているのだ。
以前は配当利回りが2%以上あったが、いまでは1%を切ってしまっているのだが、株主優待制度のおかげですかいらーくHDの人気は衰えることはない。
そんなすかいらーくHDだが、一時株価が少し下落していたが、今は再び株価が復活していて、2000円台を突破しようという勢いだ。
しかも、株主構成を見ると個人投資家の割合が多く、今やすかいらーくHDの株価は多くの優待投資家に支えられている状態だ。
そのため、株価は比較的安定しているのだ。
現在、目下外食産業の業績リスクとなりうるのは、10月からスタートする消費税の増税だ。
今回の消費税増税では、軽減税率が外食の場合は適用され、消費税負担が8%となるため外食産業に影響が出るのではないかと懸念されている。
つまり、外で飯を食うと消費税が10%だから家で食べよう、と考える人が増える可能性があるのだ。
個人的には、外食する場合の消費税が10%だと、やはり外食産業にはそれなりに影響があるような気がする。
というのも、日本はインフレで物価が上昇しているのに給与が上がらないという悲劇的な状態となっているので、ただでさえ皆懐に余裕がない状態だ。
そのため、もしも外食に適用される消費税が10%になれば、家で飯を食う人の割合が増える可能性は高いと思う。
そうなると、コンビニの売り上げが上がったりするのか?とも思ったりするが、こればっかりは10月1日以降になってみないとわからない。
消費税増税が一体どれだけ外食産業に影響を及ぼすのかは分からないが、出来ればもう増税は勘弁願いたいところだ...。
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