老後の生活資金について不安を抱いている人は多く、年金2000万円問題が非常に話題となっていたが、要するにもう年金だけでは老後生活が立ち行かなくなることを、みな肌感覚で理解している。
しかし、いわゆる資産家と言われる人々の場合は、配当金や家賃収入などの不労所得を得ているため、年金2000万円問題などどこ吹く風で、自分たちは悠々自適な老後を送ることを確信している。
老後に生活資金の不安を抱く人々が多いのは、老後になると給与所得という安定していた所得が途切れてしまうからだ。
給与所得はその人が労働することによって得られるもので、労働することが出来なくなると当然のことながら途切れてしまう。
一方で、配当金などの不労所得はその人自体は働かなくても、定期的に得られる収入なので労働収入が途切れてしまったとしても安定的に入ってくることを期待出来る所得だ。
しかし、多くの人々は配当金などの不労所得を得るための努力をしない場合が多い。
これは、「お金=給与所得のみ」という心理バイアスが影響していて、給与所得以外の所得を得ようという発想自体が、多くの人々の頭の中にないのが原因だ。
ところで、老後に年金だけで暮らせなくなった場合、一体どのような対処策をとればいいのだろうか?
そう考えた場合、第一候補に挙がってくるのが、「もう一度働いて労働所得を得る」というきわめて苦痛を伴う選択肢だ。
というのも、60代であればまだ自分の体を使って働くことは出来るだろうが、70代になると働くのはさすがにしんどくなってくるからだ。
人間の体というのは、寿命が延びれば伸びるほど衰えるように神が設計しているので、どれだけ無理をしたとしても、やはり体が言うことをきかなくなってしまう。
しかし、年金だけでは生活が成り立たない状態になってしまえば、嫌でも働かざるをえなくなってしまう。
趣味の延長で働くなどならまだしも、ガチもんの戦力としてこき使われたら気が滅入ってしまう可能性は高いだろう。
そういった事態を回避するためにも、老後の資金を早期段階で準備開始したり、配当金などの不労所得を生み出す資産を積み上げていくことが重要だと言えるだろう。
前述したように、人間の体というのは時間の経過とともに衰えていくものなので、早めに老後の準備をしておくことは非常に重要だと言える。
老後資金の問題にかかわらず、様々なお金の問題に対処するうえで重要なのは、まずは事前にリスクを正確に把握しておく、ということだ。
年金の問題の場合は、老後資金を年金だけで賄えない場合には、前述したように年老いてから自分の労働力を頼りにしてお金を稼ぐという羽目になりかねないリスクが存在することを事前に理解する必要がある。
そして、70歳になった自分は今の自分とは違って体力もなく、仕事をきちんとこなせないかもしれないというリスクも存在する。
そういったリスクを事前に把握しておけば、そのリスクを現実化させないための方策を立てることが出来るし、また、立てておかないとヤバいということを理解出来る。
そして、そういったリスクを理解したならば、次はどのようにしてそのリスクを現実化させることを防止するのか、ということを考え始めるようになる。
リスクを現実化させない方法を考え出すと、次はプランが生まれてそれを実行することで、将来的なリスクに対処することが出来る可能性がある。
このように連鎖的に思考していくと、やはり老後資金が年金だけで賄えない可能性について考え、自分なりの対処策を用意しておくことは非常に重要だと言えるだろう。
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