配当金や家賃収入などの不労所得がある人の場合、本業以外の収入で生活が可能な場合もあり、そういった人たちは心に余裕をもって生きていることが多い。
というのも、「お金」がないと人間やはり心細くなり、毎日イライラしながら生きていかざるを得なくなってしまうからだ。
労働者の場合、働く理由は人それぞれだが、その中心にある動機はやはり「生活をするためのお金を稼がなければいけない」という切なるものだ。
なぜなら、毎月の家賃を支払えなければ人はホームレスになってしまうし、食事代が無ければ飯も食えず物乞いをしなければ生きていけなくなるからだ。
そういった恐怖があるため、貯金が無い状態というのは人を非常にナーバスにさせ、嫌々行きたくもない職場に出かけてストレスの溜まる生活に身を投じなければなくなるのだ。
しかし、不労所得がある人の場合は、この記事で書いたドラゴンボールの亀仙人さんのように常に心に余裕を持った生活を送ることが可能だ。
一方で、お金が無いせいで悲劇的な人生を送らざるを得ない人々がいるのも事実だ。
有名人の中にもそういった人はいて、ドラゴンボールに登場する鶴仙人さんもそんな人の一人だ。
鶴仙人さんとは、漫画ドラゴンボールに登場する武道の達人である亀仙人さんの兄弟弟子であり、ライバルである人物だ。
鶴仙人さんは、三つ目の格闘家である天津飯の師匠で、若いころに亀仙人さんと双璧とされるほどの実力を持った武道の達人だったが、弟であり殺し屋である桃白白さんに武道を仕込んで裏社会に送り出すなど、人の道に外れたことをしまくっている。※弟思いなだけかもしれないが。
ちなみに、弟の桃白白さんは、脱サラして殺し屋になったという異色の経歴の持ち主だ。
そんな鶴仙人さんだが、亀仙人とは違って常にイライラした雰囲気を醸し出しており、弟子の天津飯に主人公の孫悟空の殺害を命じるなど、かなり極悪非道なキャラクターとして描かれている。
その理由をずっと考えていたのだが、恐らく鶴仙人さんは金銭的に困窮していたのではないかという結論に至った。
というのも、恐らくは弟子の天津飯もチャオズも、根はいい人たちなのだが労働に勤しんでいる雰囲気がゼロなので、鶴仙人さんが食わせている可能性が高いと思うからだ。
そのため、鶴仙人さんは裏社会に弟を送りこむなどして、不定期に活動資金を得ていた可能性が高いと思う。
しかし、そういったお金は定期的に入ってくるものではないので、ある時はいいが、無い時は常につらい。
おそらくだが、鶴仙人さんはニートの弟子2人を抱え、金銭的に生活が崩壊する恐怖と戦いながら毎日を過ごしていた可能性が高い。
ちなみに、天津飯やチャオズは空中に浮くことが出来るので、本気を出せばアマゾンの配達を個人事業主として請け負うことが出来ると思う。
しかし、ドラゴンボールが描かれていた時代にアマゾンは存在していないので、鶴仙人が国から支給される少ない年金で二人を食わせていた可能性が高い。
株式投資は時間の経過とともに投下した資金がどんどん膨らんでいくため、もしも鶴仙人が若い頃から株式投資をスタートさせていたならば、きっと雪だるま式に資産は膨らんでいたに違いない。
鶴仙人さんは300歳オーバーだったらしいので、250歳の頃からでもアメリカ株に投資をしていれば、その後莫大な資産を築いていたはずだ。
株式投資の場合、時間をかければ複利の力を利用して小資本を莫大な額まで育て上げることが可能なので、超長寿を保っていた鶴仙人さんの場合、修行のかたわら少しでもアルバイトを実施し、得た資金を株式に投資しておけばよかったのだ。
そうしていれば、兄弟弟子の亀仙人さんとたまには居酒屋で酒を酌み交わしたり、労働意欲のなさそうな天津飯やチャオズにきちんとした服を買ってやったりすることが出来たかもしれない。
鶴仙さんも本当はそんな穏やかな老後を送りたかったに違いないが、若いころに不労所得を得ることが出来るシステムを構築してこなかったため、悪の道に走らざるを得なくなってしまったのだ。
彼は、本当は結構な女好きだったようなので、配当金で悠々自適な生活を送れていたならば、亀仙人さんと一緒に夜のお店に出かけることも出来たかもしれない。
しかし、安定的に不労所得を得る仕組みを作ることを怠ったために、苦しい生活を送らざるを得なくなってしまったのだ。
我々としては、鶴仙人さんの教訓を忘れず、出来る限り早い段階から不労所得を得るためのシステムを構築していきたいものだ。
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