配当金生活は、書いて文字のごとく株から支払われる不労所得である配当金で生活をすることを指し、われわれサラリーマンにとっては夢のような生活であると言っていい。
配当金生活の場合、サラリーマンたちが汗水流して稼ぐ労働所得と違い、株から自動的に支払われる配当金を生活の資金としているため、労働所得に付き物のストレスが全くない状態なのが特徴だ。
そのため、毎日のようにストレスを貯めざるを得ない生活をしているサラリーマンたちからすると、配当金生活はまさに夢のような生活だと言っていいだろう。
そんな配当金生活を実現させるために必要なのが、なんといっても配当金を生み出す資産である株式だ。
配当金は株式を保有することによって支払われるため、株式を大量に保有することこそが配当金生活を実現するためにキーとなるのだ。
しかし、配当金生活を実際に実現するためには、一体どれくらいの資産があればいいのだろうか?
配当金生活を実現するためには、限りなく安全に、そして確実に配当金を得ることが極めて重要だ。
そういった安全性や確実性を確保するためには、それ相応の資産が必要となるはずなのだが、具体的に一体どれくらいの資産があればいいのか、ということを具体的に考える人は少ない。
さて、配当金生活を実現するために必要な資産額について考えるには、まずは株式の配当利回りについて考える必要がある。
株式の平均的な配当利回りと、いわゆる高配当株と言われる種類の株の配当利回りは大よそ下記の通りだ。
・平均的な株式の配当利回り:1.5~2%
・高配当株の配当利回り:3~5%
ETFの配当利回りを見ればわかると思うが、例えば日経平均の平均的な配当利回りは、大体1.5~約2%程度だ。
そして、配当利回りの高い高配当株と呼ばれる株の配当利回りは3~5%だ。
この前提で考えた場合、例えば独身一人暮らしで月20万円程度の生活費で暮らす配当金生活の場合、平均的な配当利回り、株式の配当利回りで計算をすると下記の通りの資産が必要になる。
・必要金額:月20万円×12か月=240万円(300万円・源泉考慮)
・配当利回り2%の場合→150,000,000円
・配当利回り5%の場合→60,000,000円
この通り、配当利回り2%の場合は1億2千万円分もの資産が必要だが、配当利回り5%だと6000万円分の資産で実現が可能なので、こちらはまだ現実感がある。
また、次のように半分は配当利回り2%程度のETF、半分は配当利回り5%の株を買った場合だと下記の資産額が必要になる。
・配当利回り2%分→75,000,000円
・配当利回り5%分→30,000,000円
・合計→105,000,000円
このケースだと、1億500万円分の資産が必要になる。
この通り、配当金生活を実際に実現しようとすると、かなりの額の資産が必要になることがわかる。
この通り、配当金生活を実現させるためには、かなりの金額の資産が必要なので、これだけを見ると実現不可能だと思い、諦めてしまう人も多いのではないだろうか。
しかし、株式の特徴として価値が増大していくという点と、配当金の支払額も増加していくケースがある。
そのため、買った株が値上がりしていけば、投資した金額よりも資産額が大きく膨れ上がったり、支払われる配当金の額もどんどん増えていく可能性がある。
米国の一般的な家庭の中にも、配当金生活が可能なレベルの資産を保有している人たちがいるのだが、そういった人たちはインデックス投資などで資産を大きく増やしているケースが多い。
なので、配当金生活は一見必要な資産金額が大きすぎて不可能にも思えるが、コツコツとインデックス投資などで年利7%程度で資産を複利で増やしていけば、我々サラリーマンでも絶対に不可能とは言えない。
そのため、配当金生活に強い憧れを持っているのであれば、まずは資産を積み上げる計画をきちんと立てるべきだろうね。
株で夢をかなえよう
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