不労所得という言葉が一般的に意識され始めたのは、恐らくは「金持ち父さん・貧乏父さん」という投資の名著が日本でバカ売れしたのがきっかけなのではないだろうか。
「金持ち父さん・貧乏父さん」は、労働者と資本家の間に生まれる富の差を、残酷なほど分かりやすく書いた投資の名著で、この本を読んで「投資」という概念に触れた人も多いのではないだろうか。
この本では、どちらかといえばビジネスや不動産に焦点が当てられているが、要するに自分のビジネスか資産を持つ資本家階級にいかないと、努力しても貧乏人で居続けることになる可能性がある、ということが説かれている。
確かに、資本家たちは自分が所有する株や不動産から、配当金や家賃収入といった「不労所得」を得ており、さらにはそれを増殖させるという行動をとるため、必死で働き続けてお金を稼ぐ労働者たちよりも、なぜか多くのお金を稼いでいることが多い。
単純に考えて、自分の体を使ってお金を稼ぐのには限界があるが、不労所得を生み出す資産は保有するだけでいいため、どう考えても労働所得よりも配当金や家賃収入といった不労所得を増やしたほうがいいのだ。
「金持ち父さん・貧乏父さん」では、その辺りのことを、誰にでも分かる平坦な言葉で分かりやすく書いているため、この本を最後まで読み終える程度の根気を持ち合わせている人であれば、そういった資本家と労働者との間に生まれる富の差を理解することが出来るだろう。
しかし、「金持ち父さん・貧乏父さん」を読んだからと言って、誰もが不労所得を得たり、自分のビジネスを持ったりすることはない。
というのも、よくいるのだが、自己啓発書を読んでその時は気分が高揚するが、その後内容をキレイに忘れてしまい、またすぐに「元のマインド」に戻って生活を送る人が多いからだ。
「同じ行動をして別の結果を求めることは狂気だ」とは、アインシュタインの言葉だったと思うが、いくら本を読んでも行動を変えなければ、その後に現れる結果は変わるわけがないのだ。
そのため、「なるほど、金持ち父さんになるには、ビジネスを持つか資産を買わなければいけないのか」と一応理解したとしても、その後に行動に移さなければまったく意味がないのだ。
配当金が欲しいと思っても、現金だけを持っていて株を持っていなければ手に入るわけがない。
そういった点を理解したうえで、「金持ち父さん・貧乏父さん」を読んだら、実際に不労所得を生み出す資産を買う必要があるだろう。
そうしないと、配当金や家賃収入を得ることは絶対に出来ないからね。
マインドブロックという言葉があるが、それは要するに自分自身の行動を、自分が持っている固定概念や常識によって制御してしまうことを指す。
「金持ち父さん・貧乏父さん」を読んで、そこに書かれてある内容を実践してみようと思ったら、まずはこのマインドブロックを外す必要がある。
そして、マインドブロックを外すのは、他でもない自分だ。
マインドブロックを外すためには、自分自身の行動を変える必要があるのだが、この段階で心が抵抗を感じてしまい、なかなか強固なマインドブロックを外すことが出来ないことが多い。
そんなときは、一気にやるのではなく、例えば同書を読んで投資を始めるのであれば、株や不動産の本を他にも何冊か読んでみて、さらに確信を深くしたうえで、少額から投資を開始する、というように行動を細分化して段階を踏んで進めていくのがいい。
そうすることで、一気にマインドブロックを外すよりも抵抗が少なく、すんなりと新しい取り組みを心が受け入れることが出来きるからだ。
配当金はコツコツと積み上げていくものだが、何か新しいことを始めるときも、コツコツと段階を踏んだほうがうまくいく可能性が高いだろうね。
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