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【配当金生活】配当金生活を送る人と働き続ける人の違いについて考える

配当金生活を送る人と働き続ける人の違いについて考える

我々サラリーマンは通常、定年まで働き、その後は年金で生活をするというライフプランを思い描いているケースが多い。

しかし、近年は老後2000万円問題が勃発したことからもわかるように、年金だけで暮らしていくというのは非常に困難な時代に突入しつつある。

というのも、物価は上昇しているし、年金の支給時期も徐々に後退していく可能性があるし、おまけに年金をカバーする貯金を出来来ていない人が増えていく可能性が高いからだ。

年金2000万円問題が勃発するということは、2000万円もの大金どころか貯金自体をすることが困難となってきていることは意味する。

なので、現実的に考えると定年退職した後も労働者として働き続ける必要があるのだ。

一方で、資産を持っている人々の場合は事情が違っていて、資産から支払われる「配当金」などで年金支給額で足りない部分をカバーできるため、労働者として働く必要はない。

働いていたとしても、「暇つぶし」みたいなレベルだろう。

というのも、すでに年金で足りない部分はすでにカバーできているので、仕事が嫌だったらすぐにやめることが出来る、という非常に軽い気分で働くことが出来るからだ。

この場合、前者と後者の間には大きな違いがある。

配当金で生活費の一部をカバーすることを目指す

投資の名著である「株式投資の未来」において、株式の価値とは将来支払われる配当金に根拠を求めることが出来ると書かれていたが、確かに最終的にはその企業が株主に対して支払う「現金」が株式の価値になっているという説明は説得力がある。

配当金生活を目指す場合、生活費のすべてを配当金で賄おうと考える人も多いが、はっきり言ってそれはかなりレベルが高い目標だ。

というのも、株式の配当利回りは高配当といわれるものであっても3~5パーセントくらいが安全なゾーンといわれていて、それ以上いくと配当利回りは高くても減配などのリスクが出てきたりするからだ。

なので、例えば配当利回り3パーセントで月々30万円くらいの生活費を賄うことを目指すと、税金のことを考えると1億5千万円以上の資産が必要になる。

このレベルの資産を持てる人というのは非常に少ないだろう。

一方で、月2万円くらいの配当金で光熱費などだけを支払う、というのであれば500万円の資産があれば実現可能だ。

なので、現実的に考えるのであれば、まずは年金とプラスアルファで光熱費や携帯代などを支払えるレベルの配当金を目指すのが現実的だろう。

少しでも配当金収入があれば気分が変わる

前項で話をしたように、携帯代や光熱費を配当金で支払うレベルを目指すのが現実的なわけだが、これであればコツコツ取り組めば実現できる可能性が高いだろう。

例えば、本業のほかに副業などをしてそれを株式投資に振り分け、コツコツとそういった取り組みをしていくなどの工夫をすればそこまで難しい目標ではないだろう。

ほかには、自分自身が今支払っている固定費を見直し、常に「収入>支出」の状態を維持できるようにするように工夫するなども有効だろう。

こういった行動を積み重ね、コツコツと資金を積み立て、それを資産に変えていくことで光熱費や携帯代を配当金で支払う「プチ配当金生活」を実現することは可能だろう。

そして、「プチ配当金生活」が実現できたら、次は家賃を配当金で支払うミドル配当金生活を目指せばいいし、それが実現できたならさらにその先のリアル配当金生活を目指せばいい。

重要なのは、ステップを踏んで一つ一つの状態をクリアしていくことだと思う。

というのも、いきなりすべての生活費を配当金で賄う「リアル配当金生活」を目指すとほかの人と比べて挫折してしまう可能性があるからだ。

何事もコツコツの積み重ねが最終目標を達成するための秘訣なので、最初はまず「プチ配当金生活を目指すべきだろうね。

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